すいません、もっと早くアップすべきでした。
いすのコレクターとして知られる東海大芸術工学部の織田憲嗣教授の所蔵品から、建築家がデザインした25点を選んで展示しており、なかなかおもしろかったです。
背の高さで有名なチャールズ・レニー・マッキントッシュの「イングラム・ハイバックチェア」をはじめ、リートフェルト、アアルト、イームズ、ル・コルビジュエ、スカルパ、フランク・ロイド・ライトといった有名ど . . . 本文を読む
(長文です)
G.A.A.Lは
GEOMETRIC ABSTRACT ART LABORATORY
の略称。札幌の美術家、伊賀信さんによるユニットです。
今回、展覧会名からも伊賀さんの名前が消えてしまいましたが
「ぼくの名前よりもG.A.A.Lで有名になってくれた方がいい」
と伊賀さんは話しています。
ロシア構成主義やミニマルアートに通じる構成的、幾何学的な美をめざしているように、筆者には . . . 本文を読む
北海道新聞08年7月19日朝刊から。
関口雄揮さん(せきぐち・ゆうき、本名雄三郎=ゆうざぶろう=、日本画家)17日午後7時5分、心不全のため死去、85歳。埼玉県出身。自宅は千葉県(中略)。 道内の風景を描き続け、2005年、札幌市南区に日本画など3千点を収蔵する「関口雄揮記念美術館」がオープンした。
□http://www.sekiguchi-muse.jp/
同美術館のサイト(上に . . . 本文を読む
市立小樽美術館で入場者を観察していると、1階を素通りしてまっすぐ2階で受付をしている人が多い。
じつにもったいないと思う。
「1階は中村善策ホールで、常設だから」
と決めてかかっている人がいたら、ぜひその姿勢は改めてほしい。
というのは、同館の中村善策コレクションは相当なもので、1階ホールも時々展示替えをしているからだ。筆者も、足を運ぶたびに
「これは未見だな」
という絵に出合う。
とりわ . . . 本文を読む
札幌在住の全道展会友で、行動展にも出品している松木さんの個展。木をモティーフに、樹木の持つ生命エネルギーを感じさせる大作から、高校生のときに初めて描いた油絵までが並んでいます。
「環境破壊がすすんでいる現状に対し、自然の声なき声を描く-という意味合いもありますが、やはり木のもっている生命感を第一に描いていきたい」
冒頭の画像は、右側が「生命の樹」(F150)、左が「新生」(同)。
. . . 本文を読む
透明感あるあっさりした色と、ユーモラスでやわらかな線とのくみあわせで、めざましい活躍ぶりをみせている札幌のイラストレーター佐々木小世里(こより)さん。
最近では、北海道新聞社の関連会社が発行しているフリーペーパーの「オントナ」記念号の表紙をどーんと飾っていたので、ごらんになった方も多いでしょう。
佐々木さんが大きなイラストを描き、フリーライターの柳さんが文章を書いて、北海道新聞日曜版「 . . . 本文を読む
現在、道立近代美術館で「レオナール・フジタ」展が開かれていますが、彼の展覧会は、百貨店などでもちょくちょく催されてきました。
ただし、出品作の大半は、市場にわりあい多く出回っている戦後の版画(しかもエディションが多いやつ)であり、今回、JRタワーの5周年企画として、旭川のギャラリーシーズが開催したこの展覧会は、戦前の藤田の全盛期の作品がふくまれていることが大きな特徴です。
冒頭の画像の右 . . . 本文を読む
西28丁目からジェイアール北海道バス「西21 宮の沢線」で「ふもと橋」降車、山の手ギャラリーで松木眞智子展。
帰路、札幌宮の森美術館に寄り、榎忠展。
8月10日までに、会期が延びた模様。
あとは都心部。
富士フイルムフォトサロン(フィルム一本勝負)
→ギャラリーたぴお
→札幌時計台ギャラリー(櫂展)=20日19日まで
→さいとうギャラリー(夏の企画展 eco)=21日まで
→スカイホー . . . 本文を読む
(承前)
釧路のまちをあるいていると、まるで松本竣介か初期赤穴宏の絵のなかに迷い込んでしまったような、ふしぎな感覚にとらわれる。
どうも現実感がとぼしいような気がするのだ。
といって、きらびやかなイルミネーションで街並みが飾られているとか、そういうことではないし、筆者が行ったときは名物の霧もなかった。
ちょっと考えて理由がわかった。
あまりに人通りがすくないのだ。
道路幅 . . . 本文を読む
たっぷり眠ったのにもかかわらず、なんだかテンションがあがらない日々。
14日。
朝から多忙。
ギャラリーは、帰りにラフィラホールに寄ったのみ。
15日。
石の蔵ぎゃらりぃ はやし
→キヤノンギャラリー
→富士フイルムフォトサロン
→大同ギャラリー
の4カ所。
「石の蔵」が閉まるといううわさは、やはりガセネタであることが判明。
あの地区の再開発の話は、浮上したり引っ込んだり . . . 本文を読む
道展日本画部の会員だった白崎幸子さんの遺作展。
筆者は、生前、個展を見た記憶がありません。道展のほか、「北の日本画展」と、千葉晃世さんの教室展である「斗水会」展に出品されていました。
会場の作品の多くは、風景を写実的に描いたものです。とくに冬が多いようです。
人物は「神代植物園公園」に、小さくふたりが描かれているのが唯一の例外で、ほかにはまったく登場しません。
写実的といっても、細かく . . . 本文を読む
(承前)
釧路の人は石川啄木が好きだとつくづく思う。
いまからちょうど1世紀前、滞在していたのはわずか2カ月余り。
当時の釧路新聞の記者、ということは、筆者の大先輩ということになるのだが、あまりまじめに働いていたふうではない。
あはれかの国のはてにて
酒のみき
かなしみの滓(おり)を啜るごとくに
さいはての駅に下り立ち
雪あかり
さびしき町にあゆみ入りにき
短歌では、 . . . 本文を読む
道教大の札幌校と岩見沢校の学生・院生計9人が、1カ月あまりにわたり、札幌校、iwamizawa90°、praha 2 + deep sapporo「9J」の3カ所でのべ18回もの展覧会をひらいた「SPIRAL」。
5人と、1グループがそれぞれ別内容で3度の展覧会を開くという意欲的な内容に加え、岩見沢にはギャラリーがないので「一からつくる」という試みまで手がけたこのプロジェクト、北海道の美術史に . . . 本文を読む
http://blog.goo.ne.jp/hsssajp/e/5db5ab230f896478fa538f5f568505fe
この記事を読むまで知らなかった。
11日に閉店したそうです。
地下鉄南北線大通駅の南端近くに位置する中ぐらいの本屋さん。店長がおもしろい方で、「これは」と思った本をどーんと仕入れて平積みし、ベストセラーをつくりだすような、意欲的なことをしていた。
また、 . . . 本文を読む
北海道新聞08年5月24日夕刊の第二社会面から。
【函館】野口雨情作詞の童謡「赤い靴」のモデルとされる女の子、岩崎きみ(1902-11年)のブロンズ像を函館に建立する計画が、有志によって進められている。函館はきみが母親と別れ、米国人宣教師に預けられた縁の深い土地。函館開港150周年に合わせ、来年6月に函館港に設置する予定だ。
きみは静岡県出身の母かよに連れられ、函館に移り住んだが、3歳の . . . 本文を読む