つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

ちょっとカラスなあいつ

2024-08-28 03:56:29 | ちょっとした出来事
買い物をして、マンションに
入ろうとしたら、カラスが玄関口
の上に止まっていた。

嘴の大きいハシブトガラスだ。

やつは、話しかけると面白い
反応をするのは知っていたので、
「おい、何やってんだ!」と
声掛けをしてみた。

こういう時、カラスは逃げないのだ。

やつは、キョロキョロそわそわと
し始めた。
な、なんかオレに話しかけてんのか…?
という感じのリアクションである。

「お前、そんなところにいたら、人が
中に入りづらいぞ!」と言うと、首を
2、3度振ると、クルリとI回転したのだ。

まあ、もう少し遊んでやりたかったが、
買い物の荷物も持っていたので、「じゃあな」
と言って、中に入ってしまった。

翌日、資源ごみを出す日だったので、
集積所へ行くと、誰かのゴミ袋が
破られて、とっ散らかっているではないか。

とっさに、昨日のカラスを思い浮かべた。
ヤツの仕業に違いない。

以前、このブログにも書いたのだが、
可燃ゴミの近くをウロウロしていた
カラスがいたので、「コラーあっち行け!
シッシ!」と手を振って追っ払った事が
あったのだが、翌日出した我が資源ゴミ袋が
破かれ、ほっ散らかっていたのである。

カラスは、人の顔を覚えるらしいので、
我が顔を認識して、事に及んだのだろう。

その時はそう実感したのである。

おそらく、昨日のあのカラスに何か
やった人が、顔を覚えられて、資源ゴミを
出すのを見定めて、報復を受けたのでは
ないだろうか…。

過去の経験から、そんなことを直感
したのだった。

周りを見渡したが、カラスの姿は無く、
とっ散らかったゴミの横っっちょに
我が資源ゴミを置いて、今日も暑くなりそうな
空を見上げて、立ち去った。

今日の一句

ハシブトに 問えば振り向く 秋夕焼け
                  issei

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人生は一冊の書物に似ている

2024-08-03 06:11:13 | つらつら思うこと
「人生は一冊の書物に似ている」
これは、西村寿行氏原作のサスペンス
ドラマ「黒い目撃者〜妖魔のカラスが
人を襲う!」の中で、刑事が呟いた
言葉である。

島村沙都美…斉藤慶子
 徳田左近…前田吟
 梶谷義雄…船越英一郎
 中平正則…西村和彦
 梶谷華江…朝加真由美
 歯科医…未來貴子
原作・脚本
【原作】西村寿行「妖魔」より(徳間書店・刊)
【脚本】平山勇
監督・演出
【監督】松生秀二

この言葉が、ものすごく印象に残ったので
調べてみると、ドイツのジャン・パウエル
(Jean Paul, 1763年3月21日 - 1825年11月14日
小説家)の言葉だった。

“愚者たちは、それをペラペラと
めくっていくが、賢者はそれを
丹念に読む。なぜなら、彼はただ
一度しかその本を読めないことを
知っているからだ”

とある…。

結構ダラダラと日々を過ごす
ことの多い我が胸にグサリと
突き刺さったのだ。

思えば、俳句を始めた頃、今まで
目にも止めなかった近隣の草花、
花鳥風月に、改めてまじまじと
見つめ始めたのを思い出したのである。

そして、ユーミンの「やさしさに
包まれたなら」の一節、♪目にうつる
全てのものはメッセージ♪という
言葉が思い出されたのだ…。

なるほど…今一度、この世界の
目に映る全てのものを、二度と読めない
一冊の書物として、1日のページを
めくり、丹念に観て読んで、一期一会の
出会いを大切にしたいと、切に思うの
だった。

今日の一句

夕焼けて 言霊返る 胸の奥
             issei




コメント (2)
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