平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

逃げるは恥だが役に立つ 第2話~<プロの独身>とは平穏。しかし、みくりとの生活は……

2016年10月19日 | 恋愛ドラマ
 そりゃあ、ガッキーが、夜、ひとつ屋根の下にいたら、眠れなくもなるよなぁ。
 契約結婚とはいえ、〝結婚〟という形式でいっしょに住んでいるわけだし。
 それに、みくり(新垣結衣)は、気配りもできて、素直で、頭が良くて、すごくデキた子。
 距離感の取り方もいい。
 踏み込みすぎだと思ったら、〝波が引くように〟距離を置く。
 相手にも人生があり、自分の時間を大切にしたいと思っていることがわかっていて、心地よい距離感。

 津崎(星野源)は結婚に関して、会社で疑惑!
〝非実在嫁〟(笑)
〝二次元嫁〟(笑)
〝ペッパーくん〟(笑)
 確かに津崎には〝燃えるようなパッション〟が感じられないもんぁ。
 だってガッキーがいっしょに住んでるんだよっ、
 フツーなら「うおぉぉーーーーっ!」なるはず!

 津崎は<プロの独身とは平穏であること>だと言う。
 刺激よりは平穏を求めるのが、その極意。
 でも、契約結婚をした結果は、夜、もんもんとしたり、同僚の沼田(古田新太)や風見(大谷亮平)がやって来たりして、平穏どころではない。
 でも、それでいいんじゃないかなぁ。
 人生はハラハラドキドキした方が楽しい。
 恋愛っていうのは、ものすごい心の荒波だと思うけど、たまにはそういうのもいい。
 だってガッキーがいっしょに住んでるんだよっ ←また、それかいっ!


※追記
 冒頭は『NEWS23』
 あれ、時間を一時間、間違えたかな? と思って時計を見たのは僕だけではあるまい(笑)

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新潟県知事選~与党候補、敗北! 安倍自民党にNOを突きつけて国民ファーストの政治を!

2016年10月18日 | 事件・出来事
 新潟県知事選で、原発再稼働反対で、野党統一候補の米山隆一氏が当選!
 選挙前は、自民・公明党が推す森民夫氏が優勢とされていたのに大逆転だ。

 今回の選挙の争点は〝原発〟。
 このように争点がはっきりしている選挙は野党が勝てる。
 同じく〝原発〟を争点にした鹿児島県知事選しかり。
〝基地〟を争点にした沖縄しかり。
 先の参議院選で東北で野党統一候補が勝てたのも、東北の人が〝TPP〟に怒っていたからだ。

 いまだに40~50%の支持率をもつ安倍自民党。
 僕にしてみれば、大企業優遇で、国民には負担を強いる安倍自民党がなぜこんなに支持率が高いのか、大いに疑問。
 生活はますます苦しくなっているのに支持してる。
 白紙領収書もOK、甘利明のあっせん利得は不起訴でやりたい放題なのに、これを許している。
 現在の国会では〝年金カット法案〟が審議されている。
 日本国民はマゾなのだろうか?

 要するに、自民党に代わる受け皿が野党にないからなのだ。
 だから、反自民を掲げている小池百合子氏がウケている。
 強い受け皿が誕生すれば、自民党など簡単に敗北するだろう。
 だから、まだツッコミどころ満載で頼りないが、野党共闘は方向性としては正しい。

〝争点ずらし〟も安倍ちゃんは上手い。
 選挙の時は必ず〝経済〟や〝アベノミクス〟を争点にする。
 そして勝てば、〝戦争法案〟や〝憲法改正〟を持ち出してくる。
 姑息というか本当に卑怯だ。
 一方、経済政策と言えば、国の借金を増やすだけの、相変わらずの公共事業。
 結果、オリンピック会場や豊洲の件が示すとおり、建設費が膨らんで関係者は大もうけ。
 シロアリがこの利権にぞろぞろ群がっている。

 今回の新潟のように安倍自民党にNOを突きつけましょう。
 今回のようなことが次々と起これば、自民党のおじさんたちも、
「これはマズいぞ。そろそろ国民の方を向いた政治をしなくては」
 と考え始める。
 現在の自民党は、〝大企業ファースト〟で〝国民ファースト〟ではない。
 その大企業の筆頭が〝経団連〟であり、〝電力会社〟〝ゼネコン〟〝武器産業〟。
 そしてメディア対策、広告宣伝業務をおこなっているのが〝電通〟。
 安倍自民党は彼らの利益のために政治をしている。

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真田丸 第41回「入城」~徳川を撃ち破ったのは私。父は黙って見ているだけでした

2016年10月17日 | 大河ドラマ・時代劇
 幸村(堺雅人)のいくさはすでに始まっているようだ。

・老けてやつれた格好で入城して、徳川方を油断させる。
・堺を抑え、大坂の徳川の米蔵を奪取して、兵糧を確保し、徳川の兵糧も断つ。
・上田城の攻防戦は自分がやったことで、父は見ていただけだとウソを語り、自分のカリスマ性を大きくする。

 勝つために、現在できるあらゆることを始めている幸村。
 この点、武者部屋にただ座っているだけの後藤又兵衛(哀川翔)、毛利勝永(岡本健一)とは大いに違う。
 しかし、人が集まれば、嫉妬などさまざまな感情が渦巻くのも現実。
 後藤又兵衛や毛利勝永は、戦場経験において幸村より自分が上だ、と思っている。
 大野治長(今井朋彦)は早くも権力争い。
 豊臣秀頼(中川大志)の信頼が厚く、早速、有効な提案した幸村のことをおもしろく思っていない。
 人間というのは、こうした俗っぽい存在なのだ。
〝豊臣家のため〟という理想を掲げていても、「俺が」「私が」が出てきてしまう。
 …………………………………………

 女性たちは戦いに向かう幸村を快く送り出した。
 春(松岡茉優)は、「もとより覚悟はできております」
 きり(長澤まさみ)は、「苦労大好きですから」
 きりのリアクションは、いかにもきりらしい。
 春は止めると思ったんだけどなぁ。
 だが、春は武家の娘。
 そして、関ヶ原で父・大谷刑部を家康に殺された。
 こう考えれば、「もとより覚悟はできております」の反応もうなずける。
「いくさは嫌です」「なぜ戦うのです?」という従来の大河ドラマで描かれてきた女性はここにはいない。
 …………………………………………

 一方、信之(大泉洋)は完全に平和モード。
 武芸より書物を読むのが好きな信吉(広田亮平)。
 繊細さに欠けるが、才気と武芸に秀でた信政(大山真志)。
 ここで、信吉に家督を譲ることを決定した。
 信吉が早く生まれた嫡男だからだ。
 これが乱世だったら、繊細な信吉よりは武芸に秀でた信政を選んでいただろう。
 信之は平時のルールで物事を決めている。

 女性たちは立派だった。
 剣術の稽古。
 稲(吉田羊)は勝負があったにも関わらず木刀を蹴った信政を叱り、こう(長野里美)は負けた信吉を「不甲斐ない」と叱った。
 普通なら自分のお腹を痛めた子を可愛がるのが母親。
 だが、彼女たちは逆で、自分の子に厳しいのだ。
 それは母親の愛情ゆえの厳しさではあるのだが。
 その他にも稲は信政ではなく、こうの子・信吉に真田家を継がせるという判断を下した。
 理由は信吉に継がせて、信政に補佐させた方が真田家にとって有効だと考えたから。
 稲は私情を捨てて、客観的な考え方のできる女性なのだ。
 …………………………………………

 淀(竹内結子)と幸村の再会は次のようなものだった。
「茶々様」
「また会えましたね、源次郎」
 淀、幸村と名前が変わっても、ふたりの間では永遠に「茶々様」であり、「源次郎」。
 会えば、すぐに昔の関係に戻れるのだ。

 最後は、佐助(藤井隆)VS 服部半蔵(浜谷健司)
 ついに夢の対決が実現!
「われに秘策あり! 全力で押し通~~~る!」
 こうなることは、半蔵が出てきた時点で予想はできました(笑)


※追記
 九度山脱出。
 歌を歌いながら、ひとりずつ抜けていき、逃亡する。
 これを見て、映画『サウンド・オブ・ミュージック』を思い出してしまった。
 三谷さんは意識したのだろうか?

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THE LAST COP/ラストコップ~桜井日奈子、武田玲奈、伊藤沙莉だけに注目して第2話を見る!

2016年10月16日 | 推理・サスペンスドラマ
『THE LAST COP/ラストコップ』と言えば、若手三女優である。

☆三島菜々子(桜井日奈子)には新設定が追加された。
 身長160センチ、体重42キロ ←おおっ!
 食虫植物のモノマネが得意 ←聞いてみたい!
 趣味はオリジナル俳句をつくること ←渋い!
 その俳句とは、
「サラリーマン、宇宙に行ったらエイリアン」 ←録画を止め画にして確認した!

 そして、神奈川県警の若山省吾(竹内涼真)は菜々子のことが好きだった!
 望月亮太(窪田正孝)に菜々子を紹介するように求め、合コンセッティングを要求した。
 わかるよ~、菜々子は可愛いからね。

 冒頭のシーンでは、ナース姿で縛られる!
 ナ、ナ、ナ、ナース姿ですかーーーーっ!
 しかも隣には、メイド姿で同じく縛られている鈴木結衣(佐々木希)!
 ここの制作スタッフ、よくわかってる。
 つーか、完全に狙っているだろう!

 せりふはふたつ。
「確かに京極さんはアフリカにもいない珍獣だと思うんですけど、あたしから見れば、ただの全身セクハラ親父なんで超意外です」
 あとは合コンのイメージシーンで、
「カンパ~イ、カンパ~イ」 ←この言い方が可愛い!

☆小山内美咲(武田玲奈)にも新設定。
 珍しい動物に詳しい。
 理由は…………
「子供の頃、動物図鑑しか友達がいなかったから……」
 美咲って、そういう子だったのか。
 脚本家さん、もっと掘り下げて!

☆山瀬 栞(伊藤沙莉)は怪演!
 京極(唐沢寿明)が現れるのを待って、忍者のように壁の中に<8時間>も隠れてた!
 そして、相変わらずの珍発明!
 今回は<殺人モスキート>!
 小さな蚊のロボットで、ターゲットの首筋にまわり込み、毒を刺す! ←警察なのにいいのか?
 おまけに<殺人モスキート>について熱く語りすぎて、自分の手でつぶしてしまう!(笑)
 栞が出てくる鑑識のシーンは、伊藤沙莉さんの独壇場ですね。
 ………………………………………………………

 よかった~。
 若手三女優にも第2話でスポットライトが当ってきたよ。
 そうじゃなきゃ、見るのをやめる所だった。
 わすかな出番だが、三人にはキラリと光る演技を見せて、存在感を出してほしい。

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潜入捜査アイドル・刑事ダンス~芸能界をパロディにした、おバカドラマ登場!

2016年10月15日 | 推理・サスペンスドラマ
 おバカドラマが始まった!
 土曜ドラマ24「潜入捜査アイドル刑事ダンス」(テレビ東京・深夜0:20分)だ。

 5人のイケメン刑事たちは、芸能人を凶悪犯から守るため、アイドルとなって潜入捜査する!(笑)
 配属先は、警視庁 警備部 特殊芸能課!(笑)
 そのメンバーは……
☆辰屋すみれ(中村蒼)~熱血刑事
 『漢! 刑事デカ 泣き虫』という、いかにも昭和臭漂う刑事ドラマに憧れて刑事になった。
 だが、思い込みが激しく、結構、抜けてる。
 すぐ言い訳する所は、ゆとり世代?
☆ユーヤ(大東駿介)~元詐欺師
 人を丸め込むのが上手い ←そりゃ詐欺師だから!
☆ショウ(横浜流星)~コミュ障の引きこもり
 ネットの住人をバカにすると怒る。
☆テル(森永悠希) ~元子役
 擦れてて他人を上から見下ろす ←子役のイメージなのか!
☆D(立花裕大)  ~脳天気なバカ 
 ともかくバカ!

 こんなキャラクターも登場する。

☆胡桃沢くるみ(青山美郷)~メンヘラ系アイドル
 そのキャッチフレーズは
「どうもコンニチワ
 わたし、元気るんるん
 だけどメンヘラ
 元気とメンヘラヲ融合したアイドル ←両立するのか!
 胡桃沢くるみです!
 パカッ!」 ←くるみが割れる音!

 このくるみちゃん、まったく売れていなくて(現在も売れていないが)、この<メンヘラ系アイドル>にたどり着くまで、いろいろ迷走したらしい。
 最初は、歯ブラシアイドル ←斬新だけど、売れないよね……。
 次に、 漫画好きアイドル ←ノーマルだけど、芸能界にはたくさんいる……。
 三番目は、江戸時代アイドル ←どれだけニーズがあるか不明……。
 がんばれ、胡桃沢くるみ~!
 ………………………………………………………………

 この作品は、芸能界のパロディですね。
 子役、アイドルなど、芸能界にいそうな人たちをデフォルメしてパロディにしている。
 第1話に登場した大物演歌歌手・小森林健二(渡辺いっけい)なんかは小●幸子さん!

 昭和と平成の対決でもある。
 『漢! 刑事デカ 泣き虫』を熱く語る主人公・辰屋すみれは完全に昭和の価値観。
 それに対する平成は、ネット住民のショウやメンヘラ系アイドル胡桃沢くるみ。
 大物演歌歌手・小森林健二なんかも売れるために演歌と初音ミク風の音楽を融合させた歌を歌っている。

 脚本は、数々のバラエティ番組の放送作家をしてきたオークラさん。
 オークラさんが見てきた芸能界が今後、どのように表現されるのか?
 ちなみに本日、放送される第2話「愉快に一人だけのひな壇」の舞台は、
 バラエティ番組の『寿命の延びるゴールデン総合病院』!
 予告編のセットなんかを見ると、完全に『行列ができる法律相談所』のパロディ?
 そこには、不倫したタレント・須永アリス(逢沢りな)、芸人・小峠英二(小峠英二)などが出てくる。
 <不倫>は今年のキイワードですしね。
 <小峠さん>もある意味、旬。
 さて、どのようなパロディが展開されるのか?


 第2話予告編はこちら
 潜入捜査アイドル・刑事ダンス 第2話 予告(YouTube)

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「僕は友達が少ない」 平坂読~三日月夜空の屈折! やっぱり夜空は可愛いっ!

2016年10月14日 | 小説
 ラノベの名作『僕は友達が少ない』(平坂読・著/メディアファクトリー)。
 語り部の主人公・羽瀬川小鷹と美少女・三日月夜空の関係は、次のようなやりとりで始まる。

「……エア友達?」
 こくん、と不機嫌そうな顔のまま三日月は頷いた。
「なんだそれ?」
「……言葉通りの存在だ。エアギターというのがあるだろう。それの友達版だ」
「……えーと……」
 俺は思わずこめかみを押さえた。
「つまりその場に友達がいると仮定して喋ってたってことか? なんでまたそんな……」
 俺が言うと三日月は少しムキになったような口調で、
「仮定じゃない。トモちゃんは本当にいる。ほらそこに」
 エア友達とやらの名前はトモちゃんというらしい。
 もちろん、俺にはトモちゃんの姿など見えなかった。
「トモちゃんとお喋りしているととても楽しくて、いつも時間が経つのを忘れてしまう。友達とは本当にいいものだな」
 ………………………………

 容姿以外はいろいろと残念な三日月夜空。
 エア友達の<トモちゃん>の設定も夜空の中ではしっかりできている。
 小鷹にエア友達のトモちゃんのことをからかわれると、
「ト、トモちゃんを馬鹿にするのか? トモちゃんは可愛くて顔も良くて運動神経抜群で優しくて話し上手で聞き上手で、それに……絶対に裏切らないのだ」

 現実に夜空みたいな子がいたら結構イタい。
 でも、三日月夜空はたくさんの読者の共感を得た。
 せりふの最後に「……絶対に裏切らないのだ」という言葉があるが、ここがポイント。
 おそらく夜空は現実の友達にたくさん裏切られて、<トモちゃん>を友達に選んだのだろう。
 夜空は語っている。
「私は一人でも平気だ。学校での友人関係なんて上っ面だけの付き合いで十分だ」
「上辺だけでない真実の友情で結ばれた友達同士なんて、世の中にどれだけいることやら」
…………………………………

 そして、夜空は<友達がいない者たち>が集う「隣人部」というクラブを作ることにする。
 その時、夜空が部員募集のためにつくったポスターのキャッチがこれ!

〝とにかく臨機応変に隣人
 とも善き関係を築くべく
 からだと心を健全に鍛え
 たびだちのその日まで、
 共に想い募らせ励まし合い
 皆の信望を集める人になろう!〟

 何ともわかりづらい文章だが、これには暗号が隠されている。

 にかく臨機応変に隣人
 と善き関係を築くべく
 からと心を健全に鍛え
 たびだのその日まで、
 共に想いらせ励まし合い
 皆の信望をめる人になろう!

『ともだち募集』www
 こんなのわかるやつはいないだろうと小鷹はツッコむが、夜空は真剣で、
「普段から友達を求めている者なら、このポスターに隠された『ともだち募集』という文字に目ざとく気付くはずだ」
 これに対して小鷹は、
「このポスターを理解できる残念な感性の奴とは友達になりたくないなあ……」

 ところが後日、このポスターの暗号に気づいて、柏崎星奈が入部してくるwww
 上手い導入ですね。
 ともかく〝三日月夜空〟というキャラクターが魅力的!
 夜空の孤独や寂しさや願望は、誰もが多かれ少なかれ抱いていること。
 物語は、隣人部に友達が少ないキャラクターたちが集い、心を通わせていく姿が描かれる。
 読者も隣人部の一員になって、バカをやり、笑い、恋愛し、作品世界に癒やされていく。

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逃げるは恥だが役に立つ~<契約結婚>という形式が、みくりたちにはちょうどいい距離感だった

2016年10月12日 | 恋愛ドラマ
 契約結婚!
 契約関係で給料を払うとはいえ、ガッキーが家にいるのである。
 男にとって、こんな幸福なことはないだろう(笑)
 おまけにガッキーが演じる森山みくりは、料理が上手で細かいことによく気づく家庭的な女性。
 病気の時には看病捨てくれる!
 男にとっては、夢のようなドラマ!

 一方で、住み込みの家政婦さんとどう違うのか? という点で考えてしまうが、契約結婚には、一応<結婚>というフィルターが入っている。
 お互いを結婚相手として見るだろうし、外から見れば結婚したカップル=夫婦だ。
 家政婦さんとは、ちょっと意識が違ってくる。
 果たして、みくりと津崎平匡(星野源)の関係はどうなるのか?

 もっとも、ふたりの間にはすでに愛が芽生えていると思うんですよね。
 みくりがおこなった網戸の掃除。
 津崎はこれによって部屋の中が新鮮で明るくなったことに感動し、みくりは自分のしたことを認めてくれた津崎に喜びを感じた。
 津崎は病気の時に財布を預けられるほど、みくりのことを信頼しているし、みくりは小鳥にエサをあげる津崎のやさしさを微笑ましく思っている。
 <感動><喜び><信頼><笑顔>
 こんな素敵な関係ってない。
 みくりも津崎も不器用だから、距離をうまく縮められないだけ。
 <契約結婚>という形式が、ふたりにはちょうどいい距離感だった。
 
 <結婚>に至るプロセスには、さまざまなものがある。
・親が決める
・お見合い
・熱烈な恋愛
・同棲
・できちゃった婚
 <結婚>という山の頂上に登るには、いくつものルートがあるのだ。
 契約結婚もそのひとつ。

 職業に関しても、<妻>や<夫>という職業があってもいい。
 世の中には、レンタル友達、レンタルおじさん、レンタル救世主(←新ドラマ!)といった職業があるらしいが、それが時代の要請なのだろう。
 これが、多様性だ。
 権力や法律や常識ってやつは、人をひとつの枠にハメたがるが。

 友達
 恋人
 夫婦
 男女の関係の中に、<契約結婚>という新しい関係が誕生した。

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真田丸 第40回「幸村」~運命、武士、生き様……さまざまな人の思いと言葉が信繁を動かす!

2016年10月10日 | 大河ドラマ・時代劇
 信繁(堺雅人)の決断に一話を費やした。
 それだけこの決断は重要なことだったのだろう。

 信繁は当初、大坂城入りに消極的だった。
 理由は、
・大軍を率いて戦ったことがないこと
・いくさがそれほど好きではないこと
・現在の生活もそれなりに楽しいこと

 しかし、心の中にくすぶっているものもある。
 きり(長澤まさみ)が指摘した点だ。
・自分がこの世で何もなしていないこと。生きた証を刻んでいないこと
・自分の力や助けを求めている人がいること

 こんな信繁にこれまで前を通り過ぎていった人たちが語りかける。
 以下、燃える回想シーン!

【秀吉】
「秀頼のこと頼む。秀頼のこと頼む」

【淀】
「おかしな話をします。
 私と源次郎はふしぎな糸で結ばれている気がするのです。
 離れ離れになっても、あなたはいつかまた戻ってくる。
 そして同じ日に死ぬ」

【上杉景勝】
「義を蔑ろにする者をわしは断じて許すわけにはいかん」
「死に様は生き方を映す鏡じゃ。おのれに恥じぬように生きるのじゃ」

【宇喜多直家】
「それがしは殿下のために生き、殿下のために死に、殿下のために舞うのみ!」

【北条氏政】
「日の本を分ける大いくさをやってみたかった」

【伊達政宗】
「何万という大軍を率いて敵を蹴散らしたい」

【利休】
「ひと言で言えば定めや」

【呂宋助左衛門】
「この呂宋助左衛門、あらゆる弱き者たちの守り神でござる」

【石田三成】
「何故だ! 何故、私が伏見を追われねばならぬ!」

【母・薫】
「どうしてそのような小細工をするのです。どうして正々堂々と向き合わないのです」

【出浦昌相】
「お前は優しすぎる」

【真田信尹】
「これだけは言っておく。わしのようにはなるな」

【真田信幸】
「気の利いたことを言ってやりたいが、わしは岩櫃城を任され、それだけでいっぱいいっぱいなのだ」

【真田昌幸】
「大博打の始まりじゃあ!」
「いずれ必ず豊臣と徳川はぶつかる。その時は、ここを抜け出し、豊臣につけ」

【梅】
「大切なのは出来るかぎり、人の命を損なわぬこと」

【板部岡江雪斎】
「おぬしの眼差しの奥にくすぶっている熾火が見える」

【大谷吉継】
「おのれが正しいという道を行けばよい。
 それが真田左衞門佐の進むべき道じゃ」

【祖母・とり】
「人は誰も定めを持って生まれてくる。遅いか早いかは関係ない。おのれが気づくか、気づかぬかじゃ。
 見ているぞ、婆は」

 分類すると
・淀、利休、婆様は<運命><定め>
・秀吉と三成は<豊臣家への思い>
・上杉景勝、北条氏政、伊達正宗、宇喜多直家、真田信尹は<武士としての生き方>
・呂宋助左衛門、薫、大谷吉継は<人としての生き方>
・板部岡江雪斎は<信繁の潜在意識>
・出浦昌相と梅は<信繁のやさしさ>
・真田信幸は<自分の気持ちに対する素直さ>
 そして
・昌幸は<父の思い><無念><博打打ちの資質>

 これらのさまざまな要素が背中を押して、信繁は決断したのだ。
 いいですね。
 決断の理由が<義のため>とか<豊臣家のため>とかという単純なものではなくて。
 たったそれだけの理由で決断してしまったら、信繁は薄っぺらい人間になってしまう。
 人間ってそんな単純なものではないんだよ、という作家の深い人間洞察がうかがえる。
 ひとりの人間は、こうしたさまざまな人たちの<思い>と<言葉>で構成されているのだ。
 <幸村>の名前が、今までに自分に関連した場所や事柄を紙片にしてつくられたのも、こういった意味合いが込められているのだろう。

 個人的には、
 北条氏政の「日の本を分ける大いくさをやってみたかった」
 呂宋助左衛門の「この呂宋助左衛門、あらゆる弱き者たちの守り神でござる」
 がジワジワきた。
 たったワンシーンのひとつの台詞なのにすごいインパクト。
 昌幸の「大博打の始まりじゃあ!」
 も好き。

 さて、<真田幸村>として生まれ変わった信繁。
 今までは時代の観察者の面が多かったのだが、残り十回は真の主役として活躍しそう。
 回想シーンを巧みに使った見応えのある回でした。

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「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」~ジブリの主題歌に癒やされる(動画あり)

2016年10月09日 | コミック・アニメ・特撮
 ひさしぶりにジブリのアニメの主題歌を聴いて心を洗われる。

☆「魔女の宅急便」~「やさしさに包まれたなら」荒井由実

  歌詞の内容は次のようなものだ。

  窓のカーテンを開いた時の木漏れ日……
  雨上がりの庭のくちなしの香り……
  これらには、神さまのやさしさや愛や奇跡が込められている。

  大人になると、日々の生活やさまざまな感情で、こうしたことを感じられなくなるんですよね。
  子供の目で世界を見れば、世界はたくさんのやさしさや奇跡でいっぱいなのに。

  このユーミンの曲は42年前だそうだけど、まったく古さを感じない。
  心にスーッ と入ってくる。
  主人公のキキが、目を輝かせて家を飛び出していく姿が頭に浮かぶ。

  「魔女の宅急便」~「やさしさに包まれたなら」荒井由実(YouTube)

☆「天空の城ラピュタ」~「君をのせて」井上あずみ  

  あらためて聴いたら、すごい曲だった。
  この地球上には、〝出会うべき君〟がいるから探しに行こう。
  地球は〝出会うべき君〟を乗せて動いている。 〝出会うべき君〟を隠してまわっている。
  すごいですね。
  天空から地上を見つめている。
  大きな地球視点の歌。
  こういう視点の歌詞って、なかなかない。

  一方で、旅立つにあたって必要なのは、〝ひと切れのパン〟と〝ナイフ〟と〝ランプ〟だという具体的な描写も忘れない。
  そして、旅立つ少年が心に抱えているのは、〝父親の熱い思い〟と〝母親のまなざし〟。
  すごい言葉のセレクトだ。
 〝母親のまなざし〟なんかは、今から思い出すと、すごく理解できる。
  子供の頃、遊びに行く時や学校に行く時、あるいは社会人になって会社に行く時、母親から常に温かいまなざしを受けていたような気がする。

  「天空の城ラピュタ」~「君をのせて」井上あずみ

  音楽というのは、やっぱりすごい。
  ほんのわずかな時間で、さまざまなメッセージや感情を与えてくれる。

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白紙領収書問題~国税庁は見解を出せ! そうしないと日本中がやり出すぞ!

2016年10月08日 | 事件・出来事
 昨日に引き続き、安倍内閣閣僚の白紙領収書問題。

・菅官房長官は1875万円!
・稲田防衛大臣は520万円!
 の白紙領収書をもらって自分で金額を書き込んでいた。

 この金額に比べれば、富山県議の偽造領収書の金額なんて微々たるもの。
 舛添都知事の<ホテル三日月>の領収書なんて小さい、小さい。
 菅や稲田が許されるのなら、富山県議も舛添さんも許してやろうよ。

 この件に対する高市早苗総務大臣の見解はこうだ。

 

「領収書の発行元から了解を得ていれば、法律上問題は生じない」
 そんなもの、今回のケースは政治資金パーティの領収書なんだから、いわば仲間内、いくらでも操作できるだろう?

 国税庁はこの件について見解を出せ。
 そうしないと、われわれ民間も同じことをやり出すぞ。
 取引先に白紙領収書をもらって金額を自由に書くのだ。
 これを日本中の会社がやり出したら、税務署も調べようがない。
「筆跡が同じじゃないか」と税務署に問われたら、「だって菅官房長官も稲田防衛大臣もやってる」「高市総務大臣は法律上、問題ない」と言っていると返せばいい。
 こういう事態にならないために国税庁は見解を出さなくてはならない。
 というか、
 白紙領収書に自分で金額を書いてはいけないというのは、われわれ民間では常識なんだけど。
 政治家の世界は別なのかね?

 タックスヘイブンの税脱がれといい、世の中は権力のあるヤツに有利に出来ている。
 正直者はバカをみる。

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