フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

12月3日(土曜日)夫の16回目の祥月命日です。

2022-12-03 22:07:48 | 老人一人暮らし

12月3日。16回目の夫の祥月命日。
今朝、お参りをするとき、16年前の朝を想い出しながら手を合わせました。
これと言う病気が無かった夫の急逝、辛かったです。

ドラマでは大きな声を出すケースが多いけれど、”あり得ない”と実感。
瞬間、固まってしまい動けませんでした。
動けるようになるまで、どの位だったか全く覚えていません。

”毎年、この時期になると、わたしの精神状態が少し平常でなくなる”と、
長女に言われた事があります
結婚した時、わたしは父の会社の経理兼財務をしていましたから、
わたしにも収入が有りましたが、わたしの収入を使わず、自分の収入だけで
生活をして欲しい、と言われたのです。

夫の収入がどの位なのか、生活費にどの位必要なのか、見当もつきませんが、
夫からの言葉に、”はい”と返事をしました。
結果、わたしの収入は家に持ち帰らず、その場で銀行に預けていました。
さらに、夫の母から”ボーナスは貯金すること”と言われていました。

大した金額でなくとも積み重ねは大きく、自然に建築費が出来たのです。
偶然、工事監督で横浜に通うので、自宅の建築を勧められました。
学生の時、”家を建てる時は、言いなさい。設計管理をしてあげる。”と、
恩師の息子さんから言われていました。一級建築士になったばかりでした。

まさかそれが現実になるなど、予想もしていませんでしたが、
何度も声を掛けられ、わたしたちも決心。オイルショックの直前でした。

工事が終わるころ、オイルショックになり、物価が高騰し建材も高騰…。
その頃のことを時々思い出します。
工事の件で訪ねて来られると、夫と二人でボトル1本空にするのが常、
楽しそうに飲んでいました。気が合っていたようです。

引っ越しは12月10日でした。丁度50年前の事です。
多少変えていますが平面図は、ほぼわたしの作図の儘。
わたしは、思い出一杯のこの家で生涯を終えたいと思っています。

一日遅れで、明日二人の娘とお墓参りに行く約束をしています。 

コメント
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