NAO日和

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<1月の鑑賞予定映画>

「室町無頼」「サンセット・サンライズ」「雪の花ーともに在りてー」「アンダーニンジャ」

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

2012年11月23日 | 邦画

~YOU CAN (NOT) REDO~

2012年   日本映画   (2012.11.17公開)
配給:東映       上映時間:120分
総監督:庵野秀明
監督:摩砂雪/前田真宏/鶴巻和哉
原作:庵野秀明
脚本:庵野秀明
キャラクターデザイン:貞本義行
メカニックデザイン:山下いくと
音楽:鷺巣詩郎
制作:スタジオカラー
声の出演:緒方恵美   (碇シンジ)
       林原めぐみ (アヤナミレイ:仮称)
       宮村優子   (式波・アスカ・ラングレー)
       坂本真綾   (真希波・マリ・イラストリアス)
       三石琴乃   (葛城ミサト)
       山口由里子 (赤木リツコ)
       石田彰    (渚カヲル)
       立木文彦   (碇ゲンドウ)
       清川元夢   (冬月コウゾウ)
       沢城みゆき  (鈴原サクラ)

<見どころ>
長きにわたり人気を維持し、メディアミックス展開も積極的なテレビアニメ
「新世紀エヴァンゲリオン」を映画化した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ第3部。
最終章に向けて、誰もが予測不能な物語が展開する。制作陣は前2作同様、
総監督の庵野秀明や、鶴巻和哉、摩砂雪らの面々がそろう。
劇場版ならではの迫力ある映像表現に加え、結末に向けてどのようなストーリーと
なるのかに注目。

<ストーリー>
諸事情によりストーリーを記載なし。

(以上、シネマトゥディより)

<感想>
公開早々に観に行ったのですが、あまりに「破」と正反対なので、記事まとめるのに
少々時間がかかってしまいました。

「破」で成長したキャラを見て素直に感動した気分はどこへ?
再び、どん底へ突き落されたキャラとともに、私たちも「エヴァ」の陰鬱とした世界へ
叩き落されてしまった・・・・・・・というのが率直な感想です。
 
「破」のラストでニアサードインパクトを起こしてから14年後の話で始まります。
そこからして、TV版での旧劇場版でもない話。おまけに、14年間の経緯が
全く語られないまま話が進むので、シンジじゃないが、観客も浦島太郎状態。

 
14年経ってもシンジをはじめ、アスカもマリも姿は子供のまま。
アスカ曰く「エヴァの呪縛」でエヴァのパイロットは、成長が止まる宿命みたいです。
その説明もなかったなぁ・・・。

 
シンジがレイを助けたいという純真な気持ちから引き起こったサードインパクト。
その罪はわかりますが、14年も眠っていたシンジに、いきなりこの状況をすべて理解
しろ、というのは過酷としか言いようがありません。 私がシンジでもしばらくパニくります。
「ちゃんと言わないと伝わらない」、と常日頃話していたミサトはどこへいったのでしょ?
そのミサトが、ろくすっぽ説明もしないで、「あなたはいらない」なんてなぜ言えたのか?
コミュニケーションが取れない子供たちを描いているエヴァでもありますが、今作は
大人もろくに説明しないで、子供を大人の都合のいいように使う嫌な部分が見えて
ちょっと不快でした。

希望が見えた「破」とは違い、エンタメ性皆無。説明もないので、観客の想像に
任せます感ありあり・・・・。いちげんさんお断り!の映画ですね。
 
次回のタイトルが「 シン・エヴァンゲリオン劇場版:‖」
これは、音楽記号でいう「反復記号」。これは何を意味するんでしょう?
ますます謎が深まります。

希望が全くない話の中、唯一の癒しが、カヲルとシンジのピアノ連弾でした。
あれ、音とアニメの手の位置、完全に合っていました。
予告編で使われていたピアノ音楽はこれだったんですね~。
すごく素敵な曲で、このシーンは観ててウルっときてしまいました。
この曲、連弾譜で発売されることを切に希望しますっ!

心が通い合ったカヲルをあのような形で失ってしまい、生きる気力を失くしたシンジ。
そもそも、カヲルの「やめようシンジ君、嫌な予感がする」というのを
素直に聞いていればこんなことにならなかったのに。
こう!と思ったら、それしか見えず突き進んでしまう、バカシンジ(涙)。

確かエヴァンゲリオンってギリシャ語で「良い知らせ」って言う意味でしたよね。
そういう意味でも最終章では、TV版・旧劇場版のような悲惨な終わり方でなく、
少しでも希望のある終わり方であってほしいと願います。

だから、早く公開して~~。 これじゃ、ストレスたまっちゃうよぉ。

劇場版「序」感想記事    劇場版「破」感想記事

点数:7点 (10点満点)
エヴァンゲリオン新劇場版:Q 冒頭 6分38秒

コメント (7)
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