くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シパダン Season44 Ep.6 2011年5月2日のダイビング

2011-06-05 21:31:56 |  ダイビング
5月2日、朝。
今朝も雲が多いが、ボルネオのメインランドは見えている。
C/Eのサバ州の州旗は、もうボロボロ。


JETTYへダイビング・パーミットのサインに行ったとき、鳥の声を聞きに、JETTYからシパダンのビーチにおりてみた。
すると、トムにJettyから「トイレなら奥だよ!」と大声で叫ばれ。
別にトイレに行きたくてウロってるわけではない。
でも、C/Eに乗っている限り、島の施設を使う機会はないから、せっかくなら見とこうと思って、奥に行ってみる。
鳥は、今も変わらず、ピポパピポと鳴いていた。
トイレをチェックすると、掃除したてできれいになっていた。
昔、ボルネオダイバーズが共同トイレ、共同シャワーだった時代のものよりも、広い。
船の狭いトイレより、むしろ快適。


1st Dive スタッグ・ホーンクレスト
島の北西側をボートで走って、シパダンの横にマブール島の全体像が並ぶと、スタッグホーン・クレストのはじまり。


カベを離れ、沖を流す完全なるハンマーヘッド狙いのスタイル。
が、いない。
過去の経験では、deepで10分探してみつからなければ、残りの時間でのハンマー大爆発はない。
深くいられる時間には限りがある。
水深22mまであがっても、ジェリーはまだ沖を流しているので、私はカベの小魚たちに移動。

潮はサウスポイント方面に流れており、途中でお子様マダラトビエイ登場。



シパダンでは、点々のあるトビエイは、けっこうレアだ。
若さゆえ、恐れを知らず、トビエイ特有の変な顔で、われわれをゆっくり一瞥して去っていった。
テールがすごく長い子だ。

個人的には、シパダンの浅瀬の中では、スタッグホーンクレストの雰囲気がいちばん好きだ。



2nd Dive タートルパッチ
エントリー地点からそのまままっすぐ降りると、すぐに目的のオーバーハング。
そこには、無事に生きながらえていたヘルフリッチがツンツンしてた。
覚えのあるオーバーハングだから、前に見たのと同じ個体だろうけど、ずいぶんでかくなった。
なかなかこっちをむいてくれない。


ちょびっとだけアケボノとコラボ


ヒレが逆立ってすごいことになってる。船の旗くらいボロボロにみえる。
みんなで囲んだら、しばらくして、引っ込んでしまった。
待つこと数分。
また出てきた。
こんどは引っ込まない。


他のダイバーたちは、満足して去っていった。
そして、ヘルフリッチがいちばん好きという女子と私だけが残った。
かなり寄ってもツンツンしている。
ひっこむかな?と思っても、引っ込まず、ノリノリである。
みんながいなくなって久しいので、ポーズを続けるヘルフリッチに未練を残して去る。
ちなみにこのオーバーハングでは、アケボノキッズも大発生中。
ヘルフリッチに気づくまでは、アケボノに気をとられている人もいたが、ヘルフリッチを認識してからは、アケボノはほとんどスルーされてしまった。


3rd Dive バラクーダ・ポイント
潜降中に、カンムリブダイの群れ発見。
もわもわ煙幕をはりながら、ゆっくり移動する彼ら。


そして、カンムリブダイからちょっと離れたところにギンガメを発見。


いちどに視界に入る範囲で、かたや直進、かたやぐるぐる。


頭上からは、容赦なく、カンムリブダイのウンコ爆弾がふってくる。


のそのそと固まって動く群れの近くにはツバメウオの群れ


ほんとうに、よくこうもびっしり。


浅瀬は去って、深度をさげ、ミゾレウミウシなんぞをみながらコーラル・ガーデン方面にすすむ。


リーフエッジの潮があたっているところにゆくと、グレーリーフが、ツムブリーズをひっさげて、ゆうゆうと泳いでいる。


近づこうと深度をさげると、水が冷たく、キューっとくる。
でも、寒いというより、不思議と気持ちのよい冷たさだ。
そして、またまたバラクーダ登場。




ほかにも大小ナポが次々登場。
ヤングナポの季節らしく、子ナポがうろうろしていた。


4th Dive ドロップ・オフ
C/Eでドロップ・オフといえば、タートル・カバーンの真上でエントリーしてバラクーダ・ポイントに流すスタイル。
いつものことだが、ボルネオ・ダイバーズで、ドロップ・オフはJETTY横から潜るものと思っている私は、前半のカベが捨てがたく、ジェリーにお願いしてJETTYの横からエントリーしてもらう。
Jetty横からのエントリーがよいのは、深度を下げる前に、ギンガメーズやヤングツバメウオーズをみてから潜降し、カベを舞うアカホシハナゴイやフチドリハナダイをガン見しつつ、タートルカバーンへ到達というのが、好きな展開だ。
だいたい、Jettyからカバーン入り口、そしてちょっと先の、タートルトムまでが、地形も激しいので、ここを端折るのはもったいない。

実際には、タートル・カバーンにいたるまでの道のり、JETTYまわりの小ぶりなギンガメの群れ、シパダンでは平凡すぎるアケボノハゼにアオマスク、ソライロイボウミウシとか、たいしたものは見ていない。


カバーン前で、またまたジェリーがゴーストパイプフィッシュを紹介。


今回、ブームかと思うほど、ゴーストパイプフィッシュを見せる。

カバーンをすぎると、だらだらと、バラクーダ・ポイントまで、何事もなく平凡に泳ぐ。

スポンジにくっついているミゾレウミウシ…。


平凡でも、ドロップ・オフの浅瀬は、とりわけキンギョの橙があざやかに見える。


クラカケチョウチョウウオのペア、と何もレア発見はないまま浮上タイムがやってきた。


ボート早くこないかな、と思って、プカプカ浮いていたら、ジェリーが「GO DOWN!」と一言。
何がいるのか?
とにかく、ダッシュで泳いでゆく。
どうもレアものではなさそうだ。
バラクーダか?
泳いで泳いで泳いだら、見えてきたのはギンガメ。


水面近くを泳ぐ彼らをしばしウォッチング。


これだけ水面に近いから、ギンガメがいるのが、離れたところからでもわかったんだろうな。
ボートで拾ってもらって、ギンガメのいるところで落としてもらってもバチはあたらない距離があった。
疲れた。

本日の5本目は、ナイトというので、迷わずパス。
コメント
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