1285、三輪流神道の代表書「三輪大明神縁起」叡尊作。日本紀灌頂と麗気灌頂にもとずく神仏一体を説くもの、天照大神と三輪大明神同体として更に大日如来と習合した三輪神道(後に平等寺の慶円の創設)の本となる。
「三輪大明神縁起
一、 天照大神本迹二位の事
この太神本迹二門御、いま古記並びに現在のことより、その旨明したてまつるなり、先ず本地は、予某年某月日をもって全七か日の詣、天照皇太神名義を、知り奉らんと祈り申す、第七日の結願の日にあたり、早旦御殿に詣ずるの間、叢中處、懇篤信を致し祈り申すところ、御殿とおぼしき河上と空中に音あり、唱えていわく、第一義、天金輪王光明遍照大日尊、云々、予このことばを承ってあえて取らず、心得候と申す、即ち下向おわりぬ、天、第一義天なり、照、光明遍照なり、尊、大日尊なり、此の三段のうち天は応身如来、照は報身如来、尊は法身如来なり、真性観照資成の理智悲三点をいうなり、故に知る、この御名三身即一の大日名乗御なり、此れ本地の意に約すなり。・・」
「三輪大明神縁起
一、 天照大神本迹二位の事
この太神本迹二門御、いま古記並びに現在のことより、その旨明したてまつるなり、先ず本地は、予某年某月日をもって全七か日の詣、天照皇太神名義を、知り奉らんと祈り申す、第七日の結願の日にあたり、早旦御殿に詣ずるの間、叢中處、懇篤信を致し祈り申すところ、御殿とおぼしき河上と空中に音あり、唱えていわく、第一義、天金輪王光明遍照大日尊、云々、予このことばを承ってあえて取らず、心得候と申す、即ち下向おわりぬ、天、第一義天なり、照、光明遍照なり、尊、大日尊なり、此の三段のうち天は応身如来、照は報身如来、尊は法身如来なり、真性観照資成の理智悲三点をいうなり、故に知る、この御名三身即一の大日名乗御なり、此れ本地の意に約すなり。・・」