SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

関西詣で 16  高野山にて

2010-07-20 | 旅行
ついに念願の高野山に登る。


ケーブルカーは相当な急勾配。
乗車は外人も多く、なぜだかサラリーマンも居る。



勾配は550パーミルほどもあるすごい傾斜だ。
車体は古く昭和37年製。




高野山駅を降りると、すぐにバスに乗り換える。
駅舎の写真を撮っている暇はない。
ケーブルカーの駅からは歩いて行けるのかと思っていたが、
そうではないらしい。




実は高野山は広いのだった。
バスもかなり乗るのだ。
もっと狭い範囲に寺や宿坊が点在してるのかと思っていたが違った。

写真は車窓から。





乗車したバスの終点から奥の院を目指す。
大きな敷地の墓所がたくさんある。
大企業の社員のための慰霊碑がたくさんある。

写真はシャープだ。
一流企業の墓所を見るだけでも圧巻だ。




こちらは日産。

一流企業というのはやはり違うなあ。と感心する。
やはり総務部門が管理しているのだろうか。




奥の院に近づくにつれて大きな木や苔に覆われた世界になっていく。
荘厳で厳粛な雰囲気。
なんだかすごい場所だ。
こんな場所はそうそうは無い。




そもそも雨量が多いのだろうか?
苔やシダに覆われた世界だ。













いよいよ奥の院だ。
ここから先、奥の院までの数十メートルは撮影禁止だ。






奥の院はすごい場所だった。
残念ながら写真は無い。



SONY α900、AF17-35mm/F2.8-4.0(D)、タムロンA09
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ECM catalog

2010-07-20 | バンド・音楽
3連休最後の月曜日、次男と自転車で自由が丘に買い物に出掛けた。
やはり連休中に入手したiPhone4のアクセサリーを購入するためだ。

量販店での買い物の帰り、ブックファーストに寄った。
口が達者な次男坊は
「こうやって二人でのんびりと本屋なんかに寄って本を見たりする時間も
いいもんだよね。」
というセリフにほだされて迷路の本を買ってしまうことになった。
彼はすごく口が達者なので、いつも私は「ホダサレテ」しまうのだ。
「どこでそういうセリフを覚えるんだい?」と聞くと、
「パパとママの会話を聞いているうちに覚えちゃうんだよ。」と言う。
感心してしまい、またまた嬉しくもなるのだが、ママに聞くと、
「パパとママのセリフでって、いうのも彼の上手さなのよ。
TVドラマとかで覚えるのよ。パパは完全に彼に負けてるから。」
そういえば、帰りの自転車では
「僕と話しするのは楽しい?」
「うん、すごく面白いよ。」
「じゃあ、いろんなことを話してあげるね。」
「頼むよ。」
「ああ、僕はママが一番好きなんだけど、
なんだかパパも一番好きになりそうだな。」

恐るべし6才児だ。

さて、ブックファーストに行った本当の目的は
「ECM catalog」を買うためだ。
この本は昨年から発売されると噂が出ては延期されてきたのだ。
内容がECMレーベルの全網羅。なので、完全なものにするために
延期されてきたのは仕方がないと、ファンもそう思って待ち続けていただろう。

ついに7月30日に発行されることになった。
本が好きな人なら常識だが、実際の発売日は発行日よりも前だ。
MixiのECMファンのコミュニティでは既に入手したというコメントもある。
ただ、ネットで注文した人は売り切れで待たされているようだ。
こういう時は、実際に書店に行ったほうが早い。

自由が丘のブックファーストは元は青山ブックセンターだったので、
品揃えが、音楽、写真、芸術、建築などに強い。
ここなら絶対にあると予想していた。

予想通り、1冊だが存在していた。






ECM catalog
発行 東京キララ社/発売 河出書房新社
A5判 679頁 定価 4,000円(税抜き)

編著は言わずと知れた稲岡邦彌氏だ。
「ECMの真実」の著者でもある。
㈱トリオで、ECMと契約しレコードを発売していたその人である。
マンフレッド・アイヒャーと会話できる唯一の日本人かもしれない。





200ページにもなるカラーページで、
全ECMのジャケットが並ぶ。
ジャケットは写真としても素晴らしいのは有名で、
ジャケットだけでも数十回の写真展が開けるほどのものだ。
私も中学、高校時代にECMのレコードを部屋の中にずらっと陳列していた。





モノクロページでは全タイトルの詳細とコメントが書いてある。
この部分をじっくり読むだけでも1年はかかるだろう。
とてつもない本である。
そして読めば、CDが欲しくなりそうで怖い。(笑)

私がECMに惚れたのは中学生の頃だ。
父親が海外出張で土産にレコードを買ってきてくれたのだが、
その中に、
Chick Coreaの「ARC」と「Return to Forever」の2枚が入っていたのだ。
特に緊張感のある演奏のARCが好きになり、ECMにどっぷりはまっていった。
今考えれば、中学生なら「カモメ」の方が好きになるのが一般的だと思うのだが、
どうも研ぎ澄まされたサウンドが好きだったようで、
その後、ECMにはまるのは必然だったように思える。




もし許されるならば、1冊は保存用として、もう1冊は辞書のように見たい本だ。

私の本棚でも最も重要な本の1冊になるだろう。
当然、ヘッドフォンでECMのCDを聴きながらお酒も飲みながら読みたい、
そんな本だ。

4000円は安い。


ECM catalog
稲岡 邦彌
東京キララ社

このアイテムの詳細を見る


コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする