新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

バルセロナ建築巡礼⑫ サンパウ病院でモンタネールの設計思想をチラリと思う

2020-02-22 | バルセロナ

 この場所に病院そのものは15世紀からあったが、20世紀になってバルセロナの5つの病院を統合することになり、パウ・ジルが資金を提供して造られたものだ。現在は世界遺産に登録されている。

 サンパウ病院のレンガの茶が、空の地中海ブルーとマッチしてさわやかだ。

 改修工事中だったのであまり中に入れなかったが、少しだけ覗いてみた室内の廊下。天井にモザイク模様がなされていた。

 それが、差し込む光を反射して輝く。

 こうしたことも、モンタネールは計算済みで設計していたのかも。

 建物上部の壁にも人物像。

 そして玄関塔の周囲にもいろんな彫刻が配置されている。

 工事中の部分には、カラフルな覆いがしてあった。

 門柱のデザインがまた面白い。

 陽を受けて出来た規則的なコントラストが美しかった。

 帰りがけ、出入口からのぞくサグラダファミリアの塔が、まるで病院建築とセットになっているかのように見えた。

 

 

 

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