4月の「奈邪」での展示を見に来てくれたビギネスホテルオーナーのU氏が
「6月に電話しますからそのとき飲みましょう」と言ってくれていたのだが、
公約通りに6月に電話がかかってきた。
この人は約束をキッチリ履行する人だなあと感心した。で…休日を
利用して、御招待に甘えることにしたのである。
私鉄の駅で落ち合い、彼の車で経営しているホテルへ…。
ビジネスホテルというより、旅館のような佇まいである。
一階フロアーには、庵炬燵のような造りのテーブルが囲ってあり、
その一席に、おつまみセットが用意されていた。
彼はシェフでもあるので、手造りの巻き寿司セットとツブガイなど数点の
おつまみである。とりあえずビールで乾杯し、飲み始めた。
ビールを一本飲み終えると「もうこれいきましょう」と蛇口のついた
ボトルから氷の入ったグラスに芋焼酎を注いでくれた。
わたしが芋焼酎が好きなのを知っているのである。
これが旨かったのだ。家で飲むお湯割りや水割りにいつも不満感を
覚えていたのだが、それがまったくないのである。まろやかな甘みが
とろりと口中にひろがり、いい香りが鼻腔をくすぐるのだ。
「これ…すごい」と彼に聞くと、ニマッと笑ってその秘訣を教えて
くれたのである。もちろん焼酎そのものも我が愛飲の安物とは訳が
違うのであるが、なんと焼酎にだし昆布を少々入れるというのである。
さすがにシェフは違うなあ…と感心してしまった。
そして飲んでる間にもちょこちょこ新しいツマミを持ってくるのが
またおいしいので、あれこれ作り方を聞きつついい気分になってきた。
そこへ彼の友人がやって来て、合流して飲み始めたのである。
友人にも見せたいという彼の要請で、絵のコピー10数点をファイルしたものと
マンガのファイルを持ってきていたので、友人M氏に見てもらいつつ
酌み交わしたのである。M氏は「魔界への誘い」というわたしが泣いて喜ぶ
ようなネーミングの芋焼酎を引っさげて来ていたのだ。
当然これもいただいたのだが、これも旨かった。ファイルを
見てくれたM氏も我が拙作を気に入ってくれ、3人大いに盛り上がったのである。
実は翌日仕事だったので、昼ごろから飲み始めて、3時ごろに終了の
予定だったのだ。3時ちょっと過ぎだったが、U氏は「約束ですから」と
終了してくれたのだが、友人M氏がすんなり帰してくれなかったのである。
「いくら明日仕事といってもまだ早いでしょう」と近くのカラオケ喫茶へ…。
結局それから2軒ハシゴをして、家に帰り着いたのは午後11時過ぎだった。
翌日は午前4時起きで、仕事に出掛けたのである。
いやはや、ハードなスケジュールとなったが、二日酔いにもならず、無事
仕事をこなしたのだった。
それにしても、楽しい飲み会だった。M氏は行く先々で、「ほら、絵を見せ
なくちゃあ」と催促して、持っていってたポストカードと絵入りの名刺を
渡すのである。わたしは自分の展示会か、余程親近感を覚える人でないと
とても渡せないし、照れくさくて出来ないのである。
しかしこれは非常に勉強になることだった。もし自分の作品をより多くの人に
見てもらいたいのなら…必要なことかも…と考えさせられたのである。
(でも、性格上難しいかなあ…)
またこの日は料理屋の仲居さん、スナックのマスター、ホステスさん、
会う日と会う人、みんなすばらしい人達で、いいオーラをもらって
幸せな一日となったのである。
会った方々、ありがとうございました。またいつの日か…。
「6月に電話しますからそのとき飲みましょう」と言ってくれていたのだが、
公約通りに6月に電話がかかってきた。
この人は約束をキッチリ履行する人だなあと感心した。で…休日を
利用して、御招待に甘えることにしたのである。
私鉄の駅で落ち合い、彼の車で経営しているホテルへ…。
ビジネスホテルというより、旅館のような佇まいである。
一階フロアーには、庵炬燵のような造りのテーブルが囲ってあり、
その一席に、おつまみセットが用意されていた。
彼はシェフでもあるので、手造りの巻き寿司セットとツブガイなど数点の
おつまみである。とりあえずビールで乾杯し、飲み始めた。
ビールを一本飲み終えると「もうこれいきましょう」と蛇口のついた
ボトルから氷の入ったグラスに芋焼酎を注いでくれた。
わたしが芋焼酎が好きなのを知っているのである。
これが旨かったのだ。家で飲むお湯割りや水割りにいつも不満感を
覚えていたのだが、それがまったくないのである。まろやかな甘みが
とろりと口中にひろがり、いい香りが鼻腔をくすぐるのだ。
「これ…すごい」と彼に聞くと、ニマッと笑ってその秘訣を教えて
くれたのである。もちろん焼酎そのものも我が愛飲の安物とは訳が
違うのであるが、なんと焼酎にだし昆布を少々入れるというのである。
さすがにシェフは違うなあ…と感心してしまった。
そして飲んでる間にもちょこちょこ新しいツマミを持ってくるのが
またおいしいので、あれこれ作り方を聞きつついい気分になってきた。
そこへ彼の友人がやって来て、合流して飲み始めたのである。
友人にも見せたいという彼の要請で、絵のコピー10数点をファイルしたものと
マンガのファイルを持ってきていたので、友人M氏に見てもらいつつ
酌み交わしたのである。M氏は「魔界への誘い」というわたしが泣いて喜ぶ
ようなネーミングの芋焼酎を引っさげて来ていたのだ。
当然これもいただいたのだが、これも旨かった。ファイルを
見てくれたM氏も我が拙作を気に入ってくれ、3人大いに盛り上がったのである。
実は翌日仕事だったので、昼ごろから飲み始めて、3時ごろに終了の
予定だったのだ。3時ちょっと過ぎだったが、U氏は「約束ですから」と
終了してくれたのだが、友人M氏がすんなり帰してくれなかったのである。
「いくら明日仕事といってもまだ早いでしょう」と近くのカラオケ喫茶へ…。
結局それから2軒ハシゴをして、家に帰り着いたのは午後11時過ぎだった。
翌日は午前4時起きで、仕事に出掛けたのである。
いやはや、ハードなスケジュールとなったが、二日酔いにもならず、無事
仕事をこなしたのだった。
それにしても、楽しい飲み会だった。M氏は行く先々で、「ほら、絵を見せ
なくちゃあ」と催促して、持っていってたポストカードと絵入りの名刺を
渡すのである。わたしは自分の展示会か、余程親近感を覚える人でないと
とても渡せないし、照れくさくて出来ないのである。
しかしこれは非常に勉強になることだった。もし自分の作品をより多くの人に
見てもらいたいのなら…必要なことかも…と考えさせられたのである。
(でも、性格上難しいかなあ…)
またこの日は料理屋の仲居さん、スナックのマスター、ホステスさん、
会う日と会う人、みんなすばらしい人達で、いいオーラをもらって
幸せな一日となったのである。
会った方々、ありがとうございました。またいつの日か…。