最近、留萌本線の留萌~増毛間の廃止間近で話題となっている北海道の鉄道界。JR北海道には国鉄形気動車が多数生息しています。昨年はキハ40系を紹介しましたが、今回はキハ54系を紹介します。
キハ54系は国鉄末期に導入された、2ドアでデッキ付きの全長21.3mの気動車です。最高速度は95km/hで、急行列車に使われたことがあります。JR四国にロングシートの0番代、JR北海道にセミクロスシートの500番代が生息します。で、今回紹介するのはJR北海道の500番代の方です。
JR北海道のキハ54系は、旭川(宗谷北線運輸営業所を含む)と釧路に配置されており、留萌本線、宗谷本線、石北本線、釧網本線、根室本線(花咲線)に生息しています。釧路配置車は厚岸湾の海の様子が描かれています。しかし、今回登場するのは旭川配置車です。
前置きはこれくらいにして、留萌本線のキハ54系の現況を見てみましょう。
張子は、2016年5月21日の留萌本線4924Dを。「キハ54 503」でした。北一已駅手前の踏切で撮影。
お次は、北一已駅にて留萌本線4925Dを。「キハ54 506+キハ54 528」の2連でした。
3つ目は、恵比島駅にて留萌本線5428Dを。「キハ54 528」でした。
ここで、「キハ54 528」の車内を。グレーの転換クロスシートです。天井には扇風機が、つまり非冷房です。
ついでに銘板を。「キハ54 528」は昭和61年に富士重工で製造され、平成4年に釧路で、平成16年に苗穂で改造されています。
峠下駅にて留萌本線4930Dを。「キハ54 506」でした。
幌糠駅まで歩き、留萌本線4932Dを。「キハ54 528」でした。
しばらく待って留萌本線4929Dを。「キハ54 503」でした。
「キハ54 503」の車内。「キハ54 528」と同仕様です。転換クロスシートは5列で、車端部はロングシートです。
ついでに銘板を。「キハ54 503」は昭和61年に新潟鐵工で製造され、平成4年に釧路で、平成17年に苗穂で改造されています。
藤山駅にて留萌本線4934Dを。「キハ54 503」でした。
最後に、深川駅にて2016年5月22日の留萌本線4926Dを。「キハ54 503」でした。
留萌本線のキハ54系の現況は以上です。今回は2両の銘板が登場しましたが、いずれも既述の通り昭和61年の製造であり、今や30年選手です。数年後には新型電気式気動車に置き換えられよう。
ここで運用の話をしよう。仮に今、留萌本線が全線で廃止になったとすると、キハ54系の運用数が少なくとも2本なくなります。見方を変えれば、JR北海道の島田社長がキハ54系の検査期限を鑑みつつ、留萌本線の廃線の時期を探っているのではなかろうかとも考えられます。
次は、「留萌本線全駅下車の旅」をお伝えします。
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江差線駅巡りの話の種としてJR北海道のキハ40系をお伝えします。
北海道をJRで旅していると必ずと言ってもいいほど見かける気動車があります。それはキハ40系。札幌近郊及び留萌本線、宗谷本線の音威子府以北や根室本線の釧路以東以外の線区で運用されています。日高線及び室蘭線の東室蘭以東で出力増強車である700番台が走る他は、一部の例外を除いて白地に黄緑色の帯となっています。新潟地区のものとは異なり、例外なくワンマン仕様であり、非冷房でデッキというものが存在します。また、厳しい気候の地域を走ることから窓は二重となっています。このようにJR北海道の顔ともなっていますが、デビューから35年余りが経過し、経年故障も多々発生し、昨年には釧路発帯広行きの2526Dが発煙のため白糠にて運転打ち切りとなる事態も発生しています。JR北海道は、再生計画の一環として、来春のダイヤ改正にて「腐食が進み、使用に耐えられない」10両を淘汰し、その充当列車を15%程度減らすとしています。
それでは、北海道のキハ40系の運用シーンを見てみましょう。
まずは、2014年8月23日の函館線5882Dを。「キハ40 1815+キハ40 1813」の編成で桔梗駅に到着しました。
次に、2015年9月21日の札沼線5425D。「キハ40 822」にて石狩当別駅で発車を待っていました。
その「キハ40 822」の銘板。富士重工にて昭和56年に製造されました。
その「キハ40 822」の車内。1+2列のボックスシートになっています。
扇風機を拡大。しっかり「JNR」と付いているではないですか
石狩月形駅で交換した札沼線5424D。「キハ40 402」でした。ドアの色が黄緑です。
その「キハ40 402」の銘板。昭和56年に富士重工で製造され、平成6年に苗穂工場で改造されています。
「キハ40 402」の車内。2+2列のボックスシートになっています。
2015年9月22日。北海道医療大学駅に到着する札沼線5426Dを。「キハ40 402」でした。
そして、札的駅まで乗車した札沼線5427Dを。「キハ40 822」でした。札沼線の石狩当別以北の気動車は毎日車両交換が行われるのではなく、交番検査など必要な場合のみ回送で札幌まで顔を出すのみです。
2015年9月23日。函館線の始発列車である長万部行き2841Dを。祭日なので大沼始発の4850Dの車両をつないでおらず、函館駅発時点で「キハ40 836」の単行でした。
そして、江差線の始発列車である上磯行き1150Dを。「キハ40 808」でした。
その「キハ40 808」の銘板を。昭和55年に富士重工で製造されました。
函館駅から七重浜駅まで乗車しました。「キハ40 808」は2+2列のボックスシートでした。同じ800番代でも、苗穂所属と函館所属とではこうも異なるのですかね。
七重浜駅にて江差線121Dを。「キハ40 802+キハ40 835」の2連でした。
最後に、七重浜駅から木古内駅まで乗車した江差線120Dを。「キハ40 841」でした。
JR北海道のキハ40系の運用シーンは以上です。JR北海道は、2019年度よりJR東日本と共通仕様の新型電気式気動車を導入するとしています。JR北海道での非電化区間は、数年後にはその姿が一変するに違いありません。出来ればキハ54系についてもお伝えしたいところですが、何せ活躍している所が留萌本線以北と道東ですから。
次は、新潟の115系電車の「いま」をお伝えします。
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改札を抜けて駅入口へ。内部は、左から窓口&有人改札、自動改札、KIOSKの順になっており、僅かながらも待合スペースがあります。北広島駅は自由通路の中に橋上駅舎があるようなもので、フリースペースは明るく開放的な感じです。
最初に西口に出ました。ロータリーが形成されており、駅前の居酒屋のクーポン券が配られていました。尚、この自由通路は、エルフィンパークというのだそうです。
歩道橋を渡ると、整然としたエゾマツの森が広がっていました。北広公園の一角ですが、北海道の橋上駅舎は本州のと傾向が異なりますね。
自由通路を通って東口に出ました。高架下には自転車が多数置かれていますが…。高層マンションが隣接しています。
目の前には北広島市芸術文化会館&市立図書館。どのくらいの規模のコンサートが開催できるか分かりませんが、間違いなく最高の立地条件です。
誠に名残惜しいですが、そろそろ北広島を去る時間がやってきました。その前に駅名標を。
10時28分発の1748M(731系G103編成)に乗車して千歳線最後の未乗降駅へ。
10時33分に島松駅に到着。
ブロック積みの駅舎で有人駅です。この駅に降り立って、千歳線全駅下車達成。北海道の祭りは8月がピークのようで、「しままつ鳴子まつり」ののぼりが立っていました。
31分の滞在時間を利用して周辺散策。歩いてすぐの所に元農業倉庫を発見。「夢創館」といい、ちょうどライブのリハーサルが行なわれていました。
向かいの駐車場の脇には、何とコスモスが咲いていました!紫陽花が咲いていると思ったらもう初秋の気配。北海道独特の現象だと思いますが、何しろ今年の夏は異常ですから。
発車時間が近付き構内に入ると、ちょうど「北斗星」が通過していきました。2面4線なので、時間が分かっていれば撮影したのに。。
入線音の録音に成功し、11時3分発の1750M(721系F14編成)と快速エアポート106号(721系F3023編成+F3022)を乗り継いで新千歳空港駅(AP15)へ。もう北海道とお別れです。
続きはこちら
8時40分に新札幌駅に到着。「スーパー北斗6号」の発着を見送りながら平和駅のまとめ。
後続の快速エアポートを利用して構内を。対面式ホームですが、1つの乗車口に何人も並べないほど狭いです。乗降客は多いのに。
duo1の複雑な通路を抜けて地上(北口)に出ました。7年前にも降りたことがありますが、当時は夜間だったのでこの日はしっかりレポートします。改札を出て直進し、南北自由通路を横断するとアークシティーホテルです。また、duo1はバスターミナルや地下鉄東西線に繋がっており、札幌市の公共交通の一大拠点です。尚、周辺は高層マンションが多いです。
横断歩道を渡り、南口(duo2)に出ました。デュオの他にサンピアザという複合商業施設もあり、ここである程度ショッピングできるようになっています。時間が時間だけに、殆どの店は開店前。
更に道路を1つ横切り、近くの科学館公園のベンチでガラナを飲んで休憩。今日の北海道はなので、長袖が絶対要ります。
休憩後、duo2を縦断。2本あるペデストリアンデッキは、いずれもダイエーへと繋がっています。ふと窓を見ると、大谷地バスターミナルが。
9時25分発の1742M(721系F3019編成)に乗車して次の駅に進みます。
9時28分に上野幌駅に到着。2面3線の構内を有しています。
しばらくすると、我が1742Mは「北斗8号」に抜かれていきます。
改札を出る前に駅名標を。
改札を抜けて駅前に出ました。まるで仮駅舎みたいですが、平成10年3月に有人駅となった際に新たに設けられています。改札内にトイレはありません。窓口営業時間は7:00~17:20です。
30分の滞在時間を利用して駅前を飛び出してみます。駅前の道路をR274との交差点付近まで行ってみると、駅の遠景を望める地点に出ます。この駅にはP&Rがあるようです。札幌市と北広島市の境界線上で、北側は住宅や店舗が多いですが、南側は自然がいっぱい。
入線音の録音に成功し、9時58分発の2746M(721系F3020編成)にて次の駅に進みます。
10時5分に北広島駅に到着。しばしば緩急接続が行なわれる駅で、2面4線の構内になっています。
つづく
参考サイト さいきの駅舎訪問
札幌駅南口から出発。7年ぶりなので、この入口は初めて見ました。「青春18」に日付印を入れ、途中で飛行機を利用しながら新津まで帰ります。
札幌駅の駅名標。JR北海道の拠点駅との位置付けなので、「01」と付与されています。
7時54分発の2734M(731系G109編成+721系F1編成)で出発。苗穂、白石の両駅は今回の訪問対象外ですが、白石は橋上化工事中で仮駅舎でした。
8時4分に雨上がりの平和駅に到着。島式ホームの1面2線です。函館本線が併走していますが、そちらは全列車通過です。
改札を出る前に駅名標を。駅名が駅名だけに、スタンプには2羽の鳩が描かれています。
少し暗いですが、改札と窓口の様子。待合ベンチは少人数しか座れませんが、全体的にウッディーな雰囲気です。トイレは改札内にしかありません!尚、窓口営業時間は7:00~18:40です。
まずは東口に出てみました。階段が4重にもなっていますが、下から1,2段目は自転車置き場と連絡しています。駅前は狭く、ロータリーがありません。
雑草の隙間から駅舎を撮影。平成10年7月、有人化に際して改築された、洒落た駅舎です。
閑静な住宅地の向こうにセブンイレブンがあったので、用便のついでにガラナを購入。500ml缶で100円だったので、超お得でした。
折角なので、西口を歩を進めます。眼下には札幌貨物ターミナルが広がっており、横切るのに最低5分かかる広さです。道内各地や東京をはじめ、名古屋、梅田、福岡と結ぶ一大拠点だと思えば妥当な大きさかな。
ようやく西口に出ました。小さいながらもロータリーが形成されています。周辺は住宅地ですが、時間が無いので速攻でエレベーターに乗り、駅へ戻ります。
ホームに出ると、ちょうど「スーパー宗谷1号」が稚内に向けて走り出したところ。息つく間もなく、8時37分発の2738M(731系G118編成)に乗車して平和駅滞在を終えました。
つづく
参考サイト さいきの駅舎訪問
16時41分にサッポロビール庭園駅に到着。構内は2面4線で、我が2491Mも快速列車に抜かれます。ホームは狭いので、通過の際は出るなとされています。
西口に出ました。駅舎はなく、跨線橋の付け根にKitaca専用改札があるだけの無人駅です。待合スペースにはベンチはありませんが、ホームとはドアで仕切られています。尚、ここには駅前ロータリーがあり、公衆トイレもあります。
ロータリーの向こうにはサッポロビール北海道工場があり、庭園(駅名の由来)やパークゴルフ場も見られます。日程の都合上、見学は出来ず。
東口に出ました。西口と左右対称ですが、違うところはロータリーと公衆トイレが無いくらいかな。
付近にはトウモロコシ畑が広がっています。地面のうねり方が如何にも北海道という感じです。
駅構内が見渡せるポイントがあったので、上下の駅名標を並べてみました。
普通列車の一部が通過となるほど付近に人家が少なく、中々面白い無人駅でした。17時8分発の1793M(721系F13編成)に乗車し、本日最後の下車駅を目指します。
17時14分に恵み野駅に到着。対面式ホームの2面2線です。
改札を出る前に駅名標を。
恵み野駅は昭和57年3月に開業した橋上駅で、みどりの窓口とKIOSKがあり、バリアフリー設備も完備しています。但し、トイレは改札外です。
まずは西口へ。白亜の橋上駅舎に夕日が映えており、いい色になってきました。柏陽口ともいい駅前ロータリーがありますが、周辺は空き地だらけです。
改札の前を通り、東口に出ました。基本的には西口とつくりが同じですが、右側の2Fの通路は巨大な自転車置き場に繋がっています。札幌のベットタウンで、他の快速通過駅より利用客が多いです。
駅前ロータリーの様子。周辺は賑やかで、バスやタクシーが多数発着します。
東口ロータリー横のイトーヨーカドーで買出しし、17時56分発の1799M(731系G118編成)にて恵み野を後にしました。北広島から快速エアポート177号(721系F3202編成+F3102編成)を利用し、札幌駅には18時25分に到着。土産などを買い、東横イン札幌駅南口にチェックインしました。夕食は、ESTA10Fの「らーめん共和国」内の「あらとん」で味噌つけ麺とチャー丼。入浴後、サッポロクラシック(北海道限定)で打ち上げ。
つづく
15時6分に美々駅に到着。2面3線の構内で、我が2781Mは「スーパー北斗9号」に抜かれるため5分ほど停車。それにしても、この駅の跨線橋には屋根がないですね。駅裏には貝塚があるらしいです。
植苗駅と同じ設計の簡易駅舎の無人駅で、財産票も同じ「昭和56年1月24日」です。
駅舎内部の様子。落書きが酷いですね。中には「飛行機に乗り遅れそう」というものもあり、実際に新千歳空港の最寄り駅と勘違いして下車する輩もいるそうです。
1時間あることだし、とにかく歩いてみようか。駅前には結構交通量の激しい道路がありますが、とにかく原野ばかりで何もありません。航空会社名が即座に判別できるほどすれすれで飛行機が頻繁に離着陸するのを除いては。
10分弱歩くとR36に出ます。多くの車が高速道路と遜色ないスピードで行き交っていますが、交差点近くに生コンの工場があるだけ。西側には滑走路、東側には原野(写真)の構図が形成されており、人家は全くありません。
少し早めに駅に戻り、駅名標と原野を。これだけ驚きいっぱいの駅なので、うっしーさんの「秘境駅ランキング」でもベスト100に入っています。入線音の録音に成功し、16時10分発の2789M(731系G108編成)にて次なる未乗降駅を目指します。
16時21分に長都駅(H12)に到着。
構内は2面2線ですが、改札内に連絡通路はありません!ホームは可也狭め。
西口に出てみました。白い建物が一応駅舎で、平成元年の改築だそうです。待合所とトイレがあるだけで窓口はありません。空調も入っておらずサウナ状態です。
改札・券売機は専用の建物にありますが、駅員は配置されていません。
駅前にはキリンビールの工場があります。次の駅に行く前に日本のビールのシェアNo.1を見せられた形です。
自由通路を通って東口に出ました。高さをホームに合わせた関係で地上より少し高くなっています。構造については西口と同一です(待合室はない)。付近は住宅地となっており、セイコーマートが目の前です。
ダイヤの関係上、長都滞在を16分に済ませ、16時37分発の1791M(731系G120編成)で次なる下車駅へ。
つづく
参考サイト さいきの駅舎訪問
まずは、新得方にある陸橋を上って。森の向こうにある高層ビルがアルファリゾート・トマムで、駅からはシャトルバスでのアクセスとなります。7年前は窓口まで行きましたが、ポールがあったので今回は諦めました。(前回訪問時は乗り越えたっけ。)
今度は西側へ。あの時と同様に大自然が広がり、人家はありません。ですが、道端には今年の8月30日に実施された衆議院議員の候補者のポスターが。
列車に乗ろうと2番線に行くと、駅裏に道東自動車道の建設現場が。今日(2010年2月3日)現在、この高速道路は千歳恵庭JCT~夕張IC、占冠IC~本別IC、足寄ICが開通しています。今年の6月から無料化されることに決まったので、石勝線の特急列車系統は少なからぬ影響を蒙るでしょう。これが維持されたまま、全通すれば尚更です。(2010.2.2付記、2.3訂正)
台湾人カップルの後ろに並び、12時29分発の「特急スーパーとかち4号」(キハ261系ST1201+ST1102編成)に乗車。自由席は8割方埋まっていました。新夕張までの33分間を利用して昼食タイム。
新夕張からは2632D(キハ40 1704)に乗り継いで南千歳へ。石勝線には当分乗らないだろうから、心行くまで車窓を楽しんで。
13時58分に南千歳駅に到着し、14時2分発の2777M(721系F7編成)に乗り継いで苫小牧方面へ。
14時16分に植苗駅に到着。
構内は、副本線が撤去されており2面2線となっています。跨線橋の上から撮影。
駅舎に出ました。昭和56年1月24日築の簡易駅舎で、Kitaca改札があるだけの無人駅です。苫小牧市に属しており、次週に行なわれた港祭りのポスターが貼られてました。
さて、駅を飛び出してみましょう。駅前には個人商店があり左手には何軒か住宅が建っていますが、右手には御覧の通り廃屋が1軒あるだけであとは何もありません。うっしーさんのサイトには載っていませんが、北海道の無人駅には本当に驚きです。普通列車の一部が通過する駅にはこういう傾向があるのかな。
暫く歩くと、右手には室蘭発着の特急列車の愛称になっている鈴蘭を発見!
駅から一本道を10分以上歩きましたが、周囲は原野ばかりで人家は無し。このあたりで引き返します。
駅に戻ると、ちょうど大阪行きの「トワイライトエクスプレス」が通過していきました!EF81牽引は何度か見ましたが、DD51重連は初めて見ました。
15時ちょうど発の2781M(721系F7編成)に乗車して、千歳線随一の「秘境駅」へ向かいました。
つづく
10時26分に占冠駅に到着。下車したのは私1人!特急列車しか停まらないにもかかわらず、2面3線の横に側線が1本ある構内です。
改札を出る前に駅名標を。新夕張の次の番号ですが、間には信号場が3つあり交換待ちも体験しました。
国鉄後期の典型的な細長い駅舎で、委託ながらも駅員が居ます。左側の白い建物は占冠総合詰所です。石勝線全通時に町の威信をかけてつくられたものだろうか、駅前ロータリーが矢鱈でかいです。この駅に降り立って、石勝線全駅踏破達成。
続いて時刻表。上下それぞれ6本ずつしか停車せず、今回のプランニングで最も苦労した部分の1つです。だからというべきか(?)、窓口横にはも設置され私も書き込みしました。
付近には物産館もあり、占冠村名物も食べさせてくれるレストランもありますが、千歳のセブンイレブンで既に調達を済ませてるため、ひたすらR237を下ります。
坂を下っていくと、トウモロコシ畑が広がり牧場も。初夏の爽やかな北海道らしい風景です。
駅から1kmほど歩いてやっと町場に出て、リカーショップで男山カップなどを購入しました。その後、駅に戻る途中の橋にて丁度ラフティングの光景に出会いました。気持ち良さそうですね~。因みに、この川は鵡川といい、日高本線の鵡川駅付近の海岸に流れ出ます。
入線音の録音に成功し、11時37分発の特急とかち3号(キハ183-1554+キハ182-506+キロ182-507+キハ182-513+キハ183-1551)に乗車しました。尚、この「キハ183系とかち」ですが、今年の10月改正でスーパー化されることが決定しています。
11時52分にトマム駅に到着。対面式ホームの交換可能駅で、可也の客が下車していきます。
ホームが狭いので、「ようこそトマムへ」とあわせて駅名標を撮影。
迎えを待っている彼女がいますが、7年前と同様に駅舎を撮影。窓口はアルファリゾートの方にあり、無人駅となっています。
続いて時刻表。北海道を代表するといっても過言ではないリゾート地へのアクセス駅で、1日上下それぞれ11本ずつ停車します。当駅の次は南千歳というのもあるし。
37分あることだし、7年前と同じように周辺散策しようかな。
つづく
2009年8月1日の朝となりました。6時45分頃に起床。ルートインの朝食はバイキング形式で、種類が多くはっきり言って東横イン以上です。
7時45分頃にチェックアウトして千歳駅を撮影。2面4線の構内をもつ高架駅です。この日は「一日散歩きっぷ」で回り、札幌に泊まる予定です。
改札をくぐって駅名標を。
8時5分発の3858M(721系F4102+F4202編成)にて出発。8時9分に南千歳駅に到着。今朝の北海道はなので、長袖を着てちょうどいいくらいです。
南千歳駅の駅名標。他の駅とは配色が違いますね。
次に乗る列車は「一日散歩きっぷ」が使えないので、一旦改札を出て乗車券・特急券を購入。ついでに、駅舎(自由通路入口)を撮影。近くには、名称は失念しましたが大型商業施設があり、日中は若いコの利用が多いようです。尚、この自由通路はR36まで続いていますが、駅施設から向こうが閉鎖されており、駅舎そのものは撮影できません。
8時29分発の「特急スーパーとかち1号」(キハ261系ST1102+ST1201編成)に乗車。土曜の朝早い時間帯からか自由席はガラガラ。8時58分に新夕張駅1番線に到着。4番線に停車中の2629D(キハ40 1704)に乗り継いで夕張支線に再び乗り込みました。
9時7分に沼ノ沢駅に到着。ここで見る限りは片面ホーム1面のみですが、かつては真谷地炭鉱の北炭への専用線が分岐し、広い構内を有していました。
駅舎に入る前に駅名標を。駅名表示が剥げている所がありますね。
昭和38年9月17日竣工と思われる木造駅舎です。現在は無人化されており、駅事務室が入っていた部分には「レストラン おーやま」が入居しています。この時間帯なので誰も居ませんでした。
駅舎内のギャラリー。初代駅舎などの写真(絵画?)が飾られています。
49分の滞在時間を利用して周辺散策。幹線道路沿いには住宅地が続いてますが、近くにある中学校は今年度(2009年度)いっぱいで閉校だそうです。小中学校の統廃合はここに限ったことではないですが、炭鉱が無くなり働き口が大幅に減少した夕張の現状をまざまざと見せつけられました。
その足でマヤチ川に架かる橋まで行ってきました。川面まで推定50mはある深い谷です。夕張は思った以上に険しい土地ですね。
つづく