20171119
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記(4)秋色に木の葉舞う
10月は後半に雨が多く、真冬のような寒い日もありました。
紅葉は暖かい日々のあと急激に寒くなるほど色鮮やかになるそうですが、今年はびしょびしょと雨降る寒い日が続いたあとたまに暖かい日もあって、という秋がどこかに行ってしまったような日だったので、あまりぱっとした紅葉にはなりませんでした。
東京の木々がいい色合いになるのは11月になってからと思っていましたが、ゆっくり木の色づき具合を見ている間もなく、気がつけば、11月半ばになっていて、ご近所の桜の木もすでにくすんだ赤茶色の葉を散らせている。
図書館前の公園で。けやきや銀杏の黄葉を眺め、しばしの秋色を楽しみました。
区内の公園で。桜の木はもう葉が散り終わっています。
図書館パソコン室でしばし授業準備などして、4時すぎに「絵のサークルが終わった」というミサイルママと待ち合わせ。図書館のフリースペースでおしゃべりしました。
今回のおしゃべりは、ダンスサークルの運営について。
メンバーのひとりが「もう、ダンスがたのしくなくなったからやめたい」と言いだしたのです。去年の年末にも「やめたい」と言い出したのを、なだめすかして1年は継続してきたのですが、ダンスのほかにヨガサークルにも合唱サークルにも所属して定年退職後の生活を楽しんでいる人なので、「いやになったからやめる」というのを無理やりひきとめたものかどうか、ミサイルママと打ち合わせをしておきたかったのです。
ミサイルママとのおしゃべりでは「どうしてもやめたいという人を押しとどめることもできないし、今いる6人のメンバーが5人になって、どこまでサークルを維持していけるかわからないけれど、できるところまでは、続けよう」ということになりました。
2017年9月、ダンサーe-Na68歳と(左)とミサイルママ66歳(右)。
恋のメキシカンロックはミサイルママの振り付け
ミサイルママは「e-Naちゃんが続ける限り、私もいっしょに続けるから、サークルがふたりだけになっても、動けるかぎりダンスを続けよう」と言ってくれました。メンバーがひとり欠けるとサークルの維持ができないかもしれない、と思うだけで動揺してしまった私も落ち着くことができました。
「朝日のようにさわやかに」ミサイルママ(左)が動くのをまねして、なんとか踊りました。
バーサンがふたりして手に手をとってジャズダンス踊り続けるというのも、いいんじゃないかな、と思えました。
ありがたきかな婆ダンサーともだち。
「Won't Be Long」を踊る1991年のミサイルママ(左)とダンサーe-Na(右)
26年前、スパッツにレオタードでさっそうと。
「アメリカアメリカ」を踊る1991年のダンサーe-Na42歳(左)とミサイルママ40歳(右)
ミサイルママが言うには、「このころがダンサー技量はピークだった」
年々体力は衰え、ダンススキルも落ちる一方。去年は2回転できた動きも、今年は1回転がせいぜい、足が肩より上に上がらなくなった、など、下手になっていくのは仕方なし。
でも、「e-Na1ちゃんが踊り続けるかぎり、わたしも踊る」というミサイルママのことばをたよりに、来年の発表会までがんばります。1年1年、一歩一歩。
ひだまりの図書館前の公園で木の葉といっしょに踊る婆たち
<つづく>