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くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

ゾウと泳ぎにアンダマン(4) ポートブレア

2010-04-13 07:51:18 |  旅行
2010年3月23日。

朝、5時45分頃、強烈なモーニングコールのベル音で起きる。
心臓に悪いくらいの大音響。
カーテンを開けると、鉛色の空にさえない景色で気持ちがよどむ。ドバトまで飛んできた。



部屋のトイレは流れないので、さっさとロビーに降りる。トイレに行けば、昨晩同様、おなかがおかしい。歯みがきも、今回はぬかりなくミネラルウォーターでしたし、おなかをこわすいわれはない。それに、細菌性のときは、特有のしくしく~という痛みをともなうはずだが、それもない。常時おなかはごろごろいっているが、トイレにかけこむ必要もなく、変なの。

おなかはすいていないし、朝食はパスしようかな、と迷うが、先に食事をとった方に、「おいしくないけど、料金に含まれてるから食べときなさい」とすすめられ、ホテルのレストランで、インドな朝食。バフェ形式なので、インド料理ずきとしては、あれこれとってみるが、どれもさめかかっているし、味に中心がなく、おいしくない。唯一、ひよこ豆のカレーはなかなか味がよかったが、ぬるいのだ。食後にコーヒーをたのんだが、ウェイターはOKと言ったものの、とうとう持ってこないうちに、ホテルを出る時間になった。また、朝になってわかったが、クレームしたかしないかは別として、誰ひとりシャワーとトイレが満足に使えた部屋は、なかったようだ。

ポートブレアへ
アンダマン諸島クルーズは、ポートブレアから出航する。チェンナイからポートブレアは、キングフィッシャー・エアラインというインドの会社で飛ぶ。(キングフィッシャーは、お金持ちの会社である。)さんざんだったチェッカーズホテルから、チェンナイ空港に移動すると、空港はまたも大混雑だった。



かわせみ航空の名前のとおり、ロゴはかわせみ。グループチェックインなので、ぼーっとあとについていくだけだ。ここでは機内持ち込み手荷物には、必ずネームタッグをつける必要があるらしい。セキュリティ・チェックは、荷物によってはけっこうしつこくチェックされるが、そのわりに、携帯を別にスクリーンすることはなく、わざわざ別にトレーに置こうとしたら、バッグに入れて、と言われた。手荷物のタッグには、スクリーンずみのスタンプが押される。このためにタッグをつける仕組みらしい。また、ボディ・チェックは、女性はパーテーションで仕切られた中で行われる。ふつうは脱ぐわけでもないのに。私の前にいた年配のインド人女性は、どうみてもよさそうな人だったが、ペットボトルを持ち込もうとしていた。女性ボディチェック担当が彼女に、毒見するよう指示し、一口飲んだら、「それじゃ足りない、もっと飲め」と、結局、半分以上飲ませていた…。そこまでいくと、安全重視というよりは、ちょっと意地悪?

ベルト着用のサインが消えると、すぐに機内食が出てきた。なんだか丸い、炭水化物のパテが2枚入ったカレー。炭水化物は、豆をマッシュしたのか、ポテトをマッシュしたのか、わからない。「ぬるいね。」なんて言いながら、3分の1ほど食べたところで、クルーの男性が来て、「よく温まってないようでしたらおとりかえします」と言って、取り替えていった。ホテルの朝食からまだ時間があまりたっていないし食べすぎだ。夕べのラクサからカレー続きで、カレーに嫌気がさしてきた。チェッカーズホテルの水まわり騒動もあり、睡眠不足だったが、機内誌を読んですごす。インドの俳優や女優の記事ばかりで、機内誌っぽくない。彼らが有名なのかそうでもないのかも知らないが、美形がいっぱいいるもんだ。通路側だったので、窓の外の状態はまったくわからないまま、2時間ほどでポートブレアに到着。



どうやって読むんでしょう?



ポートブレア
チェンナイで、インドの入国スタンプをもらっているが、ポートブレアでは、アンダマン諸島にエントリーするためのパーミットを取得しなくてはならない。まず、A4サイズの紙に入国カードと似たような質問事項があるので記入し、係員から記入漏れがないかチェックを受けたうえで、イミグレーションにすすむ。チェックの時点でおそろしく時間がかかり、いらいらいらいら。日本のビザ取得からして、ペーパーワークが多すぎだ。こうしてまたパスポートにまたひとつスタンプが増える。

外に出ると、e-dive様用バスが着いていた。エアコンはないし、皆のダイビング器材をつんで、いっぱいいっぱい。夕方、パヌニーヨット乗船までの間は、このバスで観光だ。先に港にたちより、荷物だけおろして観光スタート。パヌニーから荷物をピックアップに来たクルー男子たちは、焼けているはずであろうコンクリの地面を、平気で裸足でペタペタ歩いている。すごい。できることなら、私も荷物と一緒にパヌニーに送ってほしい、と思いながらいやいや観光に参加。バスは小さいしエアコンもない。

ポートブレアの景色は、東南アジアのいなかのような感じだ。









ヒンドゥー教寺院の前でだけ、バスはちょっと停止。窓越し、かつ反対側の席なので、じっくり見られなかった。他には、日本軍占領時代の遺物である防空壕などがあった。どこも下車はないまま、海辺のホテルでランチタイムとなった。多くのメンバーはビールだ、ビールだ・・・とさっそくビールで乾杯。日が高いうちに飲むビールというのは、ひときわおいしいものだが、なんか、味がいまいち。そしてもちろんまたカレー。バフェにはほうれん草カレー、豆カレー、チャパティと、本来なら好物満載だけど、カレー4連弾で、完全にカレーには飽きた。アイスクリームのデザートもあった。

ランチ後、申し訳程度にビーチを散策。



その後、観光で唯一の入場は独房監獄見学。
英国によって建てられたこの監獄には、インド独立のために戦った、主に政治犯が収監され、拷問にあったり、処刑されたりしたという、この世の地獄だった場所だ。ロンリープラネットによれば、一見の価値ある場所だそうだが、せっかくのホリデーはノー天気に何も考えずにすごしたい私には、この見学は、ありがた迷惑だった。でも、いいこともあった。独房監獄の前の公園で飲んだチャイは、最高においしかった。さすがインド!

こうしてやっと、待望のパヌニーヨットに乗るときが来た。ところで、謎のおなかごろごろ状態は、前の晩から改善していなかったが、パヌニーに乗ったとたん、正常に戻った。これって精神的なもの?

つづく



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