<4月の鑑賞予定映画>
~警察じゃけぇ、何をしてもええんじゃ~
2018年 日本映画 R15+指定 (2018.05.12公開)
配給:東映 上映時間:2時間6分
監督:白石和彌
原作:柚月裕子
脚本:池上純哉
美術:今村力
音楽:安川午朗
出演:役所広司/松坂桃李/真木よう子/滝藤賢一/田口トモロヲ/石橋蓮司/勝矢
中村獅童/音尾琢真/中村倫也/駿河太郎/阿部純子/矢島健一/町田マリー
嶋田久作/MEGUMI/伊吹五朗/竹之内豊/ピエール瀧/江口洋介
<見どころ>
『凶悪』などの白石和彌監督がメガホンを取り、柚月裕子の小説を映画化。
暴力団対策法施行以前の広島県を舞台に、すさまじい抗争を起こしている暴力団と
彼らを追う刑事たちのバトルを活写する。役所広司が主演を務め、松坂桃李、真木よう子、
滝藤賢一、田口トモロヲ、石橋蓮司、江口洋介らが共演。昭和の男たちが躍動する。
<ストーリー>
昭和63年、広島の呉原では暴力団組織が街を牛耳り、新勢力である広島の
巨大組織五十子会系「加古村組」と地元の「尾谷組」がにらみ合っていた。
ある日、加古村組の関連企業の社員が行方不明になる。ベテラン刑事の
刑事二課主任・大上章吾(役所広司)巡査部長は、そこに殺人事件の匂いをかぎ取り、
新米の日岡秀一(松坂桃李)巡査と共に捜査に乗り出す。
<感想>
バイオレンス映画は苦手ですが、役所広司さん、松坂桃李くんが出るなら
観るしかないでしょ~~!と思って観に行ったのですが・・・・。
冒頭の豚小屋でのえげつないシーンを皮切りに、腐乱死体に首チョン姿&水死体。
これが、かなりリアルだから、何度目を瞑ったことか。
おまけに、放送禁止用語のオンパレード・・・・、これは地上波でOAはありえないわね。
昭和の名作「仁義なき戦い」のオマージュ的な演出を感じました。ナレーションもそんな感じでしたね。
俳優陣の熱量をとにかく感じました。役所さんと松坂桃李君は、今回も良かった。
ガミさんのゲスッぷりにはドン引きですが、ちゃあんと訳があったわけですし、
日岡も最初は良い子ちゃんだったのが、ガミさんにきれいごとばかりには限界があるというのを
思い知らされ、後半成長していく様はなかなか痛快でした。
また桃李くんの、顔の変貌していく目の演技が素晴らしい。
個人的には、中村倫也君の演技が印象的。 朝ドラのイメージ全くありません。
ある意味ギャップにやられました(笑)
それにしても、今年は松坂桃李君、映画当たり年?「不能犯」に「娼年」に、これで今年3本目。
7月からは日曜ドラマ「この世界の片隅に」に出演。これは観なくてはっ!
バイオレンスものは好きではありませんが、原作が良いこともあり、目を覆いながらも
最後まで飽きることなく観ることが出来ました。ただ、やっぱりこれは好き嫌いでますすね。
点数:7点 (10点中)