福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は旱・疫病で大赦令を発した日

2024-07-25 | 法話
.日本紀略 / 長元元年(1028)七月廿五日戊午条「廿五日戊午 詔して改元して長元元年と為す 疫癘炎旱に依る也 天下大赦す 大辟以下の罪は皆な赦除す 但し常赦で不免にする所の者は赦さず 又高年云々に賑給を加ふ。」天皇は後一条天皇。・大辟は死刑のこと。・常赦とは奈良時代以後の恩赦の一つ。大赦についでひろく、八虐および故意の殺人、計画的な殺人、贋金造、強盗、窃盗の罪を犯した者以外の犯罪者をゆるすこと . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 4/14巻の12/13

2024-07-25 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 4/14巻の12/13 十二、  田植施主を助給ふ事。 出雲の國大社と云傍に賤しき田夫あり。宿因多幸にして明師の教をも受けず自然に地蔵尊を貴く思ひて御長一尺の木像を設け奉り家の角に小棚を構て安置す。万の初尾を進じて後に自己の為にしけり。されば平生の行、私曲なく真実の振舞いにてぞありぬ。或年の五月の始めに夫婦ともに病苦を受け婦は終に相果ぬ。夫は九死に一生の躰なり。か . . . 本文を読む
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今日は河童忌です

2024-07-24 | 法話
今日は河童忌です。芥川龍之介は1927年(昭和2年)7月24日35歳で自殺しています。しかし芥川の作品には仏教の影響を受けた作品が多いと言われます。「蜘蛛の糸」「羅生門」「戯作三昧」「杜子春」「往生絵巻」「報恩記」「尼提」「点鬼簿」等です。特に「河童」では「河童の学生が『(河童の国では)それは基督教、仏教、モハメット教、拝火教なども行なわれています。まず一番勢力のあるものはなんといっても近代教でし . . . 本文を読む
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世界のありとあらゆるものが業でないものはない

2024-07-24 | 法話
玉城康四郎、「瞑想と経験」から「業はいろいろに説かれているがその実態をとらえることはむつかしい。業とはkarmanである。『為す』という動詞から転化した名詞である。行為、作用、活動などの意味から転じて仕事、義務、結果、宗教的行事まで含まれている。到底ほかのことばに翻訳することはできない。西洋の哲学者もいろいろ苦心してみたが成功せず、karmanがそのまま現代のヨーロッパ語になっている。業は非常に意 . . . 本文を読む
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今日天長四年七月二十四日は大師が、藤原冬嗣三回忌の願文を書かれた日です。

2024-07-24 | お大師様のお言葉
今日天長四年七月二十四日は大師が、藤原冬嗣三回忌の願文を書かれた日です。   「右将軍良納言(良岑安世)開府儀同三司左僕射(藤原冬嗣)のために大祥(三回忌)の斎を設くる願文 奇きかな、逸婀の徳(奇特にすぐれた徳を有せるのは一つの阿すなわち胎蔵界大日の梵字阿である)。皇いまるかな五転の鑁(広大な徳を持つものは金剛界大日の梵字鑁である,これは発心・修行・菩提・涅槃・方便の五転の徳を有す . . . 本文を読む
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今日は虎関師錬示寂の日

2024-07-24 | 法話
今日は虎関師錬示寂の日です。虎関師錬は正平元年(1346)七月二十四日、69歳で示寂。初期の代表的五山文学僧、一山一寧などに師事するとともに東密・台密も相承、日本最初の総合仏教史『元亨釈書』30巻を完成。通称は海蔵和尚。諡号は本覚国師。 . . . 本文を読む
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今日は蘭溪道隆遷化の日

2024-07-24 | 法話
今日は蘭溪道隆遷化の日です。以下ウキぺデア等に依ります。蘭溪道隆は弘安元年1278、七月二十四日66歳で遷化されています。謚号は大覚禅師。無明慧性の法を嗣ぐ。来日して北条時頼の帰依を受け建長寺開山。京都建仁寺で後嵯峨上皇に宗要を説く。鎌倉禅宗の基礎を築いた。国宝「大覚禅師法語規則」があります。「開山大覚禅師法語規則 (書き下し」鞭影を見て後にいくは、すなわち良馬に非ず。訓辞を待って、志を発するは、 . . . 本文を読む
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今日は地蔵盆です

2024-07-24 | おすすめ情報
今日は地蔵盆です1、地蔵菩薩の縁日は毎月24日です。盂蘭盆期間中の地蔵菩薩の縁日、旧暦7月24日を特に地蔵盆と呼び、近畿地方を中心に路傍のお地蔵様をおまつりするならわしがあります。お地蔵様を洗い清めて新しい前垂れをお着せしたり灯籠を立てたりお供え物をしたりします。2、お地蔵様はお釈迦様が入滅されてから、弥勒菩薩が降臨されるまでの56億7000万年の無仏の時代の衆生をみちびいてくださいます。地蔵菩薩 . . . 本文を読む
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今日は忍性が幕命により攘夷祈祷を行った日

2024-07-24 | 法話
今日は忍性が幕命により攘夷祈祷を行った日「弘仁四年1281、七月二十四日幕命により忍性が稲村ケ崎において攘夷の祈祷を修しています。(「叡尊・忍性傳)」忍性は広範な福祉事業を行いましたが霊験も現しました幕府にもその霊験が認められていたことになります。この年の七月一日蒙古軍は暴風雨により壊滅していますがそのご現れることはありませんでした。 . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 4/14巻の11/13

2024-07-24 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 4/14巻の11/13 十一、  火難に力を合わせ給ふ事。 奥州松嶋と申す所にて有りしが上古より誰人の草創とは知らず古き佛寺あり。昔は人家鮮少にして静かなる所にやありけん。今は人家軒を連(つつ゛)け市町の中にぞありける。本尊は地蔵菩薩の像、御長三尺(91㎝)の立像にてぞまします。此の郷に栖生しける入道年五十餘に及びけるが夫婦ともに此の本尊を信じ奉り志あさからざりけ . . . 本文を読む
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今日は疫病により四大寺に祈祷をさせた日

2024-07-24 | 法話
今日は疫病により四大寺に祈祷をさせた日 1、続史愚抄 / 長享二年1488七月廿四日丙戌条「廿四日丙戌 被仰疫病御祈於四箇大寺 〈東大 興福 延暦 園城 〉」2、災害史に「当時甲斐国(山梨県)を中心に記録を残した「妙法寺記」によると、1486年(文明18年)“此の年、疫病流行、千死一生なり”。翌87年(長享元年)“此の年、疫病にて人多く死ぬること大半にすぎたり& . . . 本文を読む
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般若心経に救われた私

2024-07-24 | 頂いた現実の霊験
「般若心経に救われた私」   金沢雲龍寺住職、荒崎良徳師の「般若心経に救われた私」と題する一文が大法輪22年8月号にありました。概要を書いておきます。「昭和58年私(荒崎)は大きな苦しみに出会い、自殺を考えるに至った。毎日暗いうちから本堂の観音様の前で「大般若理趣分」と「般若心経」を唱え続けた。ある日、林屋友次郎師の「般若心経の逐語的解釈」(『般若心経講義』昭和11年 . . . 本文を読む
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7月24日は五千日分のお大師参詣功徳日です。

2024-07-24 | おすすめ情報
7月24日は五千日分のお大師参詣功徳日です。 . . . 本文を読む
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観音経を読誦して水難から助かった事

2024-07-23 | 頂いた現実の霊験
観音経を読誦して水難から助かった事 観音経には「由是菩薩威神力故。若為大水所漂。称其名号。即得浅処。 若有百千万億衆生。為求金。銀。瑠璃。車渠。瑪瑙。珊瑚。琥珀。真珠等宝。入於大海。仮使黒風吹其船舫。飄堕羅刹鬼国。其中若有乃至一人称観世音菩薩名者。是諸人等。皆得解脱羅刹之難。」とあります。 古来観音経を読誦して水難から助かった事は多くあります。   1,古今著聞集巻二「生智法師 . . . 本文を読む
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今日は嵯峨天皇が大師に「富壽神宝」二万銭を賜った日

2024-07-23 | お大師様のお言葉
今日弘仁十二年821七月二十三日は嵯峨天皇が大師(四十八歳)に新銭「富壽神宝」二万銭を賜った日です。(弘法大師全集・年譜。) 「日本紀略」(弘仁十二年821七月)「丁巳(二十三日)、新銭二万を空海法師に施す」 . . . 本文を読む
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