定期健診に予約を入れている病院から電話がかかってきた。
院内でコロナ患者が出たとのことで、予約を伸ばしてほしい旨の打診だった。
このことはすでにニュースで知っていたので、どうしようかと迷っていたとこだったのだ。
3週間ほどで、通常通り機能できると言われたので、1か月ほど伸ばす形で、予約を入れた。
本当は取り消したかったのだが、このところ、ちと胃の具合いが不如意で、胃痛から2~3日食欲不振だったのだ。
検査当日、病院の入り口は物々しく、自動体温計機で体温測定、体調のアンケート表記、などのために一列に並んでいた。
それでも、血圧、心電図、眼圧、肺のレントゲン、採尿など粛々と検査をこなしていたが、メーンの胃カメラ
になると、昨年までは、受ける皆さん並んで座り、麻酔薬を一緒に飲んでいたが、今回は、個室で一人ずつ行うようになっていた。
検査を終えると、画像を見せられながら、異常なしと告げられ、ホッとして、帰路に就いた。
ホッとはしたものの、この情勢下、なかなか完全にスッキリとはいかない。コロナがどこから忍び込んでくるかわからないからだ。
帰宅すると、二重に付けていたマスクはすぐに廃棄し、着衣はすべてそのまま洗濯機へ放り込み、全身シャワーで洗い流した。
いつ果てるともないコロナ過での暮らしは、否応なく新たな生活システムへと踏み出さなければならないようだ。