7月9日 水曜日 晴れのち曇り
今月は熊谷達也著「モビー・ドール」を読みました。
今まで全く知らない世界の事、と言うのが全員の声でした。
イルカを愛する人たち、観察しながら研究をする人たちがいることすら知りませんでした。
水族館で芸をしているイルカを見たことがあるぐらいです。
自然の海の中で、イルカと一緒に泳げることも知りませんでしたから。
この本を書くために著者はたくさんの参考文献を提示していますし、
現場を体験しているのでは・・・。
如何に大変な作業で書かれたか、そんな話になりました。
「物語としては面白かったけど、文章に少々不満」と言う辛口意見も出ました。
この意見にも皆さん、うなずいていましたね。
6月は阿川弘之著「亡き母や」を読み、5月は山本周五郎著「樅の木は残った」でした。
この大作家の後ですから、仕方がないのかも知れません。
この文章の話から、原稿をパソコンで書くから事も影響している?
と言うような意見も出ました。
パソコンでは文章の訂正も、切り貼りも楽ですから、それが原因かも知れない・・・。
水上勉さんはパソコンをずっと使っていたという反対意見も出たりしました。
確かに文章の出来映えをパソコンに責任転嫁するのも可笑しいですよね。
腱鞘炎に為る作家が少なくなったことは確かでしょうが・・・。(笑い)
この小説の導入のところで、ルナという女性が登場してきます。
そして最後までルナの存在がチラチラしているのです。何故か不思議でした。
ルナは性同一で、もともとは男性として生き、女性に為っていることがわかります。
同時にイルカを怯えさせているシャチが、実は性同一だったのです。
人間とシャチ、どちらもそのことで悩んでいることを理解して欲しいと、ルカが訴えます。
イルカとシャチの自然を書きながら、性同一という現在の社会問題を絡ませているのです。
それぞれ何らかの悩みを抱えて、登場人物はこの仕事をしているのです。
その絡みも面白かったですね。
性同一と言うことが、小説の種に為りうる時代に為ったと言うのも納得していました。
興味深くメンバー全員、一気に読めたそうです。
今月は熊谷達也著「モビー・ドール」を読みました。
今まで全く知らない世界の事、と言うのが全員の声でした。
イルカを愛する人たち、観察しながら研究をする人たちがいることすら知りませんでした。
水族館で芸をしているイルカを見たことがあるぐらいです。
自然の海の中で、イルカと一緒に泳げることも知りませんでしたから。
この本を書くために著者はたくさんの参考文献を提示していますし、
現場を体験しているのでは・・・。
如何に大変な作業で書かれたか、そんな話になりました。
「物語としては面白かったけど、文章に少々不満」と言う辛口意見も出ました。
この意見にも皆さん、うなずいていましたね。
6月は阿川弘之著「亡き母や」を読み、5月は山本周五郎著「樅の木は残った」でした。
この大作家の後ですから、仕方がないのかも知れません。
この文章の話から、原稿をパソコンで書くから事も影響している?
と言うような意見も出ました。
パソコンでは文章の訂正も、切り貼りも楽ですから、それが原因かも知れない・・・。
水上勉さんはパソコンをずっと使っていたという反対意見も出たりしました。
確かに文章の出来映えをパソコンに責任転嫁するのも可笑しいですよね。
腱鞘炎に為る作家が少なくなったことは確かでしょうが・・・。(笑い)
この小説の導入のところで、ルナという女性が登場してきます。
そして最後までルナの存在がチラチラしているのです。何故か不思議でした。
ルナは性同一で、もともとは男性として生き、女性に為っていることがわかります。
同時にイルカを怯えさせているシャチが、実は性同一だったのです。
人間とシャチ、どちらもそのことで悩んでいることを理解して欲しいと、ルカが訴えます。
イルカとシャチの自然を書きながら、性同一という現在の社会問題を絡ませているのです。
それぞれ何らかの悩みを抱えて、登場人物はこの仕事をしているのです。
その絡みも面白かったですね。
性同一と言うことが、小説の種に為りうる時代に為ったと言うのも納得していました。
興味深くメンバー全員、一気に読めたそうです。