<12月の鑑賞予定映画>
娘と夏休みの美術館巡り、お次は横浜美術館で開催されている
「蔡國強展:帰去来」を見に行きました。
丹下健三氏デザインの美術館。いつ見ても素敵です。
国内では7年ぶりに開かれる蔡國強の展覧会。
北京オリンピックで、開閉会式の花火演出で有名なアーティストです。
この方の特徴は火薬を使った絵画方法。
↑の作品は、横浜美術館のエントランスで制作された
大がかりな爆発を伴う「火薬ドローイング」。
制作の模様をVTRで見ましたが、凄かったですね~。
2階から見ても迫力があります。
展覧会は、火薬絵画を始め、横浜美術大学の学生さんとの協働で
制作されたテラコッタ作品や、磁器製のパネルなどが展示。
磁器パネルで描かれた「春夏秋冬」は、ほんとに火薬を使用したの?と
疑ってしまうほどの繊細な描写に目を見張りました。
圧巻だったのは、日本初公開の「壁撞き」。
99匹の狼が、ガラスの壁にぶち当たっている作品ですが
1体1体がはく製と勘違いするほど、精巧にできています。
ちゃあんと雄雌まで分けてある細かさ(笑)
99という数字は中国の道教において、永遠に循環することを象徴する数字なんだそうです。
空間を目いっぱい使ったこの作品は必見かと思います。
空間アートを勉強している娘は、とても有意義な展示会だったらしく
かなり感動&興奮して見学していました。
展示数は、少なめですが、作品がとにかくでかいので見応えある
展示会だったと思います。
横浜美術館/蔡國強展:帰去来
会期:2015年7月11日(土)~10月18日(日)
開館時間:10時~18時
休館日:木曜日
観覧料:一般1500円 大学・高校生900円
中学生600円 小学生以下無料
主催:横浜美術館、読売新聞社
後援:中国大使館、横浜市、一般社団法人日本福建経済文化促進会
特別協力:日本航空
協賛:華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)、資生堂