山頂で昼食。
ゆざりんとおじさんは昼食持参。
私とコジコジさんはきび団子さえ無い。買い忘れたのだ。
実は山頂に登る直前に森の中をモノレールに乗ってものすごい音をたてながら
上がってきた人を見たのだった。
たぶん、その人が売店の人だと予想していた。
我々が到着してから、売店はオープンした。
時間は13:30頃だったか。
なんと山頂で山菜そばを食べた。
山頂付近にも鹿の親子が居た。
大山はあちらこちらに鹿がいるようだ。
おじさんを先導に、山を降りる。
コースはヤビツ峠経由で蓑毛に向かうコースだ。
ヤマボウシが終りかけ。
白いのは花では無くガクだが。
おじさん曰く、大山で最もなだらかなコースなのだそうだ。
確かに階段は少なかった。
さて、小休憩した時、おじさん曰く、
「さあ、私は今日は銀行に行かねばならないので、先に行くことにしますよ。
みなさんのペースだと銀行には間に合わないので。」
住所や電話番号を交換、秋にはとっておきのハイキングを紹介します。
とのこと。
メールはないところが、昭和7年の男性であって、それ以外は我々より遥かに強靭であった。
気が付いた頃、もうおじさんの姿は見えなかった。
おじさんの言うとおりに、しばらく歩いて一旦ヤビツ峠のバス停まで降りることにした。
しかしバスはもう無かった。
バスが無い場合はまた山に戻って、蓑毛のバス停に行きなさい。
そこは夜までバスが走ってるから。
バス停に一人の女子が居た。
「終バスがもう行ってしまったので、タクシーでも呼ぼうかと思って。」
「我々と一緒に山を越えますか?」
「一人ならもう山越えは無理だと思ったんですが、ご一緒できれば。」
新たな犬をお供にすることができた。
この場合、犬のように賢く元気というわけだ。(笑)
私の頭の中だけ桃太郎(電鉄)。
またまた鹿の夫婦に遭遇。
ここで、またまた声を掛けようかと思ったのだが、桃太郎をしつこく引っ張ってるのは
どうやら私だけのようだ。
新たに合流した女性と話しながら下山。
もうすぐ日が暮れそうだ。
私の場合、暗くなってくると途端に複視の弱点を露呈する。
ピントが合いにくくなって足元が見えず、急に足が遅くなるのだ。
一人で山歩きする山ガールを一行に加えて、足取りは遅いものの順調に下る。
相模湾が見えている。
道が良くなってくる。
秦野市の水源を通り抜けると廃止になったキャンプ場がある。
大昔に来たことがある場所だった。
10年以上前は女房と4駆でキャンプしていた。
蓑毛の停留所に到着。
運良く、バスの発車は3分後だった。
バスは小田急の秦野駅に向かう。
大きな町だ。
ドーナツ屋で休憩する。
山ガールさんが大学の後輩だとここで知る。
また仕事先がゆざりんの住む町だということも。
その後、山ガールさんとコジコジさんは鶴巻温泉で下車して日帰り温泉に入ってから帰ることに。
山ガールさんは予め予定しており、コジコジさんは前回来た時にお湯の不具合で入れなかったリベンジ。
私とゆざりんは登戸へ。
またまた登戸から南武線で帰路へ。
最近は南武線さまさまである。
(終わり)
SONY NEX-5/E18-55mm/F3.5-5.6 OSS