３月２２日（金曜日） この時期になりますと、恩師ご夫妻を思い出します…。

今日も好天気の空。嬉しかったです。
出来れば、目下、寝室にしています和室に置いています本を整理したい、と思っていました。傍に置きたくて、２階から降ろし、ベッドの脇に並べてます。

刺繍の図案や、料理の本などを優先にして、専門書は少しだけ…。

数年前に恩師が亡くなられました。
それまでは、恩師が立ち上げられた、研究会もあっという間に自然消滅…。

恩師の葬儀も、ひっそりとなさったよう…。

最も、研究会主催で生前の恩師の写真や著書などの展示をし、先生ご夫妻

の遺骨と写真も会場に…。
先生は１月に救急車で運ばれ、入院なさり、其の後２月に、奥様も同じ病院に救急搬送…。

先に、奥様が先に亡くなられました…。

わたしが恩師にお目に掛かったのは、奥様が亡くなられて間もなくでした…。

それまで近親者のみの面会許可でしたので、お伺いできませんでしたが、
息子さんから、”面会に行って欲しい…”と、電話を頂き、急遽病院へ…。

桜が咲き始める頃でした。
西行の桜好きは有名です。西行を尊敬しておられた、恩師も桜が好きでした。
入院なさっておられた病院の庭の桜も、開花直前、蕾が大きくなっていました

すっかりやつれた恩師は、ベッドに座り”驚いたでしょう？”と一言…。

そして、”やりかけていた仕事が有るので、家に戻りたい…”とも…。

まもなく、退院なさり、ご自宅に戻られたことを知りました…。
奥様は亡くなられ、先生はお一人のはず…。
数日後、恩師の死去の知らせを、研究会から頂きました…。

其の後、如何なさったかは、全くわかりません。研究会は自然消滅…？

この時期になりますと、恩師を想い出します。

わたしが、東北の友人から毎年頂く、””リンゴのお礼に、”土佐文旦”を、
送る様にしている”事を、何気なく話しましたら、”わたしも、柑橘類は好物”との恩師の言葉…。　

それからは、恩師にも毎年お送りしていました…。

我が家には、２月に送られてきました文旦が、未だ数個残っています…。