「介護もトライアスロンも楽しんで」

90代両親を介護の日々ですが、合間に走って泳いで、バイクにも乗って年1回のトライアスロン大会参加を目標に楽しんでいます。

父の徘徊の対応策

2024年02月12日 20時55分56秒 | 介護
97歳の父はもう何年も前から認知症の症状が出ていて、以前は認知症の進行を遅らせる薬を服用していました。しかし別の病院の精神科で母が診察を受けた時に父のその薬のことを話したら、その医師が言うにはこの薬の効果は全く期待できない物で、効果と言えるとしたら親にその薬を服用するに当たっての親子の触れ合いの時間が持てることくらい、と言われたのでした。なのでその後は父の薬の服用は止めて、通っていた医院へ行くこともなくなってしまったのでした。まあ父はもう歳が歳なので認知症が進行するのはしかたのないこと、と割り切って進んだ認知症の症状とその都度対応をしていくしかない、と腹をくくったのでした。

その薬の服用を止めてからもう3年くらい経っていますが、この間父の認知症の症状は極ゆるやかに進行していた、と言う感じでした。しかし去年の夏以降でしょうか、徐々に進行が早まってきていて徘徊することが起こり、一度は警察のご厄介にもなっているのです。このブログでもこの出来事を書いたりもしています。

その際には家のドアに内側から父では開けられない様なカギを追加で取り付けて外へ出られない様に対応をしていました。

そんな中、昨夜の出来事です。父は夜中に何度も起き出してトイレに行ったり台所へ行ったりを繰り返していました。私はその都度目が醒めてしまい0時、1時半、3時半と起きてトイレで転んではいないか等確認をしていたのです。3時半の時は台所に父がいて「何をしているの?」と尋ねると「これからOX(駅前のオーエックスと言うスーパー)へ行くんだ。」と言いだす始末です。最近何度か夜中に外へ出たがる素振りがありました。また今夜もかと思いましたが、「こんな時間にスーパーは開いていないから行くのは明日になってからにしましょうね。」と言ってベッドへ連れて行ったのでした。

しかしその後5時少し前でしたがまた物音がしてどうやら台所へ行った様です。昨晩は私は何度も起こされてまともな睡眠が取れていません。そして台所の裏口もカギを追加で取り付けてあるので外へは出られないからこのままあと1時間ベッドで寝ていよう、と思いまたウトウトしていたのです。ところがそれから5,6分経ったでしょうか?ドアが開く様な音がしたのです。ビックリして起き上がり急いで台所へ行ってみました。

するとそこに父はいません。「ん?トイレか?」と思ってトイレへ行って見てもそこにもいません。慌ててまた台所へ戻って電気を点けると父のスリッパがあって裏口にあった私の靴がなくなっていたのです。「えっ、まさか?」と思いドアを見ると取り付けてあったカギが外れていたのです。急いで外へ出ました。すると父が門扉を開けて道路に出ようとしていたところだったんです。慌てて父の腕を掴んで「寒いから家に戻りましょう。」と言うと、「これからOXへ行くんだ。」外はまだ真っ暗なのに時間の感覚がないのでしょうね。「お店へいくなら明るくなってからにしましょう。」と言って何とか家に連れ戻したのです。

台所へ戻って明るい場所で父を見たら頭やおでこに擦り傷がありました。そして裏口の脇に置いてある靴箱などに使っている戸棚が斜めになっていたのです。どうやら裏口の土間に降りる際に転んだか体勢を崩して頭をどこかにぶつけた様でした。手や腕には怪我をした様な跡はなく、痛いところはないとのことだったのでまたベッドへ連れていったのでした。

その後は朝まで寝ていてくれましたが、朝の着替えの際に右膝に同じ様な擦り傷があったので転んだのかもしれませんね。

頭と額の傷です。





父の身体の傷よりも問題なのは何で裏口のドアのカギが開いたのか、と言うことです。裏口のドアはステンレス製のドアなので追加のカギを取り付ける際に孔を開けられなかった関係で柱に取り付けたチェーンをドアノブの凹みに2重に巻き付けてそのチェーンが外れない様にカギで締めていたのです。




今まではこの方法で問題はありませんでした。実際に父が夜中に何度か起き出してこのドアノブの横にしていたロックのカギが縦に動かされていたことがありましたが、チェーンをしていたことで外に出られなかったことがあったのです。

しかし昨晩は私がチェーンを締める際にカギを取り付けるチェーンの孔を一つ分緩くしていた様でした。緩いとチェーンを動かしているとドアノブからスルッとチェーンが外れてしまいました。うっかりでした。今後はカギをした後にチェーンが外れないかどうか確認しないといけませんね。


今後も父は夜中に起き出して台所から外へ出ようとするのでしょうか?外へ出れなくてもまた裏口のところで転んでしまうことはあり得ます。台所へ行かれない様にするしかないですね。廊下から台所へ入る所のドアにカギを追加するしかないのです。
以前もここに追加でカギを取り付ける様にしようと思ってはいたのですが、うまい具合に取り付けられずにいたのです。困りましたね。それに父が外へ出ようと思って起き出してしまうとその都度私も目が醒めてしまうので毎晩寝不足になってしまいます。何か解決策はないものかと考えていたら思い浮かびました。

母はもう何年も前から寝る前に睡眠導入剤を服用しているので夜中に起き出すことはめったにありません。なんので父にもこの薬を服用してもらって朝までぐっすり寝てもらうことが一番良いのでしょう。明日にでも病院へ電話で問い合わせて処方箋を書いてくれるかどうか聞いてみようと思います。

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