SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

関西詣で 10  近鉄今里 02

2010-07-10 | 鉄道・バス
今里駅に居ると、いつまでも飽きない。
それにホーム先端の撮影スポットには喫煙所もある。



関西私鉄は戦前から都市間輸送の要として大規模な運営を行っていた。
大きなターミナル、ターミナルの上のデパート、櫛形タイプの大きな駅施設、
高架複々線、110km/hの高速運転(規則違反で120km程度まであり。)、クロスシート完備の大型車両、冷房車など。
これらはアメリカの電鉄経営を模範としたものだ。

一方、東京の私鉄は郊外に延びる路線なため、田舎電車の様相で、
電車も小型で、高速運転を行っていなかった。
複々線化、高架化もまさに今行っている状態だ。
その時間の開きは50年ほどもあっただろうか。

ただ、関西私鉄はJR西日本の急激な巻き返しと、大阪経済の沈下で、
乗客数は減少の一途をたどっており、ラッシュ時でも新聞が読めるほどに
改善されてしまった。
乗客にとっては楽でよいのだが、経営上は厳しい状況になっている。
そんな中、阪急と阪神の統合や、阪神、近鉄の直通乗り入れ、
停車駅の大幅な増加による利便性の向上、高速運転への取り組みが
行われている。





平城遷都1300年祭の記念電車がやってきた。





窓部分にまで装飾が施された車両だ。




もちろん、窓部分は透過式のフィルム。








窓部分の装飾。
しかし、ここまでやるのはすごい。

せんと君は最初に見た時は「気が振れたのではないか。」と思うほど変なキャラだったが、
想定外に人気が出てしまった。
「きもキャラ」ということらしい。




今里ホームから見た風景。

この家はちょっと驚く形態。
大阪っぽい。





奈良線で学園前に向かう。

運転台には「阪神対応」のステッカー。
運転台の左上には「トレインナビ」が装着されている。
カーナビのようにGPSを使い、あらゆる支持、情報を音声で知らせる優れもの。
カーブのお知らせ、停車駅の指示、ブレーキの指示も行われ、ホーム進入時にもブレーキ指示が出る。
工事箇所の注意も出される。
JR西日本も今春から採用開始した。
福知山線のような大事故が起こらないように、少しでも役に立てばよいのだが。

ちなみに音声は女性の声だが、カーナビほどヤンワリではなく、
厳しい声なのが鉄道らしい。
「停車!! 停車!! 停車!! 」っていう女性の声で、
運転手は身を引き締めるのである。
最後に、「ピッタリ停止!ピッタリ停止!」って連呼されるのが
ちょっと面白い。






奈良線の東大阪市の連続立体交差化が進んでいる。
既に下り線側が切り替えられていた。
これが完成すれば、生駒山登り寸前までが立体交差になる。


SONY α900、Minolta AF APO TELE Zoom 100-300mm F4.5-5.6
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関西詣で 10  近鉄今里 01

2010-07-10 | 鉄道・バス

鶴橋駅には今は使われていないホームがある。
近鉄でももっとも乗降客の多い駅に、こんな風景が残っているのが不思議だ。



1駅隣の今里駅にて、しばらく行き交う電車を見る。
頻繁にいろいろな電車が行き交うのは、南海新今宮と同様、
関西独特の風景だ。




阪神電車も頻繁にやってくる。
この最新式1000系は、近鉄の顔にも合わせたもので、
当然、近畿車輛の製作になる。





ビスタカーは今も健在だ。




大阪線、奈良線はしばしば競争になる。
この複々線区間は最高速までは出さないものの100km近い速度を出すこともある。




昔は奈良線の車両が大阪線の車両より幅広だったのがよくわかる図。
昭和30年代から40年代の近鉄の標準的な顔だ。
この顔が一番しっくりくる。
右側の8600系がデビューした時のことは鮮明に覚えている。
毎月無料で自宅配布されていた近鉄ニュースの表紙の写真にクーラーが
連続したデザインの新しい電車が写っていたのだった。
このクーラーのデザインと、行き先表示器が車体に埋め込まれない独立した
デザインに驚いたのだった。




名阪特急は安くて快適だ。
近鉄といえば特急。となるのだが、
やはり頻繁に走っていることが重要だ。
飛び込みで乗車できる感覚が需要を喚起するのだろう。




朝は阪神電車も10両編成で走る奈良線。
阪神は今まで最大で6両だったので、それも新しい風景だ。
ただ阪神は18m3扉、近鉄は20m4扉なので、乗車位置はまちまち。
ただ、関西は整列乗車を絶対マナーとは思っていないので、気持ちが悪いということも
あるまい。




最新の主力汎用特急、エースカーがやってきた。
従前の特急車と比べて、車体の大きさが全然違うのがわかる。
130km運転に対応した俊敏なスプリンターだ。




5200系は転換式クロスシートの3扉車。
急行用だが、普通運用にも入る。
連続窓のため車体強度を確保するために、最近では珍しく鋼体。
2両に1箇所のトイレが付き、長距離運用に対応する。
その基本コンセプトが後にJR西日本の221系、223系に採用された。



SONY α900、AF17-35mm/F2.8-4.0(D)、タムロンA09、Minolta AF APO TELE Zoom 100-300mm F4.5-5.6

コメント (2)
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