福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

東洋大箱根駅伝勝利の合言葉は「感謝」

2014-01-03 | 法話
箱根駅伝は東洋大が総合優勝しました。インタビューでチームのモットーが『感謝』と云っていたのが印象に残りました。これはただのありきたりの言葉ではないと思います。2008年には東洋大の陸上部員が、電車内で痴漢をしたとして現行犯逮捕された事件がありましたが選手らは事件後、「走れることに感謝しよう」を合言葉にして励んだと云います。此の時の、「走れるだけで有難い」という思いは心の底から実感した言葉だと思います。これをいつまでも風化させないで心にとめて本心で感謝を感じるとき思いもかけない大きな結果を生むことになると思いました。
「1番大切なのは体のサイズじゃない、ハートのサイズなんだ。」というアレン アイバーソン(バスケット選手)の言葉があります。周囲に感謝できるというのは相当大きな心がないとできません。しかしその大きな心があるからこそ大きな結果を生じることができるのでしょう。
 心地観経では,「世出世の恩に其れ四種あり。一に父母の恩。二に衆生の恩。三に國王の恩。四に三寶の恩。如是の四恩、一切衆生は平等に荷負す・・」とあり衆生がこれらの四恩を平等に担っているのであるから衆生に感謝報恩すべきとされます。
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