サン・ニコラ・デュ・シャルドネ教会に入った。
最初に強いインパクトを受けたのが「飛ぶ天使と見上げる老婆」。ジャン・コリニョンの作品。老婆の悲痛な表情が、ただならぬ事件を連想させる。
中央祭壇には上部に聖母が描かれ、
中心に聖母子像が置かれている。
見渡すと、周囲にもあちこちに様々な彫像、レリーフが配置されれているのが特徴的だ。
この礼拝堂も上部には女性像があり、
その下部には倒れかかった老人がいる。先ほどの「天使と老婆」の構図と関連させたものなのだろうか。
立派なパイプオルガンにも子供たちの像が載っている。
何かに縋るかのように、必死に手を合わせるこんなレリーフも。
どこか悲壮感を漂わせる女性像。
黒い聖母像。スペインでは見たことがあったが、フランスでは黒い顔をした聖母とは初めての対面だ。
全体的になぜかミステリアスな雰囲気が充満している教会だった。
言われてみれば全てがミステリーですね。
あの世とこの世の中間みたいな教会ですね〜。
シャルドネ教会は通りすがりにふらっと入った教会なので、よくわかりません。ネットで見ても「キリスト教原理主義を貫いている教会」、「ラテン語で説教をする」などといった断片的な情報しか見つかりませんでした。
まあ、ヨーロッパの教会はそんな不思議なところにも自由に入れてしまうということが有難いですね。