前世という言葉は佛典に無数にでてきます。仏様は前世の存在を前提として説教されています。したがって前世は当然あるということです。
増一阿含経
「過去世時。有王名寶岳。以法治化。無有阿曲。領此閻浮提境界。爾時。有佛名曰寶藏如來.至真.等正覺.明行成為.善逝.世間解.無上士.道法御.天人師。號佛.眾祐。出現於世。彼王有女名曰牟尼。(かの王に娘あり、なずけて曰牟尼という)顏貌殊特。面如桃華色(容貌はすぐれていて桃のようである)。皆由前世供養諸佛之所致也。(これはみな前世で仏を供養したことによる)」
増一阿含経
「若人妄語。後生人中。言不信用。為人輕慢。皆由前世詐稱偽故(若し人妄語すれば人中に生まれて人に輕慢される。これは前世でうそをついたゆえである。)
若人惡言。受地獄罪。若生人中。顏色醜陋。皆由前世惡言。故致斯報。(もし人惡言をすれば地獄におちるが人間界にうまれては顔が醜くなる。これは前世で惡言したことによる)。
若人倚語。受地獄罪。若生人中。家中不和。恒被鬪亂。所以然者。皆由前身所造之報(若し人倚語すれば地獄罪をうけるが人間界にうまれても家庭不和でつねに争事になやまされる。これは前世の身の報いである。)
若人兩舌。鬪亂彼此。受地獄罪。若生人中。家不和。恒有諍訟。所以然者。皆由前世鬪亂彼此之所致也」(若し人兩舌すれば周囲を騒乱させ地獄罪となる。人間界に生まれても家庭不和となりつねに訴訟にまきこまれる。それは前世で周囲を騒乱させたことによる。)
維摩詰所説經
「維摩詰言。有疾菩薩應作是念。今我此病皆從前世妄想顛倒諸煩惱生。無有實法誰受病者(維摩居士曰、病気のとき菩薩はこの念をなすべし、今我此の病は前世の妄想顛倒諸煩惱より生じる、實法あることなし、だれか病をうけるものあらんや)」
十住毘婆沙論
「世尊於前世 求是菩提時 於一切眾生 行大慈悲心(仏は前世で菩提をもとめるとき一切衆生に大慈悲心を行じた。)
この外ほとんどすべての経典にお釈迦様や菩薩達の前世が描かれています。
来世を考えると今現世が前世であるという事にもなります。
増一阿含経
「過去世時。有王名寶岳。以法治化。無有阿曲。領此閻浮提境界。爾時。有佛名曰寶藏如來.至真.等正覺.明行成為.善逝.世間解.無上士.道法御.天人師。號佛.眾祐。出現於世。彼王有女名曰牟尼。(かの王に娘あり、なずけて曰牟尼という)顏貌殊特。面如桃華色(容貌はすぐれていて桃のようである)。皆由前世供養諸佛之所致也。(これはみな前世で仏を供養したことによる)」
増一阿含経
「若人妄語。後生人中。言不信用。為人輕慢。皆由前世詐稱偽故(若し人妄語すれば人中に生まれて人に輕慢される。これは前世でうそをついたゆえである。)
若人惡言。受地獄罪。若生人中。顏色醜陋。皆由前世惡言。故致斯報。(もし人惡言をすれば地獄におちるが人間界にうまれては顔が醜くなる。これは前世で惡言したことによる)。
若人倚語。受地獄罪。若生人中。家中不和。恒被鬪亂。所以然者。皆由前身所造之報(若し人倚語すれば地獄罪をうけるが人間界にうまれても家庭不和でつねに争事になやまされる。これは前世の身の報いである。)
若人兩舌。鬪亂彼此。受地獄罪。若生人中。家不和。恒有諍訟。所以然者。皆由前世鬪亂彼此之所致也」(若し人兩舌すれば周囲を騒乱させ地獄罪となる。人間界に生まれても家庭不和となりつねに訴訟にまきこまれる。それは前世で周囲を騒乱させたことによる。)
維摩詰所説經
「維摩詰言。有疾菩薩應作是念。今我此病皆從前世妄想顛倒諸煩惱生。無有實法誰受病者(維摩居士曰、病気のとき菩薩はこの念をなすべし、今我此の病は前世の妄想顛倒諸煩惱より生じる、實法あることなし、だれか病をうけるものあらんや)」
十住毘婆沙論
「世尊於前世 求是菩提時 於一切眾生 行大慈悲心(仏は前世で菩提をもとめるとき一切衆生に大慈悲心を行じた。)
この外ほとんどすべての経典にお釈迦様や菩薩達の前世が描かれています。
来世を考えると今現世が前世であるという事にもなります。