因縁によっておこるところの業は、実体はなくたとえば夢のようなものである。したがってその結果としての実態もまた無い。業を惹起しているとされる前後の因縁もまたないのである。 . . . 本文を読む
「(CNN) 米国のクリントン元大統領は(2023年4月)6日までに、在任時代の1994年にウクライナに核兵器の放棄を迫った自らの行動に後悔の念を示すと共に、同国が核兵器を持ち続けていたとしたらロシアによる侵攻はなかったであろうとの考えを示唆した。」
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地蔵菩薩三国霊験記 5/14巻の2/17
二、喬提長者が家の悪鬼を救ひ玉ふ事
昔如来霊鷲山に在玉ふとき、地蔵菩薩諸国を遊行し玉ひて衆生を教化し玉ふ。毘富羅山と云ふ下に至り玉ひ、喬提長者の家に至り玉ふ。其の長者の家に鬼あり。然るに家内彼の鬼に精気を奪れたるもの五百人あり。並びに皆悶絶して人心なし。如是十日ばかりを経たり。地蔵菩薩此の事を見玉ひて思召すは實に苦しむべく痛むべし。我今此の衆生をあはれ . . . 本文を読む
今日は仁壽殿観音供の宣旨が出た日です
覚禅抄「延喜十六年916七月二十七日、宣旨(醍醐天皇)、權大僧都観賢を召して云、仁寿殿に於いて観音像を供養すべし。又毎月十八日同じく奉供すべし。件の観音は十一面菩薩、脇士は梵天帝釈」
このあと永長元年1096ころには観音供は宮中二間で行われるようになっています。
神皇正統記にも「又十八日の観音供〈略〉宗により深意あるべし」 . . . 本文を読む
文明十四年1482「(一月二十七日)泉涌寺住持教見を召して受戒あらせらる、後、数此の事あり、七月二十七日、雲龍院(注2)聖秀を召して之(受戒)を行はる」(後土御門天皇実録(注1)・御湯殿上日記)(注1.後土御門天皇は践祚後応仁の乱が起き、寺社や公卿の館は焼け、朝廷の財源は枯渇して朝廷は衰微した。後土御門天皇は敬虔な仏教徒であり、貧窮は自分の罪障が原因と考えて、以下の和歌を詠じられた。「誓ありと 思 . . . 本文を読む
地蔵菩薩三国霊験記 5/14巻の1/17
地蔵菩薩三国霊験記巻之五目録
一、佉羅陀山事
二、喬提長者が家の悪鬼を救ひ玉ふ事
三、唐の法聚寺地蔵の像の事
四、同じく善寂寺の像の事
五、尼僧徹の事
六、王氏霊験を得る事
七、母、女(むすめ)の方便に依りて往生の事。
八、伽藍を汚す罰の事。
九、常燈を犯す罪業の事。
十、願に随って益を得の事。
十一、生身の盲目開く事
十二、 . . . 本文を読む
今日は湛空上人遷化の日です。以下浄土宗大辞典等に依ります。湛空は建長五年(1253)七月二七日78歳で遷化。正(聖)信房。法然の門弟。左大臣徳大寺実能の孫にあたり、法眼円実の息。初め天台に登り顕密二教を修学。後に法然に帰依し専修念仏につとめる。法然とその門弟の長老である信空から、それぞれ円頓戒を相承されていて、事理の二戒を相伝したといわれる。土御門天皇に授戒、その御遺骨を嵯峨の二尊院の塔に納めたと . . . 本文を読む
今日弘仁五年閏七月二十六日は大師が「元興寺の僧中璟が罪を赦んことを請う表」を書かれた日です。
「沙門空海言す。空海聞く、刑を緩うするの文顕はれて前書にあり。責を宥むるの言、嚢策(昔の書)に聞こえたり。之を以て草纓艾韠(そうあいがいひつ、尭舜の世の獄衣)、美を垂拱の年に揚げ(獄衣を着せただけで世が治まるという美風)、赭衣畫冠(しゃいがかん、秦時代、赤い獄衣と冠に罪名を書くもの)、誉を無為の日に流す . . . 本文を読む
「日光山縁起(原文)」
(あらすじは以下にあり。
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方丈記の作者鴨長明は建保4年閏6月10日(1216年7月26日))61歳で死去しています。
長明は賀茂御祖 (みおや) 神社の禰宜 (ねぎ) 長継の次男で従五位下に叙せられ,琵琶や和歌に優れていましたが50歳で出家,法名を蓮胤 (れんいん) と号し,日野の外山に隠棲しています。当時は神官の出で出家する者も多かったようです。神官の出家(「神道とはなにか」伊藤聡著)には「・・そもそも神官神職は僧尼と . . . 本文を読む
「本朝皇胤紹運録」(第九十一代後宇多天皇)「徳治二年(1307)七月二十六日、(仁和寺の禅助を戒師とし、亀山殿の寿量院で)御出家。四十一。御法名金剛性。十一月二十一日東大寺に於いて受戒。」 . . . 本文を読む
地蔵菩薩三国霊験記 4/14巻の13/13
十三、 江州木本地蔵の霊験。
江州伊香具郡木本の邑長祈山浄信寺(滋賀県長浜市木之本町に現在。)地蔵菩薩
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先祖供養は幅広く根気強く
雑誌「致知」に経営コンサルタントの天明茂氏と村上和雄筑波大学名誉教授の対談「『先祖の因縁』って本当!?——家系分析をとおして分かったこと」の記事がありました。ここでも先祖の因縁は末代まで続くことが書かれています。先祖は子孫に祟ることなどしない、とよく言われますがこの記事を読むと先祖も必死て助けを求めていることがわかります。溺れる者藁をも掴む、とは . . . 本文を読む
史料綜覧 巻七 / 永享元年(1429)七月廿五日条「廿五日 幕府 諸社ノ怪異ニ依リテ 醍醐寺等ヲテ 之ヲ祈禳セシム」史料綜覧 巻七 / 永享三年(1431)七月廿五日条「廿五日 幕府 変異ニ依リテ 諸寺ヲシテ祈禳セシム」天皇は後花園天皇。室町幕府は足利義教。この後、永享5年 永享の山門騒動、永享7年 和賀の大乱、永享10年 永享の乱と騒乱が続きます。 . . . 本文を読む