陽明門は近年全面修理を終えて、金ピカに生まれ変わった。使われた金箔は24万枚。門全体に霊獣、聖人、子供たちなど508体の彫刻で埋め尽くされているという非常に珍しい門だ。これをつぶさに観察しようと思ったら一日かけても見終わらずに日が暮れてしまうということで「日暮しの門」と呼ばれている。
陽明門を過ぎると、坂下門が見つかる。
ここには左甚五郎作とされる「眠り猫」があることで有名だ。とても小さいので見逃さないようにご注意。
そこをくぐるとすぐに直線の階段、奥宮への参道が始まる。
これからは道も階段もすべて石だけで造られており、一枚一大きな石で構成されている。
少し歩くと上り階段が見えてくる。これもかなり長い上りだ。奥院までずっと続く「石づくしの道」。
ここの階段は合わせて207段あるらしい。一つ一つの段がそれぞれ1枚の岩を加工して設置されているという。手間のかかる仕事で出来ている。
最奥には徳川家康の墓があるという神聖な土地だけに、こうした途中の参道にも特別な思いが込められているのだろう。
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