シパダンでもモルディブでもない9月
9月なら、1にシパダン、2にモルディブ。
それが今年はバリ。
もちろんマンボウ狙いのバリ。
でも、マンボウ不発が濃厚な今年のバリ…。
これまでは、いくらマンボウに再会したいと思っても、シパダンとモルディブで、9月にバリが入り込む余地はなかったのだ。
なによりも冷たい水が苦手、ってのもあった。
しか~し。
昨今の異常気象で、9月のシパダン最強伝説は崩れてしまった。
それに今の私には、ロクハンという強い味方が。
そうはいっても、潜りたい海はやはりシパダン。
どこで潜っていても、寝ても覚めても、結局、四六時中「シパダンで潜りてぇ~」のシパダンジャンキーっぷり。
それなのに、この9月はシパダンじゃない、って思えてる。
ボルネオ東海岸では、今なおアブサヤフによる誘拐事件が頻発しているのが、今さらながら気になる。
サバの東の事件では、日本人が巻き込まれてはいないので、日本でニュースにならないだけだ。
最近の被害者は、裕福なチャイニーズだけでなく、ローカルの漁民や、インドネシアの船員たちにまでおよぶ。
解放されているケースが多いが、アブサヤフに誘拐された(これはシパダン界隈ではないけれど)カナダ人は殺害された。
身代金払わなければ首切る図式なのだ。
行ってしまえば、きっと何ごともない、いつものシパダンですむのだろうけど…。
単純に、セレベス・エクスプローラーの劣化が耐え難いのかもしれない。
だったら、未練たっぷりのバア環礁ぐるぐるマンタに再チャレンジしようか!?
でも、2年連続チャレンジするほどではない。
シルバーウィークなんて言葉がなかった時代から、毎年、敬老の日と秋分の日の合わせ技で遅い夏休みにしてきたが、シパダンにもモルディブにも行かないとなったら、9月に連続休暇をとる気がなくなってしまった。
でも、9月17~19日の3連休の翌日、9月20日が代休に割り当てられ、図らずも4連休をGET。
カレンダーを見ると、しっかり大潮に当たっている。
その瞬間、もらもら~っとマンボウの神降臨、あっさりバリショートトリップが決定。
異常気象
8月のマンボウシーズンになると、バリへ行ったダイバーたちが、皆ことごとくマンボウに出会えなかったとFacebookにアップしていた。
8月まで沖縄に台風が来ず、水温上昇でサンゴのダメージが深刻になり始めていたが、バリでも水温が下がっていないようだ。
半年前にはダイビングの予約をしてあって、ウエットはロクハンがベスト、と言われていた。
どこのサービスのブログも、水温が高くて…ということが書かれていたので、出発日近くになって、サービスに状況チェックしたら、「ロクハンだと暑いかも」という回答で、マンボウはまったくいないわけではないけれど、なかなか姿を現さないとのことだった。
もう、マンボウ会えないなら、マクロに切り替えでも、むしろマクロでいいのに、と思いつつ、迎えた出発日。
9/16 SQ635 羽田23:05 シンガポール05:00+1
金曜日、会社から家に帰ってきてから、やっとパッキングスタート。
相変わらず、お尻に火がつかないと、始まらない。
さて、羽田空港へ着くと、いつもは自動化ゲートで指紋認証に手こずる乾燥肌の私も、夏はすいすいいける。
パッキングがぎりぎりまでできなかったわりには、チェックイン後、出発はまだまだ先。
ゲート近くのカフェで、BEERではなくアイスコーヒーを。
とても好みのアイスコーヒーだったので、覚えておこう。
機内食は、ラクトオボベジタリアン。
1食目…パン1個。
手抜きでね?と思える。
乗るたびごとにしょぼくなる、夜這い便のミール。
え~、甘いのですかぁ?と思う。
普通食の人には、カレーパン…
パンが甘くったって、めげずにTigerをもらう。
見たい映画もないので、ルート表示にしておやすみなさい。
しばらく寝るとも寝ないともつかない状態から覚めたら…
まさにコタキナバル沖…
やっぱり呼ばれてる!?
そんなに行きたいなら、ボルネオに行けよ、なのだが、マンボウも見たい。
でも今年はマンボウはたぶんムリ…
そして、早朝すぎる朝食…
緑黄色満載!
ターミナル3に着くと、ランタンフェスティバルチャンギ版。
さて、乗り継ぎ時間は3時間。
バリゆきの出るターミナル2に移動して、今回は、さっさとゲート近くへ移動。
キリニーのコーヒー買って休憩。
4~5年前には、わざわざ町のキリニーまで行ったけれど、今はチャンギのどのターミナルにもキリニー…
楽なソファはないけれど、ここはUSBポートがあるから、スマホに充電。
9/17 SQ938 シンガポール08:20 デンパサール11:00
明るくなって、今年はヘイズ禍はない。
でも、雨がぽつぽつ、シンガポールの朝。
バルクヘッドの席が無料だったので、わずか2時間40分だけど、足元楽め。
こんどはアジアンベジタリアンミール。
もちろんカレー。
付け合わせのピクルスが、いつもストロングでシャキッとする。
プレーンのヨーグルトがうれしい。
カリマンタンの南を飛ぶフライトに、ああ地続きはボルネオ、としつこく未練たらたら。
クリスワールドのラインナップはいまいちだけれど、その中から「Everybody Wants Some」をチョイス。
理由は若いイケメンが出てそう、ロックおたくの私が喜ぶロックミュージック(ただし70年代ものはちょっと弱い)が満載だから。
80年に大学生という、ちょっと上の世代の人たちの青春もの。
眼福かと思ったら、80年初頭のファッションって、なんだかなぁ…と思い…。
でも、アメリカ映画の青春ものって、年代問わず、やっぱり好きだ。
そうこうするうちに、着陸態勢。
眼下には茶色い大地。
結局、映画はラストまで見ないうちに着いた。
デンパサール空港
2009年1月以来のバリ。
空港が新しくなったと聞いてはいたが、建屋が大きくなって、とてもきれい。
ビザも不要になった今、入国もすいすい。
でも、荷物が出てくるまで時間のかかること!
さて、第一関門は両替。
セコく6000円だけ替える。
バリの両替商は、空港でも町でも油断もスキもないというので、厳しくチェック。
いちおう、全額きちんと来た。
(ダイビングで一緒だった女子たちは、空港でインチキされたと言っていた。)
第二関門はタクシー。
白タクをやり過ごし、エアポートタクシーのカウンターへたどりつき、「サヌールまでブラパ?え、20万?」
クーポンタクシーのくせに、ここもインチキするという。
webで見た情報は15万。
ぼってるんじゃないの?
「ちょっと待って!」と壁の料金表を見れば、確かにサヌール20万に見えた。
ただ、あまり見せないように立ちはだかってるように思えた。
ここではしっかりボラれたと思う。
あとでWEB見たら、6月くらいの情報で15万だったから。
空港の料金表を画像検索したら、あえてリゾート地の料金部分に目隠しの紙が貼ってあったり。
悪よのう…。
次は妥協なく、料金確認してやる!
アートテル・サヌール
今回のホテルは、アートテル・サヌール。
アートなホテルなのだけれど、不思議な外観。
魚のしっぽとエビヒゲが合体したような不思議なオブジェ。
ホテルに着いたら、まだ12時。
レセプションのスタッフは皆若く、感じがよい。
チェックインは14時なので、時間を潰さなくちゃならない。
寝不足のまま、炎天下をじゃらんじゃらん。
通りに出ると、まずは、斜め前にあるジェラート屋が賑わっていて気になる。
サヌールは小洒落たカフェが軒を連ねるが、私が探すのはローカルな食堂、ワルン。
たいした空腹感がないので、ミニマート的なスーパーを何件かまわってみる。
歩き回るうちに、通りの向かいからいいにおい。
ごれんごれん、ばかーるばかーる…
サテを焼く煙もくもく。
サテアヤムが食べたい!
店内は、ローカルの人びとで混み合っているのが見える。
Warung Mas Dul
どうみてもおいしそう。
テイクアウトで、焼き上がりを待っている人も複数。
これはおいしいに違いない!
KKでサテといえば、鶏か牛。
が、ここはインドネシア。
あまり考えないでサテ屋でサテ!と言ったら、こりゃサテ・カンビン(山羊)だな…。
ヤギという動物の目つきが嫌いだけど、まあいいか。
ソースはかなり甘いけど、なかなか美味。
ビールがほしいがビールはない。
サテ・カンビン、悪くない。
どうみても清潔感あふれない器の中は…。
大好きなタイプのチリ!
でも、やっぱりマレーシアのサテ・アヤムが好き!
清潔感のない店内だけど、ローカルの味。
食後も、部屋に入れるまでまだ30分くらいあるので、引き続きじゃらんじゃらん。
それにしても、歩道にアップダウンが多くて歩きにくいけれど、辻々にバリらしさが漂う。
空にはカイトが舞い。
サヌールビーチ
ホテルのある通りに入って、歩いていたら、ビーチに出た。
2008年9月以来のサヌールビーチで、まったく記憶にない。
こんなに砂茶色かったっけ?
こんなにフォトジェニックじゃないビーチだったっけ?
特に、ビーチパラソル群、なぜにこんなに美しくない?
アートテル
14時になったら、ビンタン調達してホテルに帰る。
通された部屋は、雲がモチーフ。
ジェラート
夕刻もおなかがすかないので、ジェラートてんこもりで代用しようかしら?
いつ通っても混んでいるジェラート屋。
そこは「Massimo」というイタ飯屋併設のジェラート屋だった。
ココナッツとストロベリー♪
常に3~4人はオーダーに並んでいるし、近くのベンチは、アイスを持った人々で、ほとんど空きなし。
高まる期待。
が、ぶっちゃけ、たいしたことなかった。
いまいちだったので、やっぱりちゃんとごはん食べるか…
ジェラートは遅いおやつというか、前菜(?)というか…
そのまま夕食求めてじゃらんじゃらん。
昼に歩いたとき、ローカルがいっぱい入っていたワルンに行こう。
ワルン・パラヒャンガン
お目当てのワルンに着くと、まだガラガラだった。
夜は、ツーリスト率が高い。
暑い店内、扇風機をこっちに向けてもらう。
何はともあれビンタン。
チャプチェ、20000ルピア。
魚のスープ、38000ルピア。スパイシー。
なんとなく盛りの雑なごはん、20000ルピア。
ビンタン大瓶32000ルピア、しめて96000ルピア。
お味は「まあまあ」といったところ。
ビールの冷えがいまいちだったのが残念。
帰り道、観光客むけのレストランの前を通るたびに、往年の洋楽スタンダードが耳に入ってくる。
隣合ったレストランが、それぞれ生バンドを入れており、スタンバイミーとホテル・カリフォルニアが競合して大変なことになっているところも。
ホテルに帰って、バルコニーに出ると、まだまだマンボウが出そうな丸いお月さま。
今年は、マンボウに会えないのに、いつもは来ないバリに来てしまうとは、ついてないなぁ…と自身のチョイスを恨んでみたりする。
ぶつぶつ。
夕べは機内でろくに寝ていないし、あしたはダイビングだから早めに寝ようと、ふて寝的にさっさと就寝。
が、アートテル・サヌールのカフェも、ご多聞にもれず、生バンド。
「ゔぉーらぁーれ♪ うぉーうぉー♪ かぁんたぁーれ♪ 」
うるさくて眠れなーい!
でも頑張って目をつむっていると、そとでドンパチドンパチ。
なんだなんだ?
再びバルコニーに出ると、花火。
風強めのサヌールなので、花火は残念ながら、すべて風に流され型崩れしていたが、花火を見ると、なんか得した気分。
マンボウが出るわけないという確信と、私がお約束シーズンにはずすわけないという根拠のない自信を胸に、おやすみなさい。
9月なら、1にシパダン、2にモルディブ。
それが今年はバリ。
もちろんマンボウ狙いのバリ。
でも、マンボウ不発が濃厚な今年のバリ…。
これまでは、いくらマンボウに再会したいと思っても、シパダンとモルディブで、9月にバリが入り込む余地はなかったのだ。
なによりも冷たい水が苦手、ってのもあった。
しか~し。
昨今の異常気象で、9月のシパダン最強伝説は崩れてしまった。
それに今の私には、ロクハンという強い味方が。
そうはいっても、潜りたい海はやはりシパダン。
どこで潜っていても、寝ても覚めても、結局、四六時中「シパダンで潜りてぇ~」のシパダンジャンキーっぷり。
それなのに、この9月はシパダンじゃない、って思えてる。
ボルネオ東海岸では、今なおアブサヤフによる誘拐事件が頻発しているのが、今さらながら気になる。
サバの東の事件では、日本人が巻き込まれてはいないので、日本でニュースにならないだけだ。
最近の被害者は、裕福なチャイニーズだけでなく、ローカルの漁民や、インドネシアの船員たちにまでおよぶ。
解放されているケースが多いが、アブサヤフに誘拐された(これはシパダン界隈ではないけれど)カナダ人は殺害された。
身代金払わなければ首切る図式なのだ。
行ってしまえば、きっと何ごともない、いつものシパダンですむのだろうけど…。
単純に、セレベス・エクスプローラーの劣化が耐え難いのかもしれない。
だったら、未練たっぷりのバア環礁ぐるぐるマンタに再チャレンジしようか!?
でも、2年連続チャレンジするほどではない。
シルバーウィークなんて言葉がなかった時代から、毎年、敬老の日と秋分の日の合わせ技で遅い夏休みにしてきたが、シパダンにもモルディブにも行かないとなったら、9月に連続休暇をとる気がなくなってしまった。
でも、9月17~19日の3連休の翌日、9月20日が代休に割り当てられ、図らずも4連休をGET。
カレンダーを見ると、しっかり大潮に当たっている。
その瞬間、もらもら~っとマンボウの神降臨、あっさりバリショートトリップが決定。
異常気象
8月のマンボウシーズンになると、バリへ行ったダイバーたちが、皆ことごとくマンボウに出会えなかったとFacebookにアップしていた。
8月まで沖縄に台風が来ず、水温上昇でサンゴのダメージが深刻になり始めていたが、バリでも水温が下がっていないようだ。
半年前にはダイビングの予約をしてあって、ウエットはロクハンがベスト、と言われていた。
どこのサービスのブログも、水温が高くて…ということが書かれていたので、出発日近くになって、サービスに状況チェックしたら、「ロクハンだと暑いかも」という回答で、マンボウはまったくいないわけではないけれど、なかなか姿を現さないとのことだった。
もう、マンボウ会えないなら、マクロに切り替えでも、むしろマクロでいいのに、と思いつつ、迎えた出発日。
9/16 SQ635 羽田23:05 シンガポール05:00+1
金曜日、会社から家に帰ってきてから、やっとパッキングスタート。
相変わらず、お尻に火がつかないと、始まらない。
さて、羽田空港へ着くと、いつもは自動化ゲートで指紋認証に手こずる乾燥肌の私も、夏はすいすいいける。
パッキングがぎりぎりまでできなかったわりには、チェックイン後、出発はまだまだ先。
ゲート近くのカフェで、BEERではなくアイスコーヒーを。
とても好みのアイスコーヒーだったので、覚えておこう。
機内食は、ラクトオボベジタリアン。
1食目…パン1個。
手抜きでね?と思える。
乗るたびごとにしょぼくなる、夜這い便のミール。
え~、甘いのですかぁ?と思う。
普通食の人には、カレーパン…
パンが甘くったって、めげずにTigerをもらう。
見たい映画もないので、ルート表示にしておやすみなさい。
しばらく寝るとも寝ないともつかない状態から覚めたら…
まさにコタキナバル沖…
やっぱり呼ばれてる!?
そんなに行きたいなら、ボルネオに行けよ、なのだが、マンボウも見たい。
でも今年はマンボウはたぶんムリ…
そして、早朝すぎる朝食…
緑黄色満載!
ターミナル3に着くと、ランタンフェスティバルチャンギ版。
さて、乗り継ぎ時間は3時間。
バリゆきの出るターミナル2に移動して、今回は、さっさとゲート近くへ移動。
キリニーのコーヒー買って休憩。
4~5年前には、わざわざ町のキリニーまで行ったけれど、今はチャンギのどのターミナルにもキリニー…
楽なソファはないけれど、ここはUSBポートがあるから、スマホに充電。
9/17 SQ938 シンガポール08:20 デンパサール11:00
明るくなって、今年はヘイズ禍はない。
でも、雨がぽつぽつ、シンガポールの朝。
バルクヘッドの席が無料だったので、わずか2時間40分だけど、足元楽め。
こんどはアジアンベジタリアンミール。
もちろんカレー。
付け合わせのピクルスが、いつもストロングでシャキッとする。
プレーンのヨーグルトがうれしい。
カリマンタンの南を飛ぶフライトに、ああ地続きはボルネオ、としつこく未練たらたら。
クリスワールドのラインナップはいまいちだけれど、その中から「Everybody Wants Some」をチョイス。
理由は若いイケメンが出てそう、ロックおたくの私が喜ぶロックミュージック(ただし70年代ものはちょっと弱い)が満載だから。
80年に大学生という、ちょっと上の世代の人たちの青春もの。
眼福かと思ったら、80年初頭のファッションって、なんだかなぁ…と思い…。
でも、アメリカ映画の青春ものって、年代問わず、やっぱり好きだ。
そうこうするうちに、着陸態勢。
眼下には茶色い大地。
結局、映画はラストまで見ないうちに着いた。
デンパサール空港
2009年1月以来のバリ。
空港が新しくなったと聞いてはいたが、建屋が大きくなって、とてもきれい。
ビザも不要になった今、入国もすいすい。
でも、荷物が出てくるまで時間のかかること!
さて、第一関門は両替。
セコく6000円だけ替える。
バリの両替商は、空港でも町でも油断もスキもないというので、厳しくチェック。
いちおう、全額きちんと来た。
(ダイビングで一緒だった女子たちは、空港でインチキされたと言っていた。)
第二関門はタクシー。
白タクをやり過ごし、エアポートタクシーのカウンターへたどりつき、「サヌールまでブラパ?え、20万?」
クーポンタクシーのくせに、ここもインチキするという。
webで見た情報は15万。
ぼってるんじゃないの?
「ちょっと待って!」と壁の料金表を見れば、確かにサヌール20万に見えた。
ただ、あまり見せないように立ちはだかってるように思えた。
ここではしっかりボラれたと思う。
あとでWEB見たら、6月くらいの情報で15万だったから。
空港の料金表を画像検索したら、あえてリゾート地の料金部分に目隠しの紙が貼ってあったり。
悪よのう…。
次は妥協なく、料金確認してやる!
アートテル・サヌール
今回のホテルは、アートテル・サヌール。
アートなホテルなのだけれど、不思議な外観。
魚のしっぽとエビヒゲが合体したような不思議なオブジェ。
ホテルに着いたら、まだ12時。
レセプションのスタッフは皆若く、感じがよい。
チェックインは14時なので、時間を潰さなくちゃならない。
寝不足のまま、炎天下をじゃらんじゃらん。
通りに出ると、まずは、斜め前にあるジェラート屋が賑わっていて気になる。
サヌールは小洒落たカフェが軒を連ねるが、私が探すのはローカルな食堂、ワルン。
たいした空腹感がないので、ミニマート的なスーパーを何件かまわってみる。
歩き回るうちに、通りの向かいからいいにおい。
ごれんごれん、ばかーるばかーる…
サテを焼く煙もくもく。
サテアヤムが食べたい!
店内は、ローカルの人びとで混み合っているのが見える。
Warung Mas Dul
どうみてもおいしそう。
テイクアウトで、焼き上がりを待っている人も複数。
これはおいしいに違いない!
KKでサテといえば、鶏か牛。
が、ここはインドネシア。
あまり考えないでサテ屋でサテ!と言ったら、こりゃサテ・カンビン(山羊)だな…。
ヤギという動物の目つきが嫌いだけど、まあいいか。
ソースはかなり甘いけど、なかなか美味。
ビールがほしいがビールはない。
サテ・カンビン、悪くない。
どうみても清潔感あふれない器の中は…。
大好きなタイプのチリ!
でも、やっぱりマレーシアのサテ・アヤムが好き!
清潔感のない店内だけど、ローカルの味。
食後も、部屋に入れるまでまだ30分くらいあるので、引き続きじゃらんじゃらん。
それにしても、歩道にアップダウンが多くて歩きにくいけれど、辻々にバリらしさが漂う。
空にはカイトが舞い。
サヌールビーチ
ホテルのある通りに入って、歩いていたら、ビーチに出た。
2008年9月以来のサヌールビーチで、まったく記憶にない。
こんなに砂茶色かったっけ?
こんなにフォトジェニックじゃないビーチだったっけ?
特に、ビーチパラソル群、なぜにこんなに美しくない?
アートテル
14時になったら、ビンタン調達してホテルに帰る。
通された部屋は、雲がモチーフ。
ジェラート
夕刻もおなかがすかないので、ジェラートてんこもりで代用しようかしら?
いつ通っても混んでいるジェラート屋。
そこは「Massimo」というイタ飯屋併設のジェラート屋だった。
ココナッツとストロベリー♪
常に3~4人はオーダーに並んでいるし、近くのベンチは、アイスを持った人々で、ほとんど空きなし。
高まる期待。
が、ぶっちゃけ、たいしたことなかった。
いまいちだったので、やっぱりちゃんとごはん食べるか…
ジェラートは遅いおやつというか、前菜(?)というか…
そのまま夕食求めてじゃらんじゃらん。
昼に歩いたとき、ローカルがいっぱい入っていたワルンに行こう。
ワルン・パラヒャンガン
お目当てのワルンに着くと、まだガラガラだった。
夜は、ツーリスト率が高い。
暑い店内、扇風機をこっちに向けてもらう。
何はともあれビンタン。
チャプチェ、20000ルピア。
魚のスープ、38000ルピア。スパイシー。
なんとなく盛りの雑なごはん、20000ルピア。
ビンタン大瓶32000ルピア、しめて96000ルピア。
お味は「まあまあ」といったところ。
ビールの冷えがいまいちだったのが残念。
帰り道、観光客むけのレストランの前を通るたびに、往年の洋楽スタンダードが耳に入ってくる。
隣合ったレストランが、それぞれ生バンドを入れており、スタンバイミーとホテル・カリフォルニアが競合して大変なことになっているところも。
ホテルに帰って、バルコニーに出ると、まだまだマンボウが出そうな丸いお月さま。
今年は、マンボウに会えないのに、いつもは来ないバリに来てしまうとは、ついてないなぁ…と自身のチョイスを恨んでみたりする。
ぶつぶつ。
夕べは機内でろくに寝ていないし、あしたはダイビングだから早めに寝ようと、ふて寝的にさっさと就寝。
が、アートテル・サヌールのカフェも、ご多聞にもれず、生バンド。
「ゔぉーらぁーれ♪ うぉーうぉー♪ かぁんたぁーれ♪ 」
うるさくて眠れなーい!
でも頑張って目をつむっていると、そとでドンパチドンパチ。
なんだなんだ?
再びバルコニーに出ると、花火。
風強めのサヌールなので、花火は残念ながら、すべて風に流され型崩れしていたが、花火を見ると、なんか得した気分。
マンボウが出るわけないという確信と、私がお約束シーズンにはずすわけないという根拠のない自信を胸に、おやすみなさい。