この場所に病院そのものは15世紀からあったが、20世紀になってバルセロナの5つの病院を統合することになり、パウ・ジルが資金を提供して造られたものだ。現在は世界遺産に登録されている。
サンパウ病院のレンガの茶が、空の地中海ブルーとマッチしてさわやかだ。
改修工事中だったのであまり中に入れなかったが、少しだけ覗いてみた室内の廊下。天井にモザイク模様がなされていた。
それが、差し込む光を反射して輝く。
こうしたことも、モンタネールは計算済みで設計していたのかも。
建物上部の壁にも人物像。
そして玄関塔の周囲にもいろんな彫刻が配置されている。
工事中の部分には、カラフルな覆いがしてあった。
門柱のデザインがまた面白い。
陽を受けて出来た規則的なコントラストが美しかった。
帰りがけ、出入口からのぞくサグラダファミリアの塔が、まるで病院建築とセットになっているかのように見えた。