つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

病院ってなんだ?

2007-11-30 05:30:05 | ちょっとした出来事
母が退院してきた。
退院と言っても完治したわけではなく、自宅療養みたいなもので
定期的に通院しなければならない。

まったくの寝たきり状態になってしまった母が、病院の
リハビリのおかげで、車椅イスを使えるようになり、つかまり立ちも
なんとかできるようになった。

母は健康には人一倍気を使うほうで、朝は黒ゴマときな粉を
牛乳で溶いたゴマ牛乳を毎日かかさず飲んでいたし、ゴーヤの
なんたらかんたらとか黒酢のなんたらかんたらとか言うサプリメント
も積極的にとっていたのである。

近くの病院には内科・外科を問わず、週に何度かは通っていて、
その間にレントゲン・血液検査・CTスキャン・MRIなど
あらゆる検査をしていたにもかかわらず、急に歩けなくなってしまったのである。

そして救急車で運ばれた通っていた病院では、レントゲン撮影
したにもかかわらず異常なしで歩けない状態のまま帰されたのである。

その後も、母の痛みが引かないのでおかしいと思って腰痛専門の
病院でMRIを撮ったところ、二箇所の骨折が見つかり、
薦められた大きい病院ではさらに腎臓や血液のただならぬ病変が
見つかったのである。

一体いままでの通院・検査は何だったんだい!、と言いたくもなるという
ものである。

その病院で「もう一箇所気になるところが…」とMRIの画像を
見ていた先生が、「もっと大きい病院でよく調べたほうが…」
という一言で、ここに至ったのである。

これでつくづく思ったのは、これからは患者が医者や病院を
選ぶ時代だということだった。

しかしいい医者とかいい病院なんてどうやって知ることが
できるのかが問われてくる。

TV・雑誌に登場する名医なんて、なかなか近くにいないし、
やはりできれば、近くでいい先生・いい病院に出会いたいものである。

「あそこの先生は謝礼を渡すと、躊躇なくここへ入れるそうよ」と
ふところに手を入れる仕草をした。会社のパートさんたちの会話である。

わたしが時折行っていた大学病院で、なるほどなかなかウデがいいな、
と思っていたし、雑誌でも名医が多いと書いてあったところなのだ。

あ~あ一体何を信用すればいいんだい。やっぱりそんな風評が
耳に入ると行くのに躊躇してしまう。

こういう風聞はバカにならないのだ、これからはダンボ耳にして
口コミの情報を積極的にキャッチして病院・医者選びを
したいものである。

「あそこは脳外科では一番らしいけど…他の病院からあそこに行ったら
最後だって…」

「あそこの皮膚科に行ったら水虫を写されたのよ…」

ふむふむ…聞こえてくる。




コメント
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