東急渋谷駅を毎日使っている。
16番出口という通路を使うのだが、ここは87段の階段だけの通路で、
エスカレーターやエレベータは無い。
健康の為に使っている。
きっと皆そう思ってる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/37/e3cec4f14e562ba8ae520d476b0c6038.jpg)
先日、16番出口に新しい仲間が増えた。
バスターミナルに出る出口で写真の階段だ。
やはり階段だけの92段である。
今までの階段が16bで新しい階段が16aとなる。
管轄は国交省だ。
恐らく、完成までの仮の階段だろうが、完成は恐ろしく先だ。
確か平成38年とかそんな感じだ。
もう渋谷で働いていないだろう。
しかし、今日は既に雨漏りしていた。
大丈夫なのか国交省。
新しい東急渋谷駅は結論から言えば失敗作だろう。
ただし、利用者からすればの話だ。
鉄道側からすれば失敗ではないのかもしれない。
鉄道側に立てば、東急と東京メトロ副都心線、東武、西武の相互乗り入れが最重要。
東急独自の重要課題はヒカリエ等の東急系のビルへの誘引だ。
よっていずれにせよJRへの乗換が便利である意味は大きくはない。
あまりにも便利だと直通する客が減る。それは困る。
相互乗入は東急、メトロ、西武、東武沿線の利便性であって、JRは今はライバルだ。
東急渋谷からJR渋谷への乗換は不便極まりないのはきっとそういうことだ。
地下5階のホームから苦労して地下3階の改札まで上がっても、ここからJRまでまだまだ迷路は続く。
正直、どのルートが良いかなんて他人には説明もできないし、狭い。
エスカレーターは片方だけで、時間によって上り下りが変わったりするが、覚えてなんてられない。
苦情があって、もう1本増設工事をしている。
一般的には上りエスカレーターが欲しいが、高齢者や私のような目が不自由な人は下りが欲しい。階段は怖いのだ。
だからエスカレーターは2本必要だ。
新しい駅なのに階段ばかりである。
それに曲がったり戻ったりで、直線移動では無い。
エスカレーターが上り下りともにあるのはヒカリエ側で、JRの乗換には遠い。
あと15年ぐらいはこんな魔宮である。
さらに言えば、東急には関係ないが、地上に出たら最後、陸橋を上ったり下ったりの試練が待つ。
16番出口に行ったらもう最後だ。
90段の階段が待つ。
最終形でないにせよ、この設計は利用者を悩ますばかりだ。
本来なら、東急からJRへはパルテノン神殿に通ずるように広大な階段と数本のエスカレーターが
行き先が見える形で配されるべきなのだ。
あまりにもジグザグなため、エレベーターは健常者で満員であり、
本来乗りたい人が入る余地が無い。
エレベーターに大の大人が殺到してる風景は尋常ではない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/6a/bab64884b530fad411620b0d8ba5d84f.jpg)
ホームドアを設置したお蔭で、ホームは思い切り狭くでき、列を作れない場所も多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/b8/cd126aaf0c3e75538ccccc57af5995b0.jpg)
案内図はその極端に狭い部分に行けと書いている。
しかし、実は極端に狭いからこそ、空いているのである。
トリックである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/9f/f100e50ad155b3844b28db4926405569.jpg)
(警備員が3人で並んでいた場所には柵ができた。設計では考えてなかった柵なのだ。)
それに渋谷始発が違うホームであることもあり、整理する警備員がすごく多いのが特徴だ。
人の流れが交錯する箇所がたくさんあるために、そこには警備員が手をつないで並んでいる。
それでは警備員も大変なのだろうか、柵を増設して遠回りさせるように改造した部分もある。
こんな思いをするなら副都心線にそのまま乗っていこうとなるのである。
双直を重要視するのは使命だったろうが、ここまで混乱するとは想定外だったと思う。
東横線に乗っていると中目黒でどっと人が下りるのだが、以前よりも増えてる感じがする。
ひょっとしたら渋谷の乗り換えを嫌って、恵比須でJRに乗り換える人もいるんじゃないかとさえ思う。
恵比寿の乗換はすごく楽なのだ。
新渋谷駅を評価する人はあまり居ないだろう。
これは設計者のミスだろう。
設計は安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所+東京急行電鉄+日建設計+東急設計コンサルタントだそうだ。
安藤忠雄が嫌いなわけではないないが、設計を見直したほうがイイかと思う。
基本は安藤忠雄建築研究所の設計なんだろう。
あの吹き抜けはそうに違いない。
東急上野毛駅も安藤事務所の作だが似ている。
安藤忠雄は人が居ない時に美しく見えるデザインだ。
人が多い場合のデザインじゃない。
しかし、田園都市線がたった1本のホームであれだけの乗客をさばいてるのを見ると、
人の流れがいかに重要かが判ろうものだ。
直線の川は氾濫しないが、曲がりくねった川は氾濫し洪水を起こす。簡単なことだ。
「地宙船」なんてデザインはどうでもよかった。
既に汚れでみすぼらしくなってしまっているではないか。
(吹き抜けの上から電車のエアコンを見てるなんて、私ぐらいのもんだ。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/57/451ca8b471bdf40d57180c909f7778ec.jpg)
ちなみに、東急の案内図にはその16番出口の表記はあっても非常に小さく見つかりにくい!
管轄が国交省だからか。
こういうところが渋谷の町として弱いところだ。
駅のすぐそばに国道があったり、暗渠があったりして、管轄がいろいろだと、まとまりがつかないのだ。
国交省、国、東京都、渋谷区、東急、メトロ・・・
それぞれに思惑はあるんだから。
私は鉄道が好きなので、東急に西武や東武やメトロが乗り入れるのが楽しく、相互乗り入れ自体は大いに評価しているのだが、
渋谷駅だけは何とも困ったものだ。
直通する人は思いのほか少ないし。
それに埼玉の人が横浜中華街に行くなんて、年に1回とか2回だろうしな~。
横浜の人が森林公園や飯能に行くことなんてあるのかな?
それに困ったことに、ホームドアだと電車は撮れないのだよ(笑)。残念~。
SONY NEX-6、16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS
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16番出口という通路を使うのだが、ここは87段の階段だけの通路で、
エスカレーターやエレベータは無い。
健康の為に使っている。
きっと皆そう思ってる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/37/e3cec4f14e562ba8ae520d476b0c6038.jpg)
先日、16番出口に新しい仲間が増えた。
バスターミナルに出る出口で写真の階段だ。
やはり階段だけの92段である。
今までの階段が16bで新しい階段が16aとなる。
管轄は国交省だ。
恐らく、完成までの仮の階段だろうが、完成は恐ろしく先だ。
確か平成38年とかそんな感じだ。
もう渋谷で働いていないだろう。
しかし、今日は既に雨漏りしていた。
大丈夫なのか国交省。
新しい東急渋谷駅は結論から言えば失敗作だろう。
ただし、利用者からすればの話だ。
鉄道側からすれば失敗ではないのかもしれない。
鉄道側に立てば、東急と東京メトロ副都心線、東武、西武の相互乗り入れが最重要。
東急独自の重要課題はヒカリエ等の東急系のビルへの誘引だ。
よっていずれにせよJRへの乗換が便利である意味は大きくはない。
あまりにも便利だと直通する客が減る。それは困る。
相互乗入は東急、メトロ、西武、東武沿線の利便性であって、JRは今はライバルだ。
東急渋谷からJR渋谷への乗換は不便極まりないのはきっとそういうことだ。
地下5階のホームから苦労して地下3階の改札まで上がっても、ここからJRまでまだまだ迷路は続く。
正直、どのルートが良いかなんて他人には説明もできないし、狭い。
エスカレーターは片方だけで、時間によって上り下りが変わったりするが、覚えてなんてられない。
苦情があって、もう1本増設工事をしている。
一般的には上りエスカレーターが欲しいが、高齢者や私のような目が不自由な人は下りが欲しい。階段は怖いのだ。
だからエスカレーターは2本必要だ。
新しい駅なのに階段ばかりである。
それに曲がったり戻ったりで、直線移動では無い。
エスカレーターが上り下りともにあるのはヒカリエ側で、JRの乗換には遠い。
あと15年ぐらいはこんな魔宮である。
さらに言えば、東急には関係ないが、地上に出たら最後、陸橋を上ったり下ったりの試練が待つ。
16番出口に行ったらもう最後だ。
90段の階段が待つ。
最終形でないにせよ、この設計は利用者を悩ますばかりだ。
本来なら、東急からJRへはパルテノン神殿に通ずるように広大な階段と数本のエスカレーターが
行き先が見える形で配されるべきなのだ。
あまりにもジグザグなため、エレベーターは健常者で満員であり、
本来乗りたい人が入る余地が無い。
エレベーターに大の大人が殺到してる風景は尋常ではない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/6a/bab64884b530fad411620b0d8ba5d84f.jpg)
ホームドアを設置したお蔭で、ホームは思い切り狭くでき、列を作れない場所も多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/b8/cd126aaf0c3e75538ccccc57af5995b0.jpg)
案内図はその極端に狭い部分に行けと書いている。
しかし、実は極端に狭いからこそ、空いているのである。
トリックである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/9f/f100e50ad155b3844b28db4926405569.jpg)
(警備員が3人で並んでいた場所には柵ができた。設計では考えてなかった柵なのだ。)
それに渋谷始発が違うホームであることもあり、整理する警備員がすごく多いのが特徴だ。
人の流れが交錯する箇所がたくさんあるために、そこには警備員が手をつないで並んでいる。
それでは警備員も大変なのだろうか、柵を増設して遠回りさせるように改造した部分もある。
こんな思いをするなら副都心線にそのまま乗っていこうとなるのである。
双直を重要視するのは使命だったろうが、ここまで混乱するとは想定外だったと思う。
東横線に乗っていると中目黒でどっと人が下りるのだが、以前よりも増えてる感じがする。
ひょっとしたら渋谷の乗り換えを嫌って、恵比須でJRに乗り換える人もいるんじゃないかとさえ思う。
恵比寿の乗換はすごく楽なのだ。
新渋谷駅を評価する人はあまり居ないだろう。
これは設計者のミスだろう。
設計は安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所+東京急行電鉄+日建設計+東急設計コンサルタントだそうだ。
安藤忠雄が嫌いなわけではないないが、設計を見直したほうがイイかと思う。
基本は安藤忠雄建築研究所の設計なんだろう。
あの吹き抜けはそうに違いない。
東急上野毛駅も安藤事務所の作だが似ている。
安藤忠雄は人が居ない時に美しく見えるデザインだ。
人が多い場合のデザインじゃない。
しかし、田園都市線がたった1本のホームであれだけの乗客をさばいてるのを見ると、
人の流れがいかに重要かが判ろうものだ。
直線の川は氾濫しないが、曲がりくねった川は氾濫し洪水を起こす。簡単なことだ。
「地宙船」なんてデザインはどうでもよかった。
既に汚れでみすぼらしくなってしまっているではないか。
(吹き抜けの上から電車のエアコンを見てるなんて、私ぐらいのもんだ。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/57/451ca8b471bdf40d57180c909f7778ec.jpg)
ちなみに、東急の案内図にはその16番出口の表記はあっても非常に小さく見つかりにくい!
管轄が国交省だからか。
こういうところが渋谷の町として弱いところだ。
駅のすぐそばに国道があったり、暗渠があったりして、管轄がいろいろだと、まとまりがつかないのだ。
国交省、国、東京都、渋谷区、東急、メトロ・・・
それぞれに思惑はあるんだから。
私は鉄道が好きなので、東急に西武や東武やメトロが乗り入れるのが楽しく、相互乗り入れ自体は大いに評価しているのだが、
渋谷駅だけは何とも困ったものだ。
直通する人は思いのほか少ないし。
それに埼玉の人が横浜中華街に行くなんて、年に1回とか2回だろうしな~。
横浜の人が森林公園や飯能に行くことなんてあるのかな?
それに困ったことに、ホームドアだと電車は撮れないのだよ(笑)。残念~。
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