帰らんちゃよか

台所に立って、さあ料理を作るか！
という時、必ず近くに置いてある
スマートスピーカーに声を掛けて
好きな曲を流してもらっている。

やっぱり好きな音楽を聴きながらの
料理作りは、気分良く出来るので、
料理も一味違ってくるような気さえ
するのである♪

日々いろんなジャンルの曲を聴くのだが、
料理が最後の仕上げにかかる頃、ふと…
島津亜矢の「帰らんちゃよか」を聴きたく
なったのだ。

この曲はたまたま、深夜に絵を描いている時に
ラジオから流れてきたのを聴いて、涙が
止めどなく流れてしまった曲だったのである。

「アレクサ！島津亜矢の帰らんちゃよかを
お願いします！」とAIに声かけすると、
早速流れてきた。

しかし、これは明らかに選曲ミスだと
思い知らされたのである。

この曲は、故郷を離れて東京で夢に向かって
生活している娘に向けての親心の歌なのだが、

九州弁丸出しで、「親に気を遣って帰って
こんでもよかよ」という事を切々と歌って
いる名曲なのだ。

もう曲が始まってすぐから、涙腺が疼き出し、
序盤から涙が出てきて、調理中のフライパンの
中が見えなくなってしまったではないか。

ヤバイ！と気づいた時にはすでに遅く、もはや
ストップの声掛けもままならず、涙腺崩壊の
まま、何とか料理を終えたのだった。

「ちょっとしょっぱめだけど美味しい！」
と、身内らに言われたのだが、まさか我が
涙が混入したわけでもあるまいが、まあ…
涙の味が入ったのかも…とやれやれ…と
胸を撫で下ろしたのだった…。

今日の一句

琴線に　触るる一曲　冬椿
　　　　　　　　　　　　issei

つくつくしの詩

・ワタシはつくつく法師の声をここ3年ほど
　聴いていない
・正直つくつく法師の声が大好きという
　わけでもない
・むしろ蝉しぐれの中につくつく法師の
　声が混じってくると秋の足音が聞こえた
　ようで少しうら寂しささへ覚えていた
・やがて全てつくつくしの声に代わって
　秋へのページが捲られるのだ
・つくつく法師は俳句ではつくつくし、
　法師ゼミ、などと呼ばれる秋のセミである

・しかしまったく聴かないとそれはそれで
　違う寂さを覚えるのだ
・ましてや3年も聴かないとなるとあの声の
　懐かしさが思い出されてしまうのだ
・一体どうしたというのだ、クマ蝉、アブラゼミ、
　ニイニイゼミはこの夏　鳴きまくっていたのに
　つくつく法師の声だけ聴いていないのだ
・つくつくしは消えてしまったのか
・つくつく法師よ鳴いてくれ！
・さあ鳴くぞ！というグジュグジュグジュ…
　のイントロを聴かせてくれ！
・”ジュグジュッショー”という第一声の
　張り切った声を聴かせてくれ！
・人の足音が近づくと”ジュグッショ！ジュグッシヨ”！
　と慌てふためいて早鳴きし出す声を聴かせてくれ！
・鳴いている時にお尻をふりふりする姿を見せてくれ！
・聴けなくなって初めて気づいたのだが、ワタシは
　つくつく法師の声が好きだったのだ！
・あの透き通った翅の美しきが好きだったのだ！
・大好きなつくつく法師よ鳴いてくれ！！！

今日の一句

蝉時雨　中の一声　つくつくし
　　　　　　　　　　　　　　issei

虚脱歩き

歩く姿勢が大事なのは承知している
つもりなので、意識してなるべく、
背筋をピッと張って歩くようには
意識している。

…が、時折りヨタヨタ虚脱歩きなるものを
やっているのである。

ほぼ、家の中でやるのだが、全身の
力を抜いて、肩をガックリと落として、
へろへろヨタヨタと歩くのである。

見ようによっては、酔っ払いの千鳥足か
ゾンビ歩きのようなものなので、ほとんどは
誰も見ていない時にやるようにしている。

これは、一種の我がリラックス法なのだが、
お酒を飲んだ直後とか、何か一休みした後
とか、ちょっと体がだる重いときに、ヨタヨタ
へろへろと大げさにゆっくりと歩くのである。

時折り身内らに見られると、「ナ〜二ィ〜
それやめてよ〜」と眉をひそめられるので、
なるべく誰もいない時にやっている。

我ながら変だとは思うのだが、つい出てしまう
のである。

ところが、ある日TVを観ていたら、ある
お医者様が、「時折りこうやって歩くとイイ…」
と、何と我が虚脱歩きとそっくりな
歩きの方法を推奨していたのである。

やはり、全身の筋肉をリラックスさせる
リフレッシュ法だと言うのだ。

おお…と、思わず賛同の雄叫びを、
これ見よがしに挙げたのだった。

思えば、この虚脱状態を作るのは、心身に
知らない内に溜まっていた疲労物心を
無意識に削ぎ落としていたのかもしれない
ではないか。

一瞬ドヤ顔のワタシに、身内らは
「フ〜ン」と訝しげな渋〜い表情の
一瞥をくれたのだった…。w

今日の一句

酩酊の　足の渡れる　冬銀河
　　　　　　　　　　　　　　　　issei

久々のカラスなあいつ

可燃ゴミ出し日だったので、集積所
へ行ったら、カラスのやつが網目を
潜って、突ついている最中だった。

可燃ゴミは網を掛けるのだが、時折り
ちゃんと掛けない人がいるので、この
ような事が起こってしまうのだ。

以前、カラスにサンマの頭のプレゼントを
貰った事があって、「カラスなあいつ」という
ブログを書いた事があるので、カラスには
少なからずシンパシーを抱いているつもりだが、
これは見逃すわけにもいかず、思わず「コラ！」
と一喝すると、ササッと飛び立った。

「ったく…！」油断もスキもありゃしない
なあ…とブツブツ言いながら、網の隙間を
直して、ゴミを出して去ろうとすると、
妙な視線を感じたように思えたので、上の
方を見ると、カラスのやつ電線に止まって
こちらを見ていたのだ。

思わず視線が合ったので、手でシッシ！
と電線に向かって振ると、さすがに
飛び去って行った。

翌日は、資源ゴミ出しの日だったので、
集積所へ行くと、どういうわけだか
昨日のヤツとおぼしきカラスが、昨日と
同じ電線に止まってこちらを見てるでは
ないか。

ワタシはヤツとチラと視線を交わしたが、
今日は資源ゴミなので、ヤツも用は無い
ハズなので、ふふんとあざとくあしらう
感じで、ポイと資源ゴミを放り投げると、
スタコラと集積所を去った。

1時間ほどして、所用のため出掛けようと、
集積所の辺りを通ったら、出したはずの
資源ゴミが、無残にとっ散らかっている
ではないか。

見覚えのあるビニール袋とトレイは、
明らかに我が資源ゴミである。

他の資源ゴミは無傷だったのだ。

資源ゴミは、ほぼカラスにやられる
ことはないので、網は被せていないので
ある。

「ナロウ〜！」と電線と周りを見やったが、
もはやヤツの姿は無かった。

それにしても、これは明らかに、ピンポイント
でワタシのゴミを狙ったように思えるではないか。

しかも資源ゴミなので、食べる物など
無いのは、目ざといカラスならとっくに
承知の筈なのだ。

という事は、明らかに昨日ワタシに
追っ払われた事への逆恨みなのか…？

そう言えば、カラスは人を判別すると
聞いたことがあるので、ワタシを
狙った所業なのか…とも思える。

ヌ〜そっちがその気なら、買ってやろう
じゃないか！っと、睨み回したが、何処
にも姿は無く、それっきり、姿は見なく
なったのである。

まあ、正直ホッとしているのだが、
あれ以来、カラスの鳴き声を聞くと
アイツか？と、つい聞き耳を立てる
ようになったのである。

そして、「カ〜カカカ！」とあざわれて
いるようにも聴こえるのだった…。

今日の一句

凍雲に　鴉刺したる　避雷針
　　　　　　　　　　　　　issei

何とか今年の第一弾

何とか製作中の着せ替え「キタキツネ」を
完成させ、申請したら、その日のうちに
「承認」の青丸を貰ったのだった。

申請が久しぶりだったので、少々戸惑い、
焦ってスマホと格闘したので、さぞかし
血圧が上がったことだろうと思う程だった💦

というのも、着せ替えを申請するに、既に
課金してあるので、もし最悪のリジェクトを
食ったら、また課金しなければならないのである。

金額は、大したことはないのだが、やり直しと
いうのは、心底疲れるのだ。

なので、却下の赤丸「リジェクト」の知らせ
など来ようものなら、新年早々撃沈の憂き目に
遭うところだったのである。

青丸を見た時は、ついバンザイ‼︎の雄叫びを
挙げたのだったw

いつもながら心臓によろしくないので、
心臓の悪い方など絶対やめた方が良いデスw

しかしまだ第一弾なので、まだまだ制作途中
が２つ控えているのだ。


ワタシは、心臓は悪くはないと思うのだが、
甚だ弱いという自覚があるので、何とか
赤丸自爆だけは、ご勘弁願いたいと、
やおよろずの神に手を合わせて、今日も
制作に勤しむ予定ナノデスw…南無

今日の一句

青々と　信号続き　淑気満つ
　　　　　　　　　　　　　　issei
ぜひこれで行きたいので、

踏切の　飛雪赤々　灯り出す
　　　　　　　　　　　　　issei
コレだけは勘弁してもらいたい！w