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ぽかぽか春庭「雨の日に」

2015-06-27 00:04:31 | エッセイ、コラム
20150627
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十五夜満月日記6月(4)雨の日に

 九州では集中豪雨となっている今年の梅雨。関東地方ではあまり雨が降らず、今年はカラ梅雨かと思っていましたが、26日は昼からしとしと降りの雨が夜まで続いています。 雨も家の中で眺めている分には、少しもいやではないですが、でかける用事があるときは、自転車でのお出かけはあきらめ徒歩になるので、出かけるのがおっくうになります。

 金曜日夜のジャズダンス練習も、いつもなら自転車で練習場所の文化センターへ行くのですが、雨の日は、地下鉄とバスと徒歩で30分以上かかってしまいます。
 26日夜、徒歩で歩道を歩いていたとき、傘を差していたために前方から猛スピードで近寄る自転車に気づきませんでした。深くさしていた傘に打ちつける雨音のために、自転車の車輪の音が、耳の遠い私に聞こえなかったのが、いけませんでした。白いビニールコートを着た男性が自転車ですれちがいざま、「邪魔だ!!」と大声で叫んだので、びっくりしました。

 自転車の人にしてみれば、もたもた歩くオバハンがしゃくに障ったのだと思いますが、歩道は基本的に人が歩くための道です。
 私は車道を自転車で走るのはこわいので、歩道に人が少ないときは歩道を走らせてもらうこともあります。でも、人が歩く道だと思うので、人を追い越して走ることはしません。いったん降りて自転車を押して、少し広いところに出てから自転車に乗ります。私の自転車に、チリンチリンのベルはついていません。前行く人にどいてもらおうとしないので、必要ないのです。
 
 6月1日から自転車の交通ルールが変わったそうです。
 自転車を運転しながらのイヤホン・傘さしなど、安全運転基準に違反し、逮捕もありうるとか。歩道では徐行が当然になり、猛スピードで歩道を走ってきて、歩行者に「邪魔だ!」と、どなるのは、完全に安全基準違反。
 私は、自転車くらい、法律でガチガチに決めてしまうのではなく、互いの気遣いによって、より楽しく道を通れるのではないかと考えてきましたが、今日、歩行者の立場で危ない目にあい、自転車の規制も必要なのかなあとちょっと、方針変更。

 ヘルメット着用規制も自治体によって出されているのですね。万が一事故があったとき、ほんとうに頭を守れるくらいの強度があるヘルメットを求めるなら、2万円から3万円以上はするものを選ばなければならないそうです。あらら、ヘルメットのために貯金しなければ。

 さまざまな決まりが、それぞれの立場によって、解釈がことなったり、どうも法律には弱いのですが、基本的な理解の方法として、法は「より立場の弱い者を守るためにある」というのが、私の解釈です。自転車と歩行者なら、歩行者の安全を考え、国と人なら、国家の権力は、人権や人の幸福を踏みにじるものであってはならないと考えます。

 国の権力が、人の心を踏みにじることなきよう、願っています。
 「政府の意に沿わない記事を載せる新聞社には、広告をださないよう、企業に言えば、新聞はつぶれてしまう」という言論の自由を踏みにじり、権力の暴走を認める発言をする「お友だち」に囲まれた方、自分の考えがすべて正しく、自分の意をくまないヤカラはつぶしたいとおもっているのでしょうけれど、、、、
 私は、人を優先しつつゆっくり走って考えます。止まない雨はないと信じて。

<おわり>
コメント (4)
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