09年3月7日。東海道静岡方面へのブルトレ撮影のために7日は、18きっぷで茨木から名古屋を経て富士まで移動した。名古屋で一旦降りて、乗り潰しをしてから富士へ向かうという忙しい行程を組んだ。本来はながらで東上して、東京都内で一発撮って、翌日は富士近辺でできれば富士山を絡めてブルトレを撮りたいと目論んでいたが、金曜の夜に用事が入ったため、行程を大幅に変更してながらは最後に乗らずじまいで、そこは心残りだ。18で名古屋まで行って、名鉄瀬戸線、リニモ、名古屋市交東山線と名古屋乗り残し3線を踏破して、夕方に近い時間に東海道を上がり、富士駅ではやぶさ・富士が狙えるように行程を組んだ。
早朝から活動!…と言っても先週の九州遠征よりかは少し遅い時間の始動となり、茨木発6時34分の快速でいざ米原へ。快速は12連での運転だったが、程よい乗り具合で、何とか席を確保して、米原まで楽ちん移動ができた。米原からは117系8連の快速に乗車。かつては4連や3連での運転が主流だった東海道本線米原~大垣間だが、近年はセレブ東海を見せつけられるかのように増結が行われて、かつての18きっぷの難所がウソのようになっている。山陽筋の姫路~岡山間もJR発足当初に比べると改善が進んだように思えるが、米原~大垣間には敵わない。米原から名古屋までも余裕の道中で、尾張一宮あたりで少し乗ってきたが、車内は余裕がある状態だった。時期的なものもあるが、不況の影響で利用者が減った…と短絡的に考えてしまうのは悲しいサガである。トヨタのお膝元である名古屋ではタクシーに乗れば不景気という言葉が出てくるが、こと電車に乗っている限りは特に不景気を感じることもないのが実際のところだろうか。
名古屋に到着した後は腹ごしらえのため立ち食いへ。いつも名古屋ではきしめんを食すが、あまりおいしくないのとたまにはそばもいいと思い、そばを食べる。きしめんと出汁が違うのか、そばは完全に関西風だった。あの醤油のような真黒な出汁はどこへ行ったのだろう?きしめんは関東風、うどん・そばは関西風が名古屋の流儀なのだろうか?関西風そばをおいしく頂き、腹ごしらえ完了。ホーム端にファンの姿が見られたので、何か来る気配がしていたが、案の定東京メトロの甲種回送が通過。名古屋ではDDの重連やこの手の甲種などが撮影のお目当てとなっているようだ。関西では貨物の追っかけが多いが、近年までブルトレが少なからず残っていたり、485系雷鳥やたまに走る489系ボンに人気が集まるが、ファンの狙いも土地によって違うものだ。
JRを一旦辞して名古屋市交東山線で栄まで移動する。東山線は後でじっくり乗るとして、名古屋の“御堂筋線”は相変わらず混雑している。御堂筋線とはスケールが違うので、絶対数量は10両編成がバンバン走る御堂筋線に軍配が上がるが、名古屋市内の基幹路線の役割を担うことに関しては御堂筋線に負けず劣らずといったところだ。栄に到着して右往左往しながら名鉄栄町駅を探す。事前に地図で見た限りは地上を走っているのかと思っていたが、実際には地下駅になっており、少しばかり驚いた。確かに名古屋の栄の真ん中に地上駅があるという発想自体に無理があった[E:coldsweats01]早速地下ホームへ赴き、ホームで電車を撮影。ちょうど入ってきた急行尾張瀬戸行きに乗車して、尾張瀬戸を目指す。釣り掛でも新車でもない車両に乗り、曲がりくねった線路をだらだらと走る感じの急行で尾張瀬戸までかぶりつきをした。こぎれいな尾張瀬戸駅でとりあえず降りて、折り返しそのまま戻ることも考えたが、駅周辺に撮れそうなところがあったので、時間に余裕があったので撮り鉄しながら新瀬戸へと向かった。尾張瀬戸までの道中では4000系にすれ違ったので、4000系も返しが撮れると踏んで新瀬戸までの間の線路際で張り込んでいたが、ちょうど歩いているところに4000系が現れ見事に撃沈。その返しの上りは撮れたが、下りの方がいい光線状態だったので残念だ。釣り掛け車もどれがどれかわからないがおそらく撮れている?はず。4000系撮影を最後に名鉄瀬戸線に別れを告げて、瀬戸市から愛知環状鉄道に乗車した・・・明日へと続く。