クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

2010年冬・山陰の旅(その5)

2011-02-07 22:55:56 | 山陰線
1日目の模様はこちら


 2010年12月19日(日)の朝となりました。6時50分に起床。PCを返却した後、お握りと焼きそばの朝食をとり、7時20分頃にチェックアウト。この日は境線の全駅下車を目指します。
 境線に駅巡りに先立ちまして概要を紹介します。境線は、米子と境港を結ぶ全長17.5km、駅数15の盲腸線です。普段は普通列車のみの路線ですが、列車によっては妖怪車両も運用され、土休日には臨時快速列車も走ります。今年(2010年)度の上半期にはNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が放映され、水木しげるの出身地である境港の町は一躍脚光を浴び、観光客で賑わっています。

米子駅に到着したのは発車の3分前。「青春18」に日付印を入れ、何とか7時30分発の1633K(キハ47 2019+キハ40 2115)に乗車しました。もしこれを逃すと、当日中に境線全駅踏破が果たせなくなるのです。



7時38分に後藤駅に到着。交換可能駅で、島式ホーム1面2線の構内です。



本線の脇の引込線は、後藤総合車両所に繋がっています。JR西日本の気動車の多くがここで全般検査を受けます。このため、境線はこの駅まで電化されています。



境線の各駅には、正式な駅名の他に妖怪にちなんだ駅名も付けられています。ということで、このブログでも全駅紹介します。最初に紹介する後藤駅は「どろだぼう駅」です。



構内踏切を渡って駅前に出ました。待合所に券売機がありますが、無人駅で駅舎もありません。駅名板には一旦木綿に乗った鬼太郎のイラストが描かれています。駅裏はアパート群です。



それでは周辺散策。敷地外に出ると、ホープタウンやパチンコスロット・KINDAIのある一帯に出ました。朝方だからこそ静かですけど、昼間から夜にかけては賑やかでしょう。また、中央に流れる川は米川といい、弓ヶ浜への農業用水とするために開削された人工河川です。郡奉行米川所平の監督により元禄13年(1700年)により掘削が始まりましたが、宝暦9年(1759年)にようやく完成を迎えた大土木工事でした。源流は車尾戸上山の麓にあり、日野川と法勝寺川の水を引いています。


20分滞在しただけで、7時58分発の1634K(キハ47 137+キハ47 1054)に乗車して次なる駅へ。



8時2分に博労町駅に到着。片面ホーム1面のみの構内で、ホームがカーブしています。



起点から1駅目にあたる博労町駅は「コロポックル駅」です。



それでは駅舎撮影。米子方に待合所がある無人駅です。脇には水洗トイレがあります。



今回は待合室の内部をお見せします。入口に券売機があり、壁にはベンチが3脚並んでいます。高校が近いせいか、床面にはゴミが多く散乱し、お世辞にもキレイとはいえません。



それでは、周辺散策にまいりましょう。米子東高まではおよそ0.3kmです。


つづく
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2010年冬・山陰の旅(その1)

2011-01-26 00:02:44 | 山陰線
 このカテゴリーは、山陰本線とその周辺路線の駅巡りについて取り上げています。対象路線は山陰本線と境線の予定ですが、ひょっとしたら若桜鉄道や一畑電鉄も登場するかもしれません。
 山陰本線は、京都と幡生を結ぶ全長673.8kmの日本最長の路線と、長門市と仙崎を結ぶ盲腸線から成っています。京都と下関を裏日本経由で結ぶため、電化区間と非電化区間が入り混じり、現在は直通列車がありません。城崎からはほぼ日本海沿いを走るなど風光明媚な区間が多く、また、沿線には鳥取砂丘や出雲大社など観光資源が豊富で、この路線を目的とする旅行者も結構居ます。尚、境線については、後ほど紹介します。
 前置きはこれくらいにして、2010年12月18日(土)~20日(月)の乗り継ぎ旅行にまいりましょう。



「青春18」に日付印を入れ、新津駅0時7分発の「快速ムーンライトえちご」で出発。私にとって5度目の183系31編成ですが、10月に全般検査を終えたようで車体や足回りはピカピカです。思ったほど混雑しておらず、私の隣は空席でした。福顔花カップで一杯やれば、大宮の手前まで記憶なし。


鉄道唱歌が鳴り、定刻5時10分に新宿駅7番線に到着。山手線内回り電車(400G~500G=E231系540編成)と京急の快特を乗り継いで羽田空港へ。朝食をとり、JAL1663便で出雲縁結び空港へひとっ飛び。


今回の機材はJA8659。私にとって最後となるであろうA300-600Rなので、機内を紹介します。


 まずはクラスJ。2+3+2のアブレスト。



続いてエコノミークラス。2+4+2のアブレストです。フラッシュで白くなっていますが、シートはねずみ色とオレンジ色の2色です。この日の搭乗率は推定9割で、私の隣には子供会の付き添いの母親が座りました。



ランウェイ34Rから離陸した後、富士山の北方をかすめて赤石山脈を横断し、名古屋上空を通過して若狭湾に出るルートをとりました。スカイメイトがサービスなのは有り難かったです。



高度を下げ、美保関半島の上空を通過すると、そろそろ出雲縁結び空港に着陸です。



予定より5分早い9時10分に到着したので、展望デッキに上がります。折角のA300-600Rですが、立ち入り区画が制限されて機首部分が隠れてしまいました。ですが、この後の乗り継ぎがかかっているので、出発を待たずに撤収。9時25分発の出雲市駅行きのバス(島根200か419)で後にします。



9時43分に直江駅入口BSに到着。R9沿いは店舗が多く賑やかです。


住宅地の中を歩いて間もなく直江駅に到着。出雲空港の最寄り駅を1つ発見しました。



それでは(旧)駅舎撮影。昭和17年10月築の、端正な形の木造駅舎です。明治の木造駅舎にも見えますが。トイレは左手の小さな建物。この木造駅舎は地元民のための会議室と化しており、鉄道利用者は立ち入ることが出来ません。



跨線橋自体が事実上の現駅舎と言えるでしょう。1番乗り場の正面に駅入口があり、券売機もあります。窓口のようなものがありますが、ざっと見る限り無人駅といえるでしょう。



構内を撮影しようとホームに下りると、ちょうど「サンライズ出雲」が通過しました直江駅は交換&退避可能駅で、2面3線の構内を有します。



残り時間が少ないですが、南口に行ってきます。跨線橋の入口に「人の和」というモニュメント。新興住宅地の完成を記念して、平成5年に建てられたそうです。


ホームに再び上がると、乗客がだいぶ集まってきました。快速アクアライナー(3450D=キハ126-1015+キハ126-15)に乗車して米子方面へ。


続きはこちら
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