柳本駅に降り立ち、黒塚古墳を観光。滞在時間を37分しか確保していないので、資料館に入らずに古墳公園の中へ。
古墳の上に上がると、右手に山々が迫ります。この付近には、行燈山古墳などいくつか古墳があります。
視点を北の方角に移します。眼下には天理市柳本の町並みが広がっています。そういえば、このあたりの上空は伊丹空港へのアプローチルートにあたっているようで、即座に航空会社名が判別できるほど飛行機がすれすれを通過します。
外濠に下りると、彼岸花がちょうど見頃を迎えていました。今夏の猛暑の影響で、時期が少しずれました。
万葉カラーの105系の撮影に成功し、11時38分発の1541Sに乗車。105系P1編成で、車体は青1色。11時40分に巻向駅に到着。
それでは駅舎撮影。駅舎は昭和30年8月築で、券売機と簡易Icoca改札の無人駅です。トイレは奈良方にあります。
滞在時間が20分しかないですが周辺散策。交差点を渡ると、右手に水田が広がっていました。桧原神社へはここから東方へ2km余。近くに小さなレストランがあるので、そこで昼食にして滞在時間を延長しようかな。
迷いに迷って、昼食には三輪そうめんを食べることにして駅に戻ります。材木工場を見て住宅地を抜けると駅です。尚、石塚古墳は駅から西方に600mの所にあります。
発車時間が近付き、駅には乗客が集まってきました。申し遅れましたが、巻向駅は片面ホーム1面のみで待合スペースが小さいです。12時発の543T(105系W4編成)に乗車しました。それにしても、この日の奈良県は暑いです。
12時3分に三輪駅に到着。交換可能駅で、対面式ホーム2面2線の構内です。
跨線橋を渡り、駅舎に入ります。これから訪問する三輪明神の門前町ということで利用客が多く、券売機が2台もあります。窓口は、日本鉄道OB会による運営です。
それでは駅舎撮影。幾度かリメイクされていますが、木造駅舎が健在です。トイレは別棟。
ちょうどお昼時なので、近くの店で三輪素麺でお昼にします。今回は冷たい素麺にしましたが、本当に美味かったです。尚、本来の三輪素麺は温めん(にゅうめん)です。それにしても、入った店を含めて客が少ないのが気になるところ。全国の商店街は軒並み活気が無いですが、この商店街も例外ではないようです。
踏切を渡って5分ほどで三輪明神・大神神社に到着。この神殿は寛永4年(1664年)に4代将軍・家綱によって造営され、西向きに建てられています。桁間9間(21m)、梁間4間(8m)で正面に三間一面の大向拝があり、江戸時代を代表する堂々たる建築物として大正10年に重要文化財に指定されています。中では祈祷が行なわれていたので、門前で参拝しました。
ギリギリで駅に戻り、13時4分発の547T(105系P1編成)で次なる駅に向かいました。屋台では三輪素麺が売られていたので、お土産にしてもよかったかな。
つづく