くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シパダン2014(6)11月22日(土)

2014-12-31 16:19:29 |  ダイビング
真夜中、なんとなく目がさめた。
次の瞬間、部屋のドアが開いたのがわかった。
C/Eでは鍵がこわれて部屋から出られなくなったカップルがいたり、鍵トラブルもあるから、鍵なんてかけちゃいない。
最初はドアの締めが甘くて自然に開いたかと思ったが、次の瞬間、超酒臭い。
ビールだけではない。
赤ワインも混じっている。
それも質の良くない・・・。
そして、ドアの外で立ち尽くす人かげ。
ブッシュだ。
向かいの部屋のブッシュが、間違ってこちらを開けたようだ。
ベッドの位置が逆なので、勝手の違うレイアウトに立ち尽くしているとみた。
「U opend the wrong door!」と告げたらさらに数秒固まり、開けたドアも閉めずに反対側のドアへと消えていった。
開けたもんは閉めてけよーーー!
ちっ、と起き上がってドアをしめにゆくと、廊下に酒臭さ充満。
思わず、「くさーーーーーっ!!!!!」
同室の人が、気の毒すぎる。

新月で眠りが浅いところ、ますます寝つきが悪くなり、朝が来て・・・


朝、ボートでもブッシュはまだ臭かった。
なんの詫びもないし、ほんとーに腹立つー!!
まあ、あの酩酊ぶりと、けさの臭さでは、たぶん何も覚えていないだろう。


1st dive Drop Off
今朝もカバーンからスタート。


Giant barrel spongeが朝から産卵中。












性転換中のスミレナガハナダイ。あとひといき。


クマザサハナムロは忙しく・・・


ハダカハオコゼは、サウスでリクエストしていたのに、ドロップオフで実現。







ホンマン、リクエストにお答えいただき、ありがとう。


2nd dive Barracuda Point
最初に目に入って来たのはアオヤガラのグループ。

誰も注目しないので、いちおうパチリ。

おはよー、ギンガメ。




空まで見える静かな海。


ナポレオンぷかぷか。


う~ん、平凡。




3rd dive Barracuda Point

ふたたびBP。
1日に2度BPがあると、「またさっきのところ?」というヨーロピアンがいる。
シパダンがベストとか言っときながら、わかってないなー、君たち、と思う。
バラクーダポイントこそ、シパダンのベストなのに、潜らせてもらってありがたく思えーーー、なのだ。
とはいっても、今回のBPは地味である。
だからといって、退屈な訳ではない。
ここのアベレージは、ほぼ他のところのベストに匹敵するのだから。

ホンマンがボートからカンムリブダイをみつけて、ふたたびBumpheadsタイム。

入った時には、すでに白砂の素が拡散ずみで視界不良。









そして、白砂の素をたんと浴びたころには、ギンガメもかけつけてくれた。
(てゆうか常駐)






ギンガメたちよ、きみたちともっと一緒にいたいけれど、またしばらくお別れだよ。
また来年!

今回は、いつもより少ないアケボノには、背をむけられがち。


出会ったカエルウオには、すべてストーキング。




ラストでも、1分たりとも延長なく上がるホンマン。
このあたり、ホンマンのおもしろみのないところ。
アオウミガメのけだるいまなざしともしばらくお別れ。


13ダイブ、レアもの大物不在だったけれど、やっぱりシパダンはいい。
今年もシパダンで潜れてよかった。
さあ、下船だ、下船だー!


センポルナまで3時間半
ダイビングが終わったら、センポルナに着くまでに、器材をすすいで、かわかして、パッキングなので、けっこうあわただしい。
いままでは、ダイビング当日中の下船のときには、エンジン担当にお願いして、ジェネレーターの力で乾かしていたが、今のエンジン担当はいんちきマジシャン。
シャツをまくりあげて太鼓腹をよくさらしているのもうざく、何かを頼むなんてありえない。
幸い好天。
器材にはよろしくないが、炎天下にガンガン干してやる。
ひと通りの作業を終え、いざランチ、と思ったら、ホンマンにマラトゥアのブロッシャーを渡された。
マラトゥアのブロッシャーには、ダイブマスターとクルーへのチップを入れる封筒がはさまっているのだ。
あらまー。リピーターにはチップ袋渡さない船ではなかったの?と若干心外に思いつつ、それがなんであるかわからない体で、笑顔で受け取る。
もらったって、封筒を使うかは私の裁量さ。
まあ、この人にガイドしてもらうのははじめてだから、私をリピーター認定してくれないのかも。
チップを渡すとしても雀の涙。
残念ながら、リンギットをそんなに持ち合わせていないのだよ。
もともとマレーシアはチップの国ではないので、何か頼み事をしたり、ダイビングでかなりGood job!でなければ差し上げない。
ジェリーなんて、ミレニアムのときから知っているが、まず私がチップを出すなんて思ってなさそう。
日本のカップ麺が欲しいと言うから、荷物にスペースがあればカップ麺を渡すくらい。
おととし、ちょっと無理なことを言ったときに、外に呼び出して、握手とチップを渡したら、驚きのあまり、チップを取り落とされたくらいだ。
オランダ人夫妻も、ためつすがめつ封筒を眺め、なんだかなー、って顔をしていた。
部屋に戻って、ごろごろしながら考えた。
白い自分が「ハダカハオコゼを見せてくれたじゃない。」
それにたいして、黒い自分が「1匹だけじゃん。普通、頼まなくても、みつけてくれるし、頼めばいくつでもみつけてくれる。」と言う。
白黒抜きに、冷静に検討すれば、シーフェストホテルのチェックインでデポジットを要求されるかもしれないから、リンギットのCASHは多めに残しておく必要があるといえよう。
治安の悪化が噂されるセンポルナの町を夕方ほっつき歩いて、メイバンクまで行ってキャッシングするのもごめんだ。
悪いが、今回はチップは見送りとさせていただこうかな。
そもそもシパダンダイブセンターなんて、チップどころか、ダイブマスターは会社から接待費を支給されてたそうで、自分の懐をいためることなく飲み放だったし・・・。
これまでいろんなダイブマスターと潜り、もっといい仕事をした人びとにさえあげていなかったのだから、このチップの風習のない国で、フツーのダイブマスタリングでチップを出す必要はないと結論づけ。
こんな葛藤をよそに、センポルナに着くと、あれよあれよという間に下船。


Seafest Hotel
C/Eのボートがシーフェスト前に着くと、工事現場のすみっこから地上へ。
ブッシュも、EU組も、みんないそいそとセンポルナの散歩に行った。
ロナルドが親切に荷物を持ってレセプションまで運んでくれる。
こーゆーのこそチップもんなのだ。
まあ、先立つものがないので、しゃーないね。

案の定、レセプションではチップとして50リンギットを請求された。
レセプションの女子、感じ悪め。
部屋に入ると、下の方から子どもたちがはしゃぐ声が聞こえる。
カーテンを開けて見えるのは、向かいの部屋の窓。
そして、ななめ下にプール。
こどもがぎょーさん。


7年前に一度だけ泊まったことがあるシーフェスト。
カベも薄かったし、すべてがちゃっちくて嫌いだった。
アゴダやTrip Advisorのレビューは、センポルナではいちばんまし、といった評価で、不満も多い。
でも、セレベスの後だから、微妙に快適に思えてしまう。


ビリッマンディ。浴室。
まあ、こんなもんでしょう。




アメニティのボックスは、頑張ってるかも。

中身はシーフェストですから・・・

そして、腹ごしらえ。
治安については、ここにいる限り、あまり変化は感じられないけど、近くでごはんたーべよ。
そして、すぐ隣にある、レストランに行った。


海豊美食館
まいにち飲みたいココナッツジュース。

ただし、ココナッツパンダンで、パンダンの風味づけがしてあるので、ちょっとくせがある。

まいにち食べたいサユルマニス。


週3回は食べたいミバサシーフード。


またまたご満悦。
レストランを出たら、すっかり夜。まだ18時10分なのに。


部屋に帰って、Tigerを飲んで就寝。