大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 2月15日 赤いライト

2017-02-15 20:00:30 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 2月15日 赤いライト




 夜中に友達の家からの帰り道、近道しようと街灯もない細い小道に入ったら遠くに赤い棒状のライトが揺れていた。
アップライトにしたら、工事現場なんかで立ってる交通整理の人が立っていて赤いライトで誘導してた。
 でも、その先の道に工事なんかしてる様子はなくて真っ暗だった。
一本道で随分奥まで見えてるけど、ずっと真っ暗だった。
 よく見ると、交通整理の人は雨も降ってないのに反射板のついた白いカッパみたいなのを着て、頭まですっぽりフードを被って、こっちを見ながら赤いライトで、

“ 通っていいよ。”

の合図を出していた。
 なんか怖くなって、近づくのをやめてバックしようとしたら、少しづつ歩いてこちらに近づいて来たから、バック下手だけど思いっきりバックで戻って逃げた。
 工事の看板や工事用の電灯などもなく、ほんとにポツンと暗闇に一人だけ警備員が立っている状態だった。
幽霊とかじゃなく、あれは生きてる人間だったから余計に怖かった。










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