<12月の鑑賞予定映画>
~少年よ、大木を抱け~
2014年 日本映画 (2014.05.10公開)
配給:東宝 上映時間:116分
監督:矢口史靖
原作:三浦しをん 『神去なあなあ日常』(徳間書店刊)
脚本:矢口史靖
脚本協力:矢口純子
美術:花谷秀文
音楽:野村卓史
主題歌:マイア・ヒラサワ 『Happiest Fool』
出演:染谷将太/長澤まさみ/伊藤英明/優香/西田尚美/マキタスポーツ
近藤芳正/光石研/柄本明
<見どころ>
『ウォーターボーイズ』など数々のヒット作を送り出してきた矢口史靖監督が、人気作家・三浦しをん
のベストセラー小説「神去なあなあ日常」を映画化した青春ドラマ。あるきっかけで山奥の村で
林業に従事することになった都会育ちの若者が、先輩の厳しい指導や危険と隣り合わせの過酷な
林業の現場に悪戦苦闘しながら、村人たちや自然と触れ合い成長していく姿を描く。
『ヒミズ』などの染谷将太をはじめ、長澤まさみ、伊藤英明、ベテラン柄本明らが共演する。
<ストーリー>
大学受験に失敗し高校卒業後の進路も決まっていない勇気(染谷将太)は、軽い気持ちで
1年間の林業研修プログラムに参加することに。向かった先は、携帯電話が圏外になるほどの
山奥のド田舎。粗野な先輩ヨキ(伊藤英明)のしごき、虫やヘビの出現、過酷な林業の現場に
耐え切れず、逃げようとする勇気だったが……。
<感想>
原作=未読
いやぁ~めっちゃ面白かった。
「ウォーターボーイズ」「ロボジー」の矢口監督が、三浦しをんさんの作品をどう手がけるか
楽しみにしていましたが、思ってた以上に痛快娯楽映画に仕上がっていました。
林業のお話なので、どんなものか?と思っていましたが、都会と山奥の生活のギャップ差が
リアルに描かれ、主人公を通して観客の私たちも驚き桃の木って感じでした。
あと、キャスティングがすごく良かったですね。
染谷くん・長澤さんは、もちろんですが、脇の伊藤英明さん・優香さん・光石研さんの
演技も素晴らしかったです。特に伊藤秀明さんが演じる 先輩杣人としての厳しくもあり
それでいて、認めるところは認める・・・という男気あふれる姿には、ほれぼれしました。
樹齢100年以上の木を切るシーンがありましたが、めっちゃカッコ良かったです。
だからといって、伊藤さんの上半身には、好みじゃないからちっとも萌えませんでしたが。
三重県が映画の舞台でしたが、学生時代、三重に住んでいたので、ちょっと懐かしかったですね。
三重弁が出てくると、「そうやそうや、そんな方言あったな~」ねんて一人でうなずいてました。
とにかく随所に笑いあり、涙ありで、とにかく映画館で見て!ですね。
私は原作読んでいないので、ちょっと読んでみようと思います。
あ、ED後の映像が、またよいので、最後まで席を立たないことをお勧めします。
点数:10点 (10点中)