NAO日和

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<3月の鑑賞予定映画>

「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」「ウィキッド ふたりの魔女」「白雪姫」「教皇選挙」「ベイビーガール」「エミリア・ペレス」

「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」

2012年11月08日 | 洋画

~世界を敵にまわしても、あなたさえいれば、生きていける~

2011年  イギリス映画  (2012.11.03公開)
配給:クロックワークス     上映時間:119分
監督:マドンナ
製作:マドンナ/クリス・サイキエル
脚本:マドンナ/アレック・ケンシアン
衣装デザイン:アリアンヌ・フィリップス
音楽:アベル・コジェニオウスキ
出演:アビー・コーニッシュ/アンドレア・ライズブロー/ジェームズ・ダーシー
    オスカー・アイザック/リチャード・コイル

 <見どころ>
ミュージシャンや女優として多方面で活躍するマドンナが監督を務めた壮大なラブロマンス。
結婚生活に悩む現代女性と、かつて英国王に王位を捨てさせた悪女として非難を浴びた
アメリカ人ウォリス・シンプソンの姿を通して愛の本質を浮き彫りにする。
悩める人妻を『エンジェル ウォーズ』のアビー・コーニッシュが演じ、世紀のヒロインを
『わたしを離さないで』のアンドレア・ライズブローが熱演。
豪華な衣装や宝石に彩られた魅力的な物語におぼれる。

<ストーリー>
1998年、ウォリー(アビー・コーニッシュ)は著名な分析医の夫(リチャード・コイル)と
結婚し、ニューヨークで何不自由ない生活を送っていた。だが、多忙な夫はなかなか
家に寄り付かず子どもを欲しがる彼女との溝は深まるばかりだった。
ある日、ウォリーは以前務めていた職場で開かれるウィンザー公爵夫妻の遺品
オークションに足を運ぶ。

<感想>
マドンナが製作・監督・脚本を務めた作品。

当時、英国王室の大スキャンダルとして大騒ぎになったウィンザー公夫妻のお話。

 
今年のアカデミー衣装部門でノミネートされただけのことはあって、素敵な衣装や
装飾品に目を奪われます。 ウォリスを演じたアンドレア・ライズボローの立ち振る舞いも
美しく、実際のシンプソン夫人と雰囲気が合っててよかったです。

 
話は、過去と現代が交差する流れなってますが、けっこうめまぐるしく変わるので
序盤ついていくのに苦労しました。 「英国王のスピーチ」でも、この2人のことが
少し触れられているし、本編でもジョージ6世夫妻が出てくるので、二人の兄弟が
この当時どういう状況だったのかが2作品を通じてよくわかりました。

映画は、世紀の結婚顛末の話をウォリス視点で描いた作品になっています。
セレブの人と付き合い結婚するというのは、自分もプライバシーがなくなってしまう。
そして、自分に避難の嵐が来るということも。愛する人と一緒になる=幸せ・・・という
ことではない。映画の冒頭にも描かれていたように、ウォリスは1度目の結婚で
夫のDVから子供の産めない体になったことが語られています。
結婚しても自由はない、愛する国王の子供もも産むことができないというのが
わかっているだけに、ウォリスは結婚をためらっていたのでしょう。
私は、二人が燃え上がったまま結婚したのかな?と思ってたので、この経緯をみて
なるほど、と納得。 女性の方が、いざとなると現実的に考えるものですね。

結婚を決意し、「子供っぽい」と評した国王を最後まで看取った深い愛は共感できました。

素材がドラマチックだから、この二人だけに焦点あてても十分だったのにな。

 
現代で出てくるウォリーだが、ウォリスとの関連性がちょい強引というか・・・。
妄想もここまで来るとひどくない?って感じ。
医者の夫のどこが良くて結婚したのか・・・そんなに仕事したきゃ辞めなくてもいいのに。
逆に、ロシア人演じるオスカー・アイザックの癒しっぷりがすんごく好感もてました。
あんな風に接せられたら、おちるな、私。

衣装や調度品の豪華さは文句なし。 映画を通じて、セレブレティな気分に浸れます。

過去(ウォリス)と現在(ウォリー)をシンクロさせて見せる演出は面白いな~と
思いましたが、この世紀の恋が十分すぎるほどドラマテイックなので、二人だけを焦点
に描いた方が、個人的には良かったかも?と思いました。

あと、邦題タイトル、普通すぎ。 原題「W.E.」の方がやっぱ洒落てます。

点数:6点 (10点満点)

コメント (4)
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