歩きながら言葉がわき出てきて、久しぶりに短歌を作っていました。

１１月２６日　水曜日　晴れ

朝からとっても良いお天気でした。

ところがこの所わたしの気持ちが重たくなってしまい、何かに挑戦する元気が無くなってきています。
自分で自分がこんなにコントロールできなくなると言うのも今までに無いことです。
疲れたためなのでしょうか・・・。

母の所に毎朝電話をしていますと、体調が悪くても元気そうな声で話をしようと努力しています。
母は目下大阪の末息子の所に行っていますから、おはよう電話もお休み電話もしないでよいのです。
その為でしょうか、朝から鬱陶しい気持ちが全く治ってきてくれないのです。

電話に出て暗い声を出すのも嫌ですし、娘が電話してきた時思いっきり愚痴を言ってしまいそう、それも嫌でした。
それで昼寝をする時は留守電にしておけば良いのに・・・、と言われていたことを思い出して、
昨日からずっと留守電状態にしてしまいました。

急用が有れば、携帯メールででも連絡を取ってくるでしょうし・・・と断行しました。
電話を気にしないでいるというのはとっても気楽でした。
掃除機をかけていてもお風呂を洗っていてもいつも電話の音を気にしていました。

家の廻りを何となく歩いてきました。
歩きながら不思議なほどに、言葉が次々と浮かんできて短歌が出来てしまっていました。
歩きながらメモをして久しぶりに短歌を何首も作っていました。

ずっと以前、欝状態から脱出できたのは短歌のお陰だったのです。
５・７・５・７・７の決められた字数に思いを入れ込む、わたしには一種のゲームでしたね。
あるじはロマンティックな良い短歌を作れる人でしたが、
わたしはまるで正反対、現実その物をそのまま読み上げていました。

次から次へと出て来る今日の言葉はやっぱりわたし自身、病んでいるような歌ばかりでした。
でもそれはもしかしたら、この状態から脱出できる兆しかも知れない・・・。
それを書き留めながら、あるじの作品を拾い出してパソコンで小冊子にしてみようか、と思いつきました。

わたしの短歌もついでに拾い出して、二人分それぞれの歌集を作ってみたくなりました。
何かすることを探していましたから、良いアイディアかもしれません。
２０年以上前の作品しか有りませんが、同人誌は取ってありますからそれ程大変な事では無いでしょうし。
わたしもなんとか元気にならないと・・・です。

あるじが大好きでしたわたしの友人が「１年って早いわね。」と連絡が有りました。
２９日の土曜日にお出で下さるそうです。去年も彼女はやって来て下さいました。
あるじが逝って、１２月３日で丸２年になります。
それを覚えていて下さり、訪ねて下さる彼女の想いがとても嬉しいです。