中右記・嘉保元年1094九月二十三日「今日、御前に於いて御読経二座。孔雀経九日、大般若九日、始めらる。又二間(注1)仁王講、又聖観音御修法始めらる。定賢法務(注2)。
又祇園寶前に於いて大般若御読経始めらる。近日天下に疱瘡の聞えある故なり。圓禅僧都以下七口・・。
天皇は堀河天皇。
(注1) 二間とは、清涼殿の夜の御殿(おとど)の東隣りにある部屋の名。天皇陛下の仏間・修法などが行われた。
(注2) 定賢・・醍醐法務。1024万寿元年から1100康和二年。大納言源隆国の息。若くして出家。醍醐寺十四施世座主。東寺長者。寛治元年1087東寺・醍醐寺で孔雀教法を修し法験により權大僧都。永長元年1096仁壽殿観音供を修し法印。
勝覚の急病を尋ねたところ、勝覚は宮僧正覚源の霊とあんり座主嫡伝の灌頂秘印明を授けたといわれる。(以上密教辞典)
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