つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

花火よ上がれ

2009-05-16 05:51:01 | 
会社から帰ってくると、植木の「墨田の花火」がガックリと
うなだれていた。このところのピーカン天気で干上がっていたのだ。
もちろん帰宅するたび毎日水をやっているのだが、これからの夏日、
一日一回の水やりでは足りないのかもしれない。

さっそく葉っぱの先々からシャワーのようにかけてやる。
この「墨田の花火」は、水をやって一時間ほどしてから見に来ると、見事に
シャキッとしているので、水のかけがいがあるのだ。

よく見ると蕾のかたまりのようなものが、何と20個ぐらい出来ている。
これが全部咲くと、壮観な花火大会になるではないか。心わくわくしてきたが、
待てよ…そうはうまくいかないかもしれない。

以前TVで見たのだが、確か他の花芽を取ったほうが大きくきれいな
花になるというようなことを観た気がするのだ。しかし、いいではないか
大輪の花火でなくても、たとえ線香花火のようでも20個も上がればそれは
それで壮観じゃないか。「ドーン」といくのもいいがパチパチと、
そこはかとない可憐な花火も大好きである。

その近くに、G・WにKさんから貰ってきた睡蓮の鉢が置いてある。
始め泥の塊りのように濁っていたが、翌日のぞくときれいに澄んでいた。
数日経つと緑の藻のようなものが湧き上がってきた。また次の日にはあの
睡蓮の葉っぱがプカリと1枚浮いていた。それまで折れ曲がった茎が何本か
見えていたのだが、葉っぱは初めてだったのだ。日々刻々と変化して
今3枚ほどの葉っぱを浮かべている。花芽が見えるのも、もう間近な気配である。

さーてこの睡蓮を「墨田の花火」の隣に置けば、時季を同じくして、
鮮やかな花火の競演が見られるに違いない。今その気配をひしひしと
感じて楽しみに待っているところなのだ。

花火よ上がれ!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

墨田の花火

2009-04-08 04:30:26 | 
好きな花というのは、見る人を楽しませ心を和ませてくれる。
これも生活の上での大切ないろどりだろうと思う。

残念ながら、郵便局でサービスにもらった菜の花の種は、結局芽吹きを
見ることはできなかった。ちょっとガックリだが、まあ…仕方がない。
しかし、我が家には毎年夏に楽しみにしている花があるのだ。
それは「墨田の花火」と命名されてる額アジサイである。
玄関周りに配置している鉢植えの中のひとつなのだが、その名の通り
花火がパッと開いたような形に赤紫の花を咲かせてくれるのだ。

当然そのためには、きっちり冬を過ごさなければならないに違いない。
そのことを考えて、昨年の秋あたりに肥料の油かすをやったりしていた。
ところが、どっこいしょ、雑草という妙なる命がこの墨田の花火の鉢の中に
芽吹いていたのである。

わたしは同じ命と尊重し、母の反対を押し切り同居を放置していたのだが、
雑草は、鉢に撒いた油かすの栄養をまるで独り占めするかのように
みるみる繁茂し、主の「墨田の花火」の生育をおびやかすかに思えてきた。

さすがのわたしも「ウ~ン」と考えてしまった。なにせ、本家の「墨田の花火」
の葉っぱは全て、枯れ色になってしょぼくれ、楽しみにしている開花がピンチに
思えてきたのだ。やっぱり同居人は本家をおびやかしてはいけないのだ。

再び母の雑草刈りの要請もあり、やむをえん、泣いて馬ショクを斬るではないが、
泣いて雑草を刈る決断をした。まず、墨田の花火の枯れ色葉っぱを
全部切り落すと、ビッシリ生えてる雑草を両手でムンズと掴み、思いっきり
引っ張った。…が、葉っぱは何枚かちぎれたものの、根っこはビクともしない。
ゲ~これが雑草の強さかと驚いたが、感心している場合ではない。

何度かチャレンジして、やっと引き抜くことができたのだが、根の先っぽは
鉢中に張り巡らされていて残ってしまうのだ。実はまあ…このたくましさは
予想していて、どうせ又出てくるに違いないと思っていたのだ。
ただ、「墨田の花火」が咲く間はおとなしくしていてもらいたいのである。

あれから約二週間が経つのだが、雑草が無くなりすっきりした「墨田の花火」の
枝には、青々とした若葉がたくさん出始めてきている。どうやら今年も無事に
開花を見れそうである。よかったよかった。

同じように油かすをやっていた「君子蘭」2鉢も雑草を取り払ってスッキリ
していたが、銃弾のような塊りのつぼみが出始めている。こちらは一足先に
朱色の見事な花を咲かせてくれそうだ。すでに桜は満開、春は確実に深まって
開花の楽しみを次々と用意してくれているのだ。

しかし…又すぐやつらも出てくるよなあ…。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐奈川の桜

2009-03-29 07:59:57 | 
作品の搬入をすべく、2年ぶりに豊川の「奈邪」へと向かった。
2年ぶりの佐奈川の桜は、わたしの早咲きの予想に反してまだ三分咲き
というとこか。実は搬入を利用して、佐奈川のすばらしい桜の花見を
兼ねて来たのだった。

しかし、まあ…咲き始めを見るというのも、又違ったおもむきがあるのでは
と覚悟を決めていたのだ。よく見ると場所によって五分咲きという
ところもあって、あながち残念な眺めばかりではないことがわかった。

2年ぶりに会った「奈邪」のマスターはまったく変わっていず、肌つやも良く、
元気そうで、まずそのことが嬉しかった。いつも気になっているのは
マスターの健康だったからだ。それとマドンナのトモちゃんも、なんと2年前
よりもグッと色っぽく、きれいになっていたのだ。もしや…彼でもできたのでは
…と勘ぐってしまった。(そうなるとマスターが泣くなあ…)

「奈邪」でおいしいコーヒーをいただく間に、マスターが花見のお弁当を
作ってくれ、何とわたしの夢であった燗酒まで用意してくれたのである。
「ちょっと味見してみて」と、マスターがオチョコを差し出す。
味見してみると、ほんのり木の香りがする。「たる酒なんですよ」とこだわりの
マスターが吟味してくれたものだったのだ。(マスター…

天気予報では、雲が多く雪がチラつくかもしれないという、とんでもない
予報が出てて、苦笑しつつ「きょうは雪見酒かい」と日頃の行いの悪さを
嘆いたものだったが、案に相違して空は青空が広がり、白い雲が
たゆとうている。佐奈川を覗くと、水がきれいに澄んでいて小魚がスイスイ
泳いで行く。

場所を定めると、川べりにドッカと腰を下ろし、マスターが用意してくれた
弁当を取り出した。三重箱になっていて、一番上に玉子焼きとカマボコのつまみ、
下の二重箱には、な、何とデッカイ蒲焼のうな重ではないか。
わたしはこんなデカイうなぎ見たことないというぐらい大きいのである。
(マスター…

早速燗酒をオチョコに注ぐとグイと一口。木の香りのたる酒が鼻孔をくすぐり、
五臓六腑に燗具合が染みわたる。つまみの玉子焼き、カマボコををいただきつつ
燗酒を飲み干した。丁度よい酒量で最高の酔いかげんでそのまま仰向けに
寝転んでみた。

視界100パーセント空である。白い春の雲がところどころに散らばっている。
じっと見ていると、時間の流れがゆるやかになり、自分が空に吸い込まれてゆく
ような気がした。

      浮石に乗る  我も雲  天高し

という我が拙句を思い浮かべていた。わたしは今、雲になっていた。

もちろん、うな重はおいしくたいらげさせていただきました。
(お腹はじけそうだった)(笑)

最高の花見になりました。ありがとうマスター

P・S  今度から、ちゃんと代金全て取ってくださいネ。

     「はいまん彩」展 
             〒442-0027
             愛知県豊川市桜木通り5-5ギャラリー喫茶「奈邪」
                      ℡0533-86-9480平日7:00~18:00
                             日曜正午まで
               期間 4月1日~4月30日 
                          作者4日・5日
                            11日
                            18日
                            25日・26日
                            A・M10時より
                            居るつもりです。
              





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギャ~っとっと

2009-02-28 05:12:51 | 
のんびりしていたら、もうすぐ2月も終わりである。
今年再びあの「奈邪」で展示することになっているのだ。

2年ぶりである。本当は毎年でもお願いしたいのだが、なにせ
グータラなので、新作が揃わないのである。まったく描かないのではない、
描いても失敗ばかりで、作品をものにできないでいるのだ。

しかも展示は4月、ギャ~もうすぐである。「奈邪」という喫茶店は豊川市
というところにある。この豊川は、我が生活エリアからけっこう遠くて、
車で2時間かかってしまうのだ。
ゆえに一昨年はホントに一握りのゴクゴク親しい人たちにしか
案内状を出せなかったのである。

しかーし、今年はきっちり出させて頂こうかと思っている。
まあ…当然ながら我が拙作を見ていただきたいのはヤマヤマなのだが、
それよりもまず30年以上やっている「奈邪」という店とマスターを
知ってほしいし、どうしても4月に展示させていただきたかったわけも
知ってほしいのである。

それは「奈邪」の近くを流れる「佐奈川」という川べりが4月のはじめに
桜が満開になるのである。おそらく数キロは続いていると思うのだが、
それはそれは壮観な眺めなのだ。
川のほとりは菜の花がびっしり咲いて、菜の花の黄色いじゅうたんと
桜の白さが「佐奈川」を染め上げる様は必見のお勧めなのである。

我が展示作品はさておき、この観景を目にすれば、はるかなる桃源郷に出会った
喜びに満たされるに違いないのだ。

     期間は、4月1日~4月30日までの予定である。

さて、いま現在はその露払いとも言うべき展示を4点だけ「栄」で
させていただいているのだが、丁度1時間に1本出る高速バスが、
すぐ近くのバス停から乗って終点の「栄」に着くので、きょうも
我が不肖作品に会うべく、行くつもりである。

     本日は昼12時40分「栄」着の予定である。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春よ来い

2009-02-03 02:15:43 | 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村昨年年賀状を買ったとき、郵貯銀行で花の種を
サービスに貰った。

それは菜の花の種で、コンパクトな紙の包みに入っていた。

ようし…これを近くの地面に撒けば、春の到来を告げるべく、
あの黄色い春色を咲かせてくれるか…と密かなる楽しみにしていた。

ところが、年末年始の慌ただしさに、コロリと忘れてしまっていたのである。

正月が過ぎてからやっと思い出し、あわてて仕舞いこんであった種を
引っぱり出した。時すでに遅し…かとあきらめかけたが、振れば「サッサッ」と
音がする。なんだか「早く出してよ」と言ってる気がした。

とにかく撒くだけ撒こうではないかと思いなおし、外へ出て適当な地面を
探したのだが、なんだかどこも冬の地面は固そうで、そんな所から芽が出そうな
感じがしなかった。

ちょっと困ったが、そういえば玄関脇に置いてある我が家の鉢で、昨年
雑草に占拠されている一番大きい鉢を思い出した。

さすがの占拠雑草も枯れてしなびている。

ようし、ここだ、と菜の花の種をパラパラとふりかけのように撒いた。後は、
日々水をやって、春を告げてくれるのを待つだけである。

しかし、もう1月。種を撒くにはかなり遅かっただろうし、雑草はそのままなので、
無事芽を出したとしても、その雑草との生育競争が待っているではないか。

よく見れば、数種類の雑草が居座っている。

この無法地帯と化した鉢の中の生存競争に、打ち勝つことが出来るのか、
心配ではあるが、まあこれも運命、たくましく育ってくれよ、と思いつつ早速
水をやった。

あれから3週間が過ぎて、時折りのぞいているのだが、まだ芽を出した気配がない。
果たして無事に鉢の地表を突き抜けて、菜の花が「春ですよう…」と黄色い声を
出してくれるのか、待っているのだ。
がんばてくれよーイ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする