市中心部にはいくつもの広場が点在する。その1つドゥオモ広場に行ってみた。広場の奥にドゥオモが位置している。
正面に立ってみた。中世の創建だが、建物は16世紀に再建されている。
屋根の上にいくつもの像が並んでいる。その中央部分をクローズアップ。十字架を挟んで2人の天使がいた。アップしてみるとこれが、何とも可愛らしい姿だ。
向かって左側にはちょっと偉そうな人物2人。
右側にも同様に2人。いずれも聖人像に違いない。
内部にはすっきりした空間が待っていた。テ宮殿を手掛けたジュリオ・ロマーノの設計とされる。
主祭壇には大きなフレスコ画が描かれている。テーマは「三位一体」のようだ。
中心に十字架に架けられたキリスト像があり、手前には聖人たちがずらりとにらみを利かせている。
天井はいくつもの細かな仕切りに分けられ、それぞれに絵画が収められている。聖書の物語だろう。
そんな天井とクーポラのアーチが複雑に組み合わさって、不思議な曲線を形成している。
側廊の壁に珍しい作品があった。テラコッタで造られた群像のレリーフ。十字架から降ろされたキリストを囲む人々の姿だ。
側面から見たドゥオモの全景。後方に大きな塔があることに今になって気付いた。
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