福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

「ワンヘルス」はつまり「ワンライフ」である

2020-11-22 | 法話
    国連環境プログラム(UN Environment Programme)、国際家畜研究所(International Livestock Research Institute)が『次のパンデミックを防ぐために(Preventing the next pandemic)』を発表。この中で ・人口増と肉食乱獲による自然破壊・グローバル化による温暖化・人類の活動活発化によ . . . 本文を読む
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日本は大乗相応の地であること(藤秀璻著. 興教書院, 1943)等より・・その12(最終回)

2020-11-22 | 法話
お話はぐるりと一回りしまして、親鸞聖人が十九歳の時聖徳太子からお告げを蒙られたところの「我三尊は塵沙界を化す、日域は大乗相応の地なり・・」という句の心が略々ほぼお分かりとおもいます。実際、世界でこういう特殊の国柄は外にないのであります。それですからこの聖徳太子をはじめとする日本のあらゆる高僧がたのおこころを代弁して親鸞聖人の夢告の形をもって現れた「日域は大乗相応の地なり」という文字と、北畠親房の( . . . 本文を読む
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日本は大乗相応の地であること(藤秀璻著. 興教書院, 1943)等より・・その11

2020-11-21 | 法話
聖徳太子より今日まで千三百五十年の長きにわたってこの大乗佛教の精神と云うものが国民の肉となり血となって今日まで流れてきたのであります。その長い間この日域は大乗相応の地なりと謂う無言の声がわれわれの先祖の魂を貫いて鳴り響いて来ました。伝教・弘法両大師の鎮護国家の提唱も(注・・・弘法大師は「御遺告」に「四朝を経て国家の為に奉じて壇を建て法を修すること五十一個度」とあります。また山家学生式で伝教大師は「 . . . 本文を読む
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以前山岡鉄舟が護国寺で大師の書を拝して開眼したと書きましたがその書がわかりました

2020-11-21 | 法話
山岡鉄舟は「書法について」で「・・余かって慶応の昔、音羽の護国寺に参する時、遇々堂殿の一隅に書幅の懸掲せらるるを拝す。字体、脱俗。筆勢邪なし。恰も雲煙龍飛するが如し。転々敬服の感に耐えざらしむ。咫尺して拝視すれば嗚呼是正しく聖佛弘法大師の御手蹟なり。余は其の筆意の妙趣、只之を状すべからずと雖も、日夜欽望の念止む事能わず。爾来僧俗諸先輩に請ふて大師の御手蹟を集むる事幾数種。暇毎に拝写すること数年、漸 . . . 本文を読む
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日本は大乗相応の地であること(藤秀璻著. 興教書院, 1943)等より・・その10

2020-11-20 | 法話
日本は大乗相応の地であること・・その10時代が下って源平の争いの時代に成ると世の中が乱れて思想とか信仰と言うものが地を這うような時代になりました。鎌倉幕府の時代となりますとこれまでの沈滞した仏教ではおさまらない民衆の動きがはっきりとでてまいりまして、この前後にわたってあたらしい大乗仏教を樹立せられる大宗教家が次々と輩出せられたのであります。この新しい大乗仏教の先駆者となられたのが法然上人でありまし . . . 本文を読む
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生苦とはなにか?

2020-11-20 | 法話
生苦とはなにか?四苦八苦のうちの最初に説かれるのが「生苦」です例えば浄土論に「復有生苦老苦病苦死苦愛別離苦怨憎會苦求不得苦五陰盛苦。之所隨逐。智者應當觀察此身。作怨家想」とあります。また『阿含経』には「生老病死は世の常法なり」とか『涅槃経』には「生老病死は常に来たりて衆生を切る」などとあります。しかしこの生苦とは何かが今一つ分かりませんでしたが先日円覚寺管長横田南嶺老師の法話に「生苦とは他の命を犠 . . . 本文を読む
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成實論卷第八三報業品第一百四

2020-11-20 | 諸経
成實論卷第八・訶梨跋摩造・姚秦三藏鳩摩羅什譯   三報業品第一百四 問曰。經中に佛三種業を説く、現報・生報・後報業なり。何者か是耶。 答曰。若し此の身に業を造り即ち此に身に受く、是を名けて現報。此の世に業を造り、次で來世に受くるを是を名けて生報。此の世に業を造り次の世を過ぎて受くる、是を名けて後報。次の世を過ぎて受くる故に名けて後と為す。 問曰。中陰の報業は何の處に在りて受くるや . . . 本文を読む
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日本は大乗相応の地であること(藤秀璻著. 興教書院, 1943)等より・・その9

2020-11-19 | 法話
大乗菩薩の精神を完全に具現し実践の上に生かし切って行かれた第一人者は聖徳太子におわしますことは申すまでもないことです。聖徳太子のご理想というものは我が日出つ゛る圀の古今を一貫するところの惟神の大道と、万国の極宗たる大乗仏教の精神の大調和の上にこそ我が国家はますます皇祖皇宗のご偉業を成就していくことが出来るとお信じあそばされたと拝察し奉るのであります。・・十七条憲法には、惟神の道ということばはありま . . . 本文を読む
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同行二人

2020-11-19 | 法話
昭和61年増上寺教化部の「きょうのことば」に「同行二人」として「うれしい時は、感謝を込めて南無阿弥陀仏。苦しい時には願いを込めて南無阿弥陀仏。罪ある時は許しを乞うて南無阿弥陀仏」とありました。我々大師信者でいえば「うれしい時は、感謝を込めて南無大師遍照金剛。苦しい時には願いを込めて南無大師遍照金剛。罪ある時は許しを乞うて南無大師遍照金剛」です。 . . . 本文を読む
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ダライラマ法皇の対話「2020 幸福とその要因」

2020-11-19 | 法話
ダライラマ法皇の対話「2020 幸福とその要因」   <a href=" https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwjEsPHT9o3tAhVFKH0KHRGKAGcQFjAAegQIAhAC&url=http%3A%2F%2Fwww.da . . . 本文を読む
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賢愚経巻第六・ 月光王頭施品第三十

2020-11-19 | 諸経
賢愚経巻第六・ 月光王頭施品第三十(あらすじ。お釈迦様が涅槃に入られるとき先に舎利弗が涅槃に入った因縁を阿難がきいたのに対し、お釈迦様が過去世においてお釈迦様が月光王であり婆羅門に頭を布施した時、臣下の大臣であった舎利弗が悲しんで先に死んでしまった因縁に依ると説かれた。この頭布の話は実際に有った話として、法顕傳には「ここ(ガンダーラ国)から東行すること7日、一つの国があり、タキシラ(竺刹尸羅・咀尸 . . . 本文を読む
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宇宙の中の命

2020-11-18 | 法話
宇宙の中の命(大峰顕、NHK心の時間)・・から・・関東の方で、内科医をしていらっしゃる方です。浄土真宗の信者なんですね。これは珍しいですね。お医者さんで信仰を持っているという人は非常に少ないわけです。その方は女医さんですけれども、浄土真宗の教えを前から聞いていらっしゃる。その病院で出しておるパンフレットがあるんですよ。その中に書かれてある、ある重症患者との対話のことなんですね。その重症患者は八十四 . . . 本文を読む
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日本は大乗相応の地であること(藤秀璻著. 興教書院, 1943)等より・・その8

2020-11-18 | 講員の活動等ご紹介
北畠親房は神皇正統記開巻第一に「大日本は神國なり」と書いておられます。(神皇正統記 巻一序論 「大日本(ヤマト)は神国(かみのくに)なり。天祖(あまつみおや)初めて基(もとい)を開き、日神(ヒノカミ)長く統を伝へ給ふ。わが国のみ この事あり。異朝にはその類ひなし。この故に神国と云ふなり。・・」)これが今日大変有名な句として何時もくりかえされておる。親房卿は「萬世一系の皇統を上に戴いてゐる、これが神 . . . 本文を読む
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日本は大乗相応の地であること(藤秀璻著. 興教書院, 1943)等より・・その7

2020-11-17 | 法話
この「日域は大乗相応の地なり」(親鸞聖人が得た聖徳太子の夢告)という太子の無言のお声が爾来千三百年間永い日本の歴史のいつの時代にも響き渡っていたことをしみじみと感じざるを得ないのです。このお声に応じて・・・この声なき声を感じて立ち上がって下されたのが各宗の祖師がた、歴史上の高僧方であると思うのです。この飛鳥時代、聖徳太子を中心とする我が国佛教の原始時代におきましては、大乗仏教の至極といわれる法華経 . . . 本文を読む
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オンラインオータムセミナー米中対立とチベット問題

2020-11-17 | おすすめ情報
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