
翌日はサンヴィジリオの丘から旧市街を見下ろした。

朝、散歩の途中に城壁からバッサの街を眺めた。かすかにもやがかかっていて、街が霞んで見える。そんな中をジョガーたちが何人も通り過ぎる。異邦人の存在とは無関係に市民たちの日常が展開されている。

途中のトンネルで見かけた母子連れ。

午前10時、やっとケーブルカーが運転を開始したので、これに乗ってサンヴィジリオの丘に上った。

実は前日も丘に上ったのだが、午後だったのでチェントロの教会群にまともに光が当たっていた。

それはそれで美しかったのだが、後方のバッサの街を背景にシルエット気味となるアルタの教会群の姿も見たいと思い、再度の挑戦を試みたというわけだ。

午前中だと確かに教会群はシルエットになっていた。理想は霧に包まれたバッサを背景にアルタが浮かび上がる風景を見たかったが、なかなかそうはいかないものだ。

少しアップで撮ってみた。ここからだとベッキオ広場周辺のチェントロ全体の形がよくわかる。

思い切りアップに。こんな具合に時間帯によってかなり印象が違ってくることがよくわかる。

サンヴィジリオの丘では城壁を利用した岩登り(ボルダリング?)を楽しんでいる若者たちにも出会った。

そこに咲いていた黄色い花がきれい!

丘の上で記念写真を撮っている女性たちにも出会った。
丘から降りて、今度は旧市街を横断して東側にある教会やカッラーラ絵画館を目指した。

石畳の道は本当に歴史を感じさせる。

途中の店のショーウインドウには、なぜか動物の顔が並んでいた。どんな意味があるのかは不明のままだった。

帰り道でも思わず1枚。

名物店だというドルチェの店にはずらりとスイーツが並んでいた。