6月29日土曜日。富田近辺でJRや三岐の貨物を撮り、近鉄も撮って、さていよいよこの日の本編に入るため、四日市からいざ賢島へ!途中松阪から贅沢に特急に乗らなくてもよかったものの疲れていたので睡眠が取りたくて快適な特急を選んだ次第です。さらに折り返しは豪華特急しまかぜの初乗りとなります。ネットで見つけた空席に思わずポチっとしてしまいました。せっかくなので週末フリー切符も使い、ちょっとした旅行になってしまったものの、目的はあくまでもしまかぜ乗車です。全てがその前座であったと言っても過言ではありません。賢島に到着すると早速しまかぜの並びが見られました。15時40分発の名古屋行きと16時00分の大阪難波行きが競演中です。
手前が名古屋行きの50102編成、向こう側が私が乗る予定の大阪難波行き50101編成
大阪難波行きは4番線から出発する。16時まで結構時間があったが、あれこれ撮っているうちにあっと言う間に出発時間になった。
せっかくなので1号車から車内見学。やっぱりこの前面展望の座席に座ってみたい・・・もっと落ち着けば予約もできるのではと期待している。
私は平屋の2号車8Aの一人席を引き当てることができた。平屋でも十分満足なシートで、十分豪華なアーバンのデラックスシートをはるかに凌駕する座席だった。
4号車は個室のサロンカー。家族やグループ客にはうってつけの個室で伊勢志摩ライナーのサロンカーよりもはるかに豪華な造りだ。今後、ブームが去った後の利用率が課題となりそう。
しまかぜの売りのカフェは営業前で立ち入ることができなかった。今回利用もしていないので、次回・・・があれば是非コーヒーでも飲んでみたいものだ。しかし、ネットを見るときつねうどん700円とある・・・これでは長続きしないのでは?
座席はすこぶる快適。おまけに通路の反対側は車いすスペースのためこの日は利用がなく、観光客でざわつく車内をよそに結構落ち着いた雰囲気を楽しむことができた。一人旅なら8Aは狙い目です。
座席についているマッサージ機能。リクライニングの角度は上々だったが、マッサージ機能はさすがに本家のマッサージチェアーには劣るのであまり期待しない方がいい。
驚きのパワーカーテンのスイッチ。パワーウインドウならぬパワーカーテンでスイッチを押せばカーテンの上げ下げができるという何とも贅沢な代物。
賢島出発後、カフェにて入手したしまかぜ弁当。1200円にしては上々の幕の内弁当だった。どうせならカフェで食べてもよかったかなとちょっと後悔している。しかし、背面から出て来るテーブルはかなり大きい。おまけに肘掛収納のテーブルもついており、座席テーブルの見本市を見ているようだ。
快適な旅はあっという間に終了。雰囲気は動画で味わって頂ければ旅の一端がわかる・・・車内の雰囲気は全くわからん動画ですが・・・。賢島から大阪難波まで2時間19分の旅はあっという間に終わってしまった感が強い。この電車なら十分神戸まで走れるという感じがしたし、近々実現する京都行き特急も楽しみだ。ただ、残念なことに賢島からの利用は少なく、利用者の中心は鳥羽・宇治山田・伊勢市からがメインで、大阪方も大和八木での下車も結構目立っており、満席になっているのは大和八木~伊勢市の間という感じがする。これだけ豪華な列車だけになるべく長距離の利用をして欲しいところだが、伊勢神宮と言う看板がある伊勢・鳥羽地区に対して、志摩方面は観光誘致に苦戦しているのが窺える。なんとかしまかぜを起爆剤に賢島方面や志摩スペイン村方面への利用が増えるような施策を打って欲しいものだ。最後にファン的な意見として大阪難波での引き上げ時間が早過ぎる!キャパの問題はあるだろうが、終点について記念撮影という人もいるだろうし、もう少し余裕が欲しいところ。なんとかならんもんかなぁ。