<2月の鑑賞予定映画>
~世界を動かした、一世一代の<大芝居>~
2014年 フランス/アメリカ/ベルギー/イタリア合作 (2014.10.18公開)
配給:GAGA 上映時間:103分
監督:オリヴィエ・ダアン
脚本:アラッシュ・アメル
衣装デザイン:ジジ・ルパージュ
音楽:クリストファー・ガニング
出演:ニコール・キッドマン/ティム・ロス/フランク・ランジェラ/パス・ベガ/
パーカー・ポージー/マイロ・ヴィンティミリア/ニコラス・ファレル/
アンドレ・ペンヴルン/ロジャー・アシュトン=グリフィス
<見どころ>
ハリウッド女優からモナコ公妃となったグレース・ケリーの華やかなシンデレラストーリー
の裏に隠された激動の半生に迫る伝記ドラマ。夫のモナコ大公レーニエ3世と、
当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールとの間に起きた国家的危機に立ち向かって
いく姿を描く。『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』などのオリヴィエ・ダアンがメガホンを取り、
主演は人気女優ニコール・キッドマン。『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』などのティム・ロス、
『フロスト×ニクソン』などのフランク・ランジェラらが共演。
<ストーリー>
女優を引退しモナコ大公レーニエ3世(ティム・ロス)と結婚した公妃グレース
(ニコール・キッドマン)は、アルフレッド・ヒッチコック監督からの新作オファーに
心が揺れていた。そんな折、夫の推し進めていた政策が当時のフランス大統領
シャルル・ド・ゴールを激怒させ、武力衝突に発展する可能性もある危機に直面。
彼女はスクリーン復帰か、家族そして国家のために全てをささげるかの選択に直面し・・・。
<感想>
王室ものの話には弱い私。
グレース・ケリーが好きなので、公開前から楽しみにしていました。
ニコール・キッドマンは、グレース・ケリーに全然似てないんですけれど、映画を
観ているうちに、だんだんグレース・ケリーに見えてきてしまったニコールに驚き。
しかも、47歳のニコールが当時30代だったグレースを演じてるが違和感ない。
凄いわ~ニコール様。
私は、てっきりモナコで優雅な王室生活を送っていたとばかり思っていたのですが
実際は違ってたんですね。そればかりか、結婚生活にも大きな挫折感を味わって
いたとは驚きました。また政治的な面でも大事な局面を迎えていた時期というのも
初めて知りました。
事実を基にしたフィクションですが、サスペンス要素もあってなかなか面白かったです。
一番の見どころは、やはり最後の公妃のスピーチですが、内容は良かったんだが
いまいち盛り上がりに欠けたような・・・・。個人的には、パス・ベガが演じたマリア・カラスの
「私のお父さん」の歌に、めっちゃ感動してしまった・・・。考えたら、オナシスとマリアの
一番仲良かった時期なんですよね。この歌に、しみじみとしてしまいました。
それにしても、「公妃の切り札」って。。。切り札じゃないと思うんだが・・・。
このタイトルはいらないと思います。
点数:7点 (10点中)