近世奇人伝(伴蒿蹊,寛政二(1790) 年刊)巻
「僧契沖、附門人 今井似閑、海北若冲、野田忠粛。僧契沖、諱は空心、俗性下川氏、其の先は近江海生郡馬淵村に住す。祖父は左衛門元宣、加藤肥後侯に仕ふ。父は善右衛門元全、尼崎青山侯に仕ふ。師、寛永十七年庚辰、尼崎に生る。年甫めて五歳、母間はざま氏口から百人一首を授るに不日にしてよく記憶す・父も実語教を授るに又同じ。父母おどろきあやしみぬ。七歳、疾を患ひ . . . 本文を読む
第二十五 三時超過章
(密教では正像末を言わない。行者が一印一明一座行法で退転なければ功徳は無尽で必ず成仏する)
真言密教は法身如来、三世常恒の円明日に住して説きたまへる法爾の教体なるが故に、この教体の前には更に正像末の三時を論ぜず。若し信修することのあらば貴賤男女を通じて悉くこれ其の器ならざるはなし。故に高祖大師の釈に曰はく「人法法爾なり。興廃いずれの時ぞ。機根絶絶たり。正像なんぞ別かたん。 . . . 本文を読む
今日は慶応4年1月1日(1868年1月25日)で明治元年とされる日です。この機会に、明治維新は日本の基礎を破壊する大蛮行(1、神仏分離・廃仏毀釈・修験廃止。2、知識偏重教育)を犯したこと、明治以来の相次ぐ大戦争・大地震はこの大蛮行が日本の国体を破壊しているためであることをまず反省しておかねばなりません。明治維新の愚行・その1、 神仏分離、廃仏毀釈、修験廃止の大罪悪を犯した。その結果が太平洋戦争や東 . . . 本文を読む
今日1月25日は法然上人忌です。法然上人は、長承2年(1133年)4月7日、美作国久米の押領使・漆間時国の子として生まれるが、父が夜討にされたが遺言によって仇討ちを断念。比叡山で得度。承安5年(1175年)43歳の時、善導の『観無量寿経疏』(『観経疏』)によって専修念仏を説く浄土宗を開宗。建暦2年(1212年)1月25日、京都東山大谷(京都市東山区)で80歳で入滅されています。法然上人「百四十五箇 . . . 本文を読む