くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(120)チャイロヤッコ centropyge flavicauda

2013-10-25 09:49:49 | シパダン図鑑
スズキ目キンチャクダイ科のチャイロヤッコ。


濃紺だけどチャイロ。
「日本の海水魚」を見たら、♀は茶色く、♂は濃紺な写真が載っていた。
こちらも色に地域差や個体差があって、緑がかった茶から青みがかった茶と幅広く、紺をベースに、顔が茶色がかっているのが多いみたい。
ソラスズメダイたちが入り乱れている近くにいたし、とてもちっこかったのでスズメダイだと思ったら、ヤッコだった。
「Damsel Angelfish」なんて名まえもあって、スズメダイっぽいルックスなのだ。
いろんな英名があって、「Pygmy Yellowtail Angelfish」「Pacific Pygmy Angelfish」「Royal Blue Pygmy Angelfish」と、どれもピグミー、ピグミーで、ヤッコの仲間としては小さい。
「Whitetail Angelfish」が一般的なようだが、私がバラクーダポイントのガレ場で見たこの子は、ロイヤルブルーにふさわしい色合い。

フィッシャーズ・エンジェル(Centropyge fisheri)もチャイロヤッコで、今ではfisheriとflavicaudaはシノニムなんだそうだ。
ヤッコはヤッコで片づけてしまいたくはあるが…。
でも、fisheriは全身がオレンジがかっているので、とりあえずはflavicauda。
ラテン語で、flaviは黄色、caudaはfailを意味する。

おかしな目つきに美しい縁取り。
ふだんはスルーしてしまうような魚も、いろんな表情、色彩をもつので、なんでも撮ってみるもんだ。

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