<1月の鑑賞予定映画>
~きっと見つかる 自分だけの色~
2011年 アメリカ映画 (11.10.22公開)
配給:パラマウント 上映時間:107分
監督:ゴア・ヴァービンスキー 製作総指揮:ティム・ヘディントン
脚本:ジョン・ローガン
音楽:ハンス・ジマー
声の出演:ジョニー・デップ/アイラ・フイッシャー/アビゲイル・ブレスリン/ビル・ナイ
アルフレッド・モリナ/ハリー・ディーン・スタントン
<見どころ>
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの名コンビ、ジョニー・デップと
ゴア・ヴァービンスキー監督が再びタッグを組んだ新感覚アニメ。
自分探しを続けるさすらいのカメレオン、ランゴの声をジョニー・デップが担当する。
『お買いもの中毒な私!』のアイラ・フィッシャー、『リトル・ミス・サンシャイン』の
アビゲイル・ブレスリンも声優参加。
役者の演技をもとに描かれたリアルなアニメーション映像に注目だ。
<ストーリー>
ドライブ中に水槽ごと道路に投げ出されてしまい、砂漠でさまよう羽目になったカメレオン、
ランゴ(ジョニー・デップ)。自分とおもちゃしかいなかった水槽の世界から一転、ダートという
町に流れ着いたランゴは、人間関係、生存競争などに満ちた現実世界の厳しさを知って
いく中、町からなくなった水を取り戻す依頼を受ける。
<感想>
最初ポスター見たとき、「なんでカメレオンが主役なんやろ?」と思いましたが
考えてみたら、主役演じるジョニー・デップが、カメレオン俳優だからね。
観終わったら、納得でした。
今作は、エモーション・キャプチャーという手法で作ったので、カメレオンの動きが
まんまジョニー・デップ ただの吹き替えではなく、ちゃんと演じているからリアルぅ~。
おまけに、「パイレーツ」シリーズのゴア監督だから、ところどころに「パイレーツ」シリーズを
思わせるところがあるんですよねぇ~。
だいたい、カメレオンのキャラが、ジャック・スパロウと同じ性格なのが笑える。
(お調子者ののウソつきっていうところが)
あと、お話が西部劇ということもあって、過去の西部劇作品をオマージュした部分もありました。
あと、いろんなところで、過去の映画作品をパロディしている部分もいくつか見受けられました。
名前が出てこんのが口惜しい。
で、見てのとおり、爬虫類をキャラにしたのが多いんですよ~。
別に構いませんが、なんかカワイクない。「カワイイ」がウケる日本では、どうなのかなぁ?
しかも、カメレオン・ヘビ・アルマジロ・カメ(タートル)以外は、なんの動物を起用しているのか
いまひとつわかりにくい。
↑のマメータが、トカゲとは最後まで、私はわからなかったし・・・。
そうそう、マメータっていう字幕名もどうなの?
そのまま「BEANS(ビーンズ)」って読ませたほうが良かったように思うんだけどな。。
ってか、アルマジロのおじいちゃんをはじめ、悪役キャラの一部が関西弁に字幕が
なっていたのは、なんの意図があったの?
正直、字幕にはめちゃめちゃ違和感を感じてしまいました。
お話は、明快でわかりやすいけれど、ウェスタン映画・パイレーツシリーズを
オマージュしているシーンがけっこうあるので、その作品を観ている人には
にんまりするけれど、全然知らない人にはどうかなぁ。
それと、爬虫類ばっかりで、基本カワイクないので、お子様向けでもないように思います。
ジョニーファンは必見の映画ですね。
だから、ファンの私は、満足の作品です。
点数:7.5点 (10点満点)